[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)
壮大なる冒険映画。前人未到の作品作りに挑戦したことだけでも評価されて良い。
原作と映画が同列に語れるわけも無いのは承知の上。原作と映画のどちらがいいかという論争にも余り興味が無い。原作には原作の、映画には映画の表現があり、互いに影響しあうことがあっても、対立させるものではないと思ってる。否、寧ろ原作と映画はどういう理想的な関係を築きあげられるのか両者が模索していくべきものなのだろうと考えている。
その意味で、壮大な冒険ファンタジーを題材にしたこの映画が、そのストーリーのみならず、手法として壮大な冒険に踏み出したことは、もっと賞賛されて良いはずだ。
唐突なラストに落胆、失望した人もいるだろう。逆に興味を掻き立てられ、映画を観る前に劣らぬワクワク感で次を待ち侘びる人もいるだろう。かく言う私は後者の立場に立っている。そのことだけで、単なる映像美だけの映画とは一線を画していると思うのだ。そして後年、このチャレンジが成功したと評価されるならば、この映画は新たな伝説となるに違いない。
映画はまだ完結していないものの、その意気や良し!なので候。
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