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窪田正孝の映画ファンのコメント

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ぽんしゅうのコメント************

★364-ロクヨン-後編(2016/日)前編が「忍耐の巻」なら後編は「ブチ切れの巻」のはずが、話しが組織(警察)から個人(娘)に移行するにつれて、どんどん湿気が増してきて女々しさの洪水。いっこうに怒りの導火線に火が付かず、涙、涙のお父さんたちは、どんど焼きの炎を前にくすぶり続けるのでした。[投票(3)]
★3マイ・ブロークン・マリコ(2022/日)抱えた状況の重さと永野芽郁のブロークンぶりと原作由来の緩いユーモアの取り合わせがしっくりいっていない印象。シイちゃん(永野)の怒りの大きさを得心させるヒントがもう少し欲しかった。でないと最終カットに託された“伏せられた疎通”の深みが伝わらない。[投票(1)]
★3愛にイナズマ(2023/日)花子(松岡茉優)が撮る作中映像の視線化や赤色へ執着、エキセントリックな人物造形と会話等々細部へのこだわりと、前半の予測を裏切る展開がスリリングで話に引き込まれるも、予想どりに収束する後半は新味に欠ける。終わってみれは気分はプラスマイナス・ゼロ。 [投票]
★3犬猿(2017/日)図式的な兄弟・姉妹のキャラを上手くさばく中盤までは楽しくかつスリリング。本業のコントから江上敬子の芸達者は想像できたが、役柄同様オッパイだけが取り柄だった筧美和子も好演。確信的に“はずした”感の終盤の二転三転があまりにも空疎で台無しに。[投票(1)]
★464-ロクヨン-前編(2016/日)同じ横山秀夫原作の『クライマーズ・ハイ』の新聞社内の部門間や上下の無遠慮な怒鳴り合いに比べ、今回の警察署内の「かまし合い」はさすが公務員、上意下達が徹底しているだけに陰湿(忠臣蔵の松の廊下!)で、観る側にいい塩梅にストレスがかかって心地よい。 [review][投票(2)]
★2予告犯(2015/日)派遣切り、貧困格差、引きこもり、気分しだいのネット世論と問題を提起する前半はスリリングなのだが、広げた課題の深刻さに目を向けることなく「いい友」万能で事を納めてしまう微温志向が嫌い。真摯さを欠いた安易な「まとめ」は被虐者への侮辱にも成りうる罪。[投票(1)]
★3Cloud クラウド(2024/日)金を稼ぐことに没頭する奴がいる。没頭は視野狭窄的であり見えないにしろ見ないにしろ、稼げない奴は存在を否定されたと思い込む。現実社会ではそんな奴がときおり一人で自爆するのだが試しに集団にしてみるとエンタメ化する。で、それを外から見てる奴がいる。 [review][投票(2)]
★5ある男(2021/日)未読だが原作が思慮深く優れたエンターテインメントなのだろう。必要最小限しか語らない向井康介脚本と感情過多を避ける石川慶演出による俳優陣の力まざる力演が常軌を逸した人生の選択に説得力を与えて"ルビコン川の先の幸福"を、さもありなんと肯定する。 [review][投票(1)]
★3ロマンス(2015/日)大島優子のどんぐり眼は雄弁だ。普段は忘れている心に刺さった小さな棘の違和感を見事に映し出す。癒しがたい悲しみなどではなく、極私的な苛立ちだからこそ、誰もが共感できる小さな物語。だから観終わた後、すぐに忘れて日常に戻れるのもこの物語の美点。[投票(1)]
★3ファンシー(2020/日)ペンギンであり詩人。郵便屋であり彫師。局長であり斡旋屋。社長であり組長。あの「月夜の星」もまた「日中の月」か。矛盾が矛盾なく同居する“現実的な不条理(これもまた矛盾)”物語はチャレンジング、かつ思わぬ方向に延びる思わせぶりな枝葉も程よく刺激的。 [review][投票]
★3初恋(2019/日)どこが「初恋」やねんと観ていたら、なんのなんの、しんみりと良いタイトルじゃないですか。90年代に香港、米国、日本を席巻した悪党入り乱れての逆転&逆転劇は三池崇史の本家返りを思わせて懐かしい。とはいえ往年のタメとキレがないのは寄る年波のせいか。 [review][投票(3)]
★4悪い夏(2024/日)性善説を前提にしながら性悪説が排除できない生活保護という制度に群がる根っからの悪徳に、主体性なきシングルマザー(河合優実)はもとより公務員(北村匠海)の純愛までもが絡めとられたどん詰まり状況を一気に“混沌”へ持ち込む城定秀夫監督の力技。 [review][投票(1)]
★4ふがいない僕は空を見た(2012/日)「命の価値」といういささか気恥ずかしい話を、性交という最も無防備で現実的な自己確認行為が、虚構世界に逃げ込んだ滑稽なさまから語り始める真摯なズルさ。生まれたての赤子の可能性とは、異常性愛の苦悩や痴呆の果ての老醜へと繋がる可能性でもあるということ。 [review][投票(1)]