kionaさんのコメント: 更新順
コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019/日) | ドラマ未見でもメインキャストと映画化の構造を考えたら全部が読めてしまうシナリオは、あれもこれも後出しにするしかなかったライターの苦悶が目に浮かぶ。よそのお祭りを傍観したような気分だが、 [review] | [投票] | |
キングスマン(2015/英) | 血肉が飛び散らない意匠に悪ふざけ以上のマインドが見いだせない一方で、労働者パンクがITブタにナカユビ突き立てるみたいな話は、最大公約数にかかる記号の網羅を義務付けられた昨今のエンタメ商品としての需要は満たしているのだろう。 | [投票(1)] | |
ランボー ラスト・ブラッド(2019/米) | まったく過不足のない一直線のシナリオなのだが、こんなに考えさせられるシリーズはないのだ。 [review] | [投票(2)] | |
エイリアン:コヴェナント(2017/米=英) | 文句を言いながらも、いつのまにか黒い胞子を吸い込んでいたらしく、結局続けて見てしまう。見飽きない。アクションのテンポが良い。その後亜流品が渦巻いた中で、大した新味もなく、ご都合だらけなのに、見せきるのだから、逆説的に腕力を感じざるをえない。 [review] | [投票(1)] | |
クロール -凶暴領域-(2019/米) | 恐怖演出こそ積み重ねが大事と思える丁寧さで、水が澄みすぎているのもご愛敬。ところで全国のワニ・ファンが何を期待するかといえば当然デス・ロールなのだが、いくら何でもそのカットバックは面白すぎるだろうが…! | [投票(1)] | |
プロメテウス(2012/米) | マッチョでまっちろい、原哲夫のデッサン書きかけみたいな… [review] | [投票(2)] | |
パディントン2(2017/英=仏) | 胡散臭い役者崩れ、やんちゃな囚人…ディズニーの絶大な監獄から子供たちと俺を脱獄させてくれるのは、一匹のクマ。極上デジタルを織りなす心根は、紛れもなくアナログ文化と映画への揺るぎない憧憬。さあ行こうぜ、冒険と混沌と自由が跋扈する地平へ! | [投票] | |
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017/日) | 絵面は福田雄一なんかと比べればよほど映画的だけど、荒木先生の絵画的構図までは培えず。三池監督にしては奇妙なほどの原作への配慮は感じられたが、本がダメ。ジョースター家の血について、ちょっと一言よろしいかしら。 [review] | [投票(2)] | |
モールス(2010/米=英) | レーガノミクスに置いてきぼりという舞台設定も、神と現実の狭間でのたうつおかんとの相克も投げっぱなしで展開されるロマンスは、『ガメラ3』の逆バージョンとして見るぐらいしかないのだが、ちゃちなフェイクを入れての宿主継承は落胆の予定調和。これを凌駕する方程式の解は『ガス人間』のそれ以外にないのである。 | [投票] | |
カンフー・ヨガ(2017/中国=インド) | 美女まみれなのはパパにはゴキゲンなのだけれど、相変わらずトン演出な前半がきょうびの子供たちに見せるにはいたたまれないほど。しかしアクションが支配するドバイから、彼らもくぎ付けになるのである。ジャッキーのダンスは眼福も、欲を言えばダンスとカンフーのもっと混然とした融合を見せてほしかった。 | [投票] | |
THE WITCH 魔女(2018/韓国) | 『AKIRA』から三十余年、今更サイコキネシスはモチーフとして通用しないと思い込んでいたが、演出次第と思い知らされる力作。韓国映画は、どうしてこうも演出が強い? 愚直なまでにモチーフを追及する執念がえげつなさを越えて、うら若き女優の表情一つ一つに立ち現れる、見世物映画の本懐。 | [投票] | |
ザ・コール [緊急通報指令室](2013/米) | 見逃されている系の佳作スリラー。テレオペネタでこれ以上はなかなかないだろうという丁寧な脚本が、犯人像にも力を入れ過ぎた結果、ラストはやや逸脱。ハル・ベリーは衰え知らずの魅力を放つ。 | [投票(1)] | |
斉木楠雄のΨ難(2017/日) | 橋本環奈 は、広瀬すずにも二階堂ふみにもなれないことは先刻承知で己を立てる極めて自覚的なお人とお見受け。新井氏は…本当に惜しい人をなくしました。 | [投票(1)] | |
銀魂2 掟は破るためにこそある(2018/日) | 脇役たちが主役を尻目に立ち回っちゃっても別にいいかという緩さとスタントの締まり具合は、これが今やスタンダードかとも思える。若手の頑張りを一瞬で圧倒する、頑張らない堤真一。溶け込みながらも間合いを生むとぼけ様。役者が違う。 | [投票(1)] | |
銀魂(2017/日) | ジャンプを巣立つ以前に好きだった最後のタイトル。節操ないメタギャグと古臭い人情譚を行き来する忙しなさも原作のそれと割り切れば、意外に真剣な殺陣にも好感が湧く。日常に追われ、映画音痴になってしまった感覚には、全部が程良い湯加減と思えてしまった。 | [投票] | |
移動都市 モータルエンジン(2018/ニュージーランド=米) | 巣籠対策購入の4KTVとアマプライムで拝見。おニューの威力が分かる圧巻のグラフィックが小一時間で見飽きるありきたりなデストピア展開。千年かかってまだピカドンやりたがるだけの後退系未来人たちは、世界がレンチンされて極悪ウイルスも一掃されたのか、破傷不潔三密上等。グリーンバック世代め…などと、おニュー言うてるアマ奴隷のオッサンに言われたかないか。 | [投票] | |
ハードコア(2015/露=米) | 一人称視点の追及があくまでゲーム感覚で、映画的でないのが興味の分岐点になると思う。自分の嗜好はかろうじて後者なので、超能力にクローンと、てんこ盛りのギミックが悉くノーサンクス。もう少し生身と重力に制限された古式ゆかしい話で見たかった。年だな… | [投票] | |
アナと雪の女王2(2019/米) | はっちゃけているようでしっかり者の妹、責任感が強く内向的なようでぷっつんする姉。色々ご都合でも、ストロングな姉妹のキャラクターが歌に乗るシークエンスには魅力があった。 [review] | [投票(1)] | |
ザ・プレデター(2018/米) | 意外に見応えがあった。主人公や愚連隊はもちろん女科学者や嫁までが中二病アウトロー満開なキャラ設定とタランティーノライクな台詞回しはこれ、少なくとも作家は入念に書き込んでいて、義侠の等閑ぶりも垢抜ける野合の果ての文字通り飛んでもクライマックスがいっそ清々しい。 [review] | [投票(1)] | |
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019/米) | いつの時代も忌まわしいのは、己の負を省みることを知らず、他者へ刃を向ける者たち。 [review] | [投票(2)] |