★4 | トゥルーマン・ショー(1998/米) | もが一度は想像した「自分以外は・・」を映画にし、ありそうでありえない世界。ここでも真の主役はエド・ハリス。ひとつの世界をコントロールしたいという願望。それは視聴率という生活の糧よりも全知全能の神になりたいという欲求か。そして終盤・・・・ [review] | [投票(1)] |
★3 | 紅の豚(1992/日) | 子供たちは可愛かった。でも終盤まで「なんか違う」という思いが残り、以降の作品でもそれはあった。それにしても・・。 [review] | [投票(1)] |
★4 | グラン・ブルー(1988/仏) | 完全版未見。プールの中の酒盛りが大好きで。何より気に入ったのは絶対山派の私が「確かに海には惹きつけられるものが何かある」と遠い祖先の記憶を揺り起こされたような錯覚を憶えたこと。それくらい海が魅力的に撮られているんですよ、この映画。 | [投票(5)] |
★4 | ガタカ(1997/米) | イーサン・ホークの役者としての吸引力のなさが残念ではあるが、とてもよくできた乾いたSF。ジュード・ロウの切ない存在感がこの作品を魅力的なものに変えた。監督が言いたいことはとてもわかりやすい。説教にまで近づいてギリギリのところで止めた判断も正解。 | [投票(3)] |
★3 | 潮風のいたずら(1987/米) | 安心して観られる良質コメディ。とはいえ、観る前から話運びはわかっちゃう定番モノなので新味はなし。ゴールディのいつものはっちゃけ演技は控えめだし、カートもこんなに出ているのに印象は薄い。原因は緩急が巧く出来ていないから?つまり出演者の見せ場がどこにも見当たらないのです。 | [投票] |
★5 | 海辺の家(2001/米) | 死ぬことに泣けるのではなく生き抜こうとする姿勢に泣ける。自分が死んでも社会は何も変わらないだろうが、それでもせめて家族にはと自分が生きてきたことの証を残そうとジタバタする美しさ。地味な作品ではあるが子供を持っている親ならこの気持ちは痛いほどわかる。秀作。 [review] | [投票(1)] |
★5 | アイリス(2001/英=米) | 堅物だが優しく献身的な夫、寝た男を自らの作品の糧にする奔放且つ強かな妻。主人公2人(4人)の巧さは特筆モノ。特にケイトは微妙な表情が巧くなった。後半畳み掛けとなるシーン割は繰り返すことで夫の中にあるいつまでも美しい妻を巧く表現できていた。老醜と笑わば笑え。男は永遠に妻の最大のファンでいたいのだ。 | [投票(2)] |
★3 | 青春デンデケデケデケ(1992/日) | 挫折のない青春。負けない日常。エレキを持てば不良と決め付けられる直前の時代の謳歌。こんなに甘い青春なら何回でも味わいたい。そんな嘘臭さもほとんど楽器話以外に触れてないことで回避できている。素人くさい作りがウリの大林映画、ここではそれがプラスに働き、不器用な映像が不器用な彼らを美しく描いた。高揚感が得られないのが残念。 | [投票(1)] |
★5 | ガープの世界(1982/米) | 観ていて幸せ。全ての登場人物が愛しいが、やっぱりこの映画はグレン・クローズとジョン・リスゴーにつきます。 | [投票(1)] |
★4 | マレーナ(2000/米=伊) | ラストの切なさはハリウッド映画では感じ得ない。戦争に翻弄される女、戦争に使い捨てられる男。それを当人たちの語りを入れずに少年の視点だけで表し、彼らの心の真実を見せなかったのは正解。憧憬、嫉妬、焦燥のうずまく街の物語。 | [投票(5)] |
★5 | ファインディング・ニモ(2003/米) | 「幸運のヒレ」もひとつの個性だ。健忘症のドリーだって肝心なことは忘れない。雑多な種類が集まって、様々な難関を乗り越えていく様はまさに文部省推薦的な展開だが、説教臭くならずにここまでいろいろ心に残してくれるのはピクサーの面目躍如ともいえるわけで。その後、 [review] | [投票(5)] |
★4 | シッピング・ニュース(2001/米) | 少ない出番ながらも自己破滅型の女性をケイト・ブランシェットが、そしてうだつのあがらない男をケビン・スペイシーが好演。従来の感動押し売り型のハルストレムよりも、登場人物の現在・過去・未来を暖かな眼差しで抱くこの作風が好き。テーマ曲が最近の作品では出色の出来。 | [投票(2)] |
★3 | メリーに首ったけ(1998/米) | 声を出して笑いはしない、下品、そしてやりすぎシーン多し。しかし何故か嫌いではない。全ての登場人物に愛情を感じる。全編に通じるシニカルぎみのギャグは間違えば批判対象にもなりえるが、そこを巧く回避している。ここがファレリー兄弟の持ち味なのだろう。 | [投票(1)] |