昔は好きでした、最初観た時は高校3年の頃、当時は衝撃でした。トラヴィスがせつなくてせつなくて・・ で、観直したんです。するとあの頃と価値観、考え方が変わってしまってました。トラヴィスの行動がアホタレでアホタレで・・・

有名なあの部屋のシーン、トラヴィスが奥さんに胸の内をダラダラと話しています、今までの苦悩を取り払うように。奥さんはボロボロに泣いている（そりゃ泣くよ、一方的だ）、そのシーンに僕は吠えた「てめえの勝手な言い分ばっかならべやがって、バカヤロウ！！まだお前より奥さんの方が子供につくしてるぜ！弟が拾わなかったら、まだホロホロ歩いてるんだろ！！」と一人で怒って観てました。

しかし、この掲示板のコメントを見て、なるほど・・そうなんだと、色々考えさせられました。とくにドルビーさんのコメントはハッとさせられました。

しかし・・ダメだ！どうしてもあの弟とフランス人（だっけ？）の奥さんの顔を思い出すと怒りがこみ上げてくる。たしかに弟の奥さんは、トラヴィスとハンターを見て、この二人の関係を変えることは出来ないと思ったのか、ついに母親の居場所を教えてしまう、そして二人は旅立ち、途中家に連絡するのだが、その時の奥さんの表情が忘れられない。

そしてハンターはついに母親と会うのだが、母親は当然緊張ぎみ、おそるおそる近づくと、ハンターは以外にもすんなり母親の胸に抱かれる。「ママ・・」である。

で、あのアホタレトラヴィスだが、涙？か知らないが、また二人を残して消えていく。

また消えんのかバカヤロウ！（ちくしょーすんません悪い言葉は使いたくないのですが・・）てめぇ消えりゃ解決すると思うなよ！今まで弟夫婦に養わしてた生活費もろとも、それにハンターと弟夫婦にできた関係どうしてくれんだ！どうやらあの二人は子供はいないじゃないか！きっと一生懸命頑張ってたはずだぜ！で弟夫婦は、きっとハンターは二人にとって大切なさずけ物だったに違いない。それを簡単に奪うなバカヤロウ！それとヴェンダース！あの二人を旅の途中で消すなバカヤロウ！どいつもこいつも一番オレがバカヤロウだこの野郎！