kionaさんのコメント: 更新順
告白(2010/日) | It's no use crying over spilt milk... [review] | [投票(11)] | |
レスラー(2008/米=仏) | そりゃあ、若さは翳るさ。でも、まだ乳も垂れてないじゃん。 [review] | [投票(5)] | |
シャッターアイランド(2010/米) | なるほど気鋭のエンタメ監督ならもっとテンポ良くホイホイ撮るのでしょう。でも、彼らなら下手すりゃフラッシュインサートですっ飛ばして逃げるクライマックスの回想シーン、あれをあのようにこってりと見せるのがスコセッシなんです。≪追記しました≫ [review] | [投票(10)] | |
クローズ ZERO II(2009/日) | なんつっても、芹沢多摩雄がかっちょいい。頭ひとつ背が低いのに、メチャ強くて、束ねてる感満載。あれ、中坊のころの俺(※妄想の中の)。というアホ話はさておき、シリーズ通して実に楽しかったです。三池映画の楽しみ方がようやく少しわかった気がした。 | [投票] | |
クローズ ZERO(2007/日) | 汗臭いのが苦手な私には、おあつらえ向きのお耽美ヤンキー映画。てっぺんなんて取れないんだ、でも、てっぺんがすべてじゃないんだ、他に大切なことがいくつもあるんだということを学ぶための、ともすれば説教臭いシステムだと思いつつ、存分に中二病気分をとりもどして楽しめちゃった。 | [投票] | |
第9地区(2009/米=ニュージーランド) | 「この、手の施しようがないほど膿み爛れた世界で、皮か、心か」という物語の果てに咲いた一輪の屑鉄の花。 [review] | [投票(4)] | |
パコと魔法の絵本(2008/日) | パコが可愛いにもほどがあるが、ただ、もう人情話いらなくね? ベタな物語を奇天烈なキャラで押すお家芸の欠点。たとえば、土屋アンナのキャラなんか「信じてんだよ……」とか言った瞬間、死んでんだよ。ザリガニ魔人のキャラ造形のごとき逆転の疾走が展開それ自体にもあったらと残念に思う。 | [投票] | |
愛のむきだし(2008/日) | 優作じゃないが、冗談だか本気だかわからないギリギリの疾走を見せる人生たちが、冗談だか本気だかわからない一線を保つが故に愛おしく思えた前半。後半は、一転してのガチンコ勝負が作劇の力量不足をさらし、泣かせがひとつとして迫ってこない。以下、懺悔部屋→ [review] | [投票(4)] | |
96時間(2008/仏) | 世の浮かばれぬ父ちゃんの妄想を具現化したかのごとき主人公像が内包する、片思いで必要とされていないという命題はおもろいのに、その克服が特殊能力の発揮のみによってなされ、心理的交流にはいっさい拠らないでは、娘の八方美人ぶりばかりがリアルな後味を残し、どっちらける。 | [投票(3)] | |
サマーウォーズ(2009/日) | 画面の構図や切れのあるカットバックにハッとする瞬間もあるのだけれど、終始イライラ。趣味が合わないとしか言いようがない。 [review] | [投票(3)] | |
ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(2009/日) | ゲームでもっと壮大なCGワールドが氾濫している時代になんともアピールのない企画。ただ、つかまれる脚本。設定や展開はありきたりでご都合だが、落としどころが良い。二次元アニメでいけない理由は、遊園地であることに開き直った世界観とスペクタクルを見れば納得も、心理描写のシーンではやはり違和感。 | [投票] | |
マイマイ新子と千年の魔法(2009/日) | 暗い洞窟を出たら、一人ぼっちで、でも、ネコバスは来ない。 [review] | [投票(6)] | |
イングロリアス・バスターズ(2009/米=独) | 見境のない行動が功を奏すこともあれば、練りに練った計画がおしゃかになることもある。この世界には人智のおよばぬ力が介在していて、それが我々の運命の総仕上げをしてくれる――その前では、誰がどんな計画をどれほど煮つめたところで、荒削りが関の山だ。(ハムレット) [review] | [投票(21)] | |
魔女の宅急便(1989/日) | おなじみの純朴な少女に、純粋な少年に、異国情緒にと、見てくれは大変けっこうなんだけど、大人になって見返してみると、思春期の苦悩というテーマを後付けのクライシスなんかで回収できやしないのだと思ってしまう。 [review] | [投票(2)] | |
ザ・ファン(1996/米) | 本気で夢を預けた憧れに裏切られる絶望を、俺は笑えない。 [review] | [投票(2)] | |
メトロポリス(2001/日) | 監督りんたろう、脚本大友克洋、原作手塚治虫――今でこそ、このクレジットを見て「うわっ、やべっ…」って思いますが、当時は普通に期待してましたね。最後のレイ・チャールズにものっちゃったりして。まあ、アニメ映画膠着の典型例だったのではないでしょうか。 | [投票(1)] | |
プライベート・ライアン(1998/米) | たった一人のために大勢を犠牲にする矛盾を嘆き、それを強いる国家に憤怒しながら、でも、一方で、そうして救われた命の重みを、人は、否定することができない。「私は良く生きただろうか」臨終が近づけば、多分、自分も自問するだろう。良く生きたいと願う。 | [投票(1)] | |
トゥームレイダー(2001/米) | 公開当時、3Dゲーム特有の縦横無尽な映像感覚を期待したんですが、実写でそれをやってやろうみたいな挑戦は、この映画化には皆無でした。実際に実現したのは、ピー・ジャクの『キングコング』だったでしょうか。 | [投票] | |
リーサル・ウェポン 2 炎の約束(1989/米) | リッグスの公僕とは思えぬ危うさにも、子供っぽさにも、背景にも、物語にものっかることができた前作。ただ、このパート2は、文字通りの二番煎じ。いくらパッツィ・ケンジットが魅力的でも、焼き直しでしかないヒロインの顛末は、物語の都合に思え、興をそぎます。 | [投票] | |
春夏秋冬そして春(2003/独=韓国) | すべてを等しく昂ぶらせる夏、誰もが等しくむかえる落日、すべてに等しく吹きつける冬、そして、それでも生きる者すべてにおとずれる陽光。鼓動とその孤独。心に石を抱えて生きる……他にないじゃないか。それでも、私は、秋が見せてくれた人の俗とおかしみと、そして、優しさを信じたい。 | [投票(1)] |