★4 | ロスト・チルドレン(1995/仏=スペイン) | 濃厚な異空間を織成す映像が印象的。また、個性溢れる出演者の熱演にも魅かれる。どんな形であれ、夢は人が生みだす希望の欠片なのだから、奪うという設定にはある意味、命を奪うほどの恐ろしさを感じました。 | [投票] |
★5 | ツィゴイネルワイゼン(1980/日) | 体で感じる空間と時間、頭で感じる現実と空想、そして心で感じる生と死、これらの題材を絶妙活綿密な軸で紡ぐ演出は、一筋縄で語るには惜しい作品。「気」を促す伝説を描く出演陣の豪快な演技にも、協調性を放った鋭い光を感じる。面白くて憎い邦画でした。 | [投票] |
★5 | 話の話(1979/露) | 風に乗って空を舞い女性達の手元に届く赤い紙片、意味深く脳裏に妬き付いた。もの哀しげに捉えられる映像、でも、何処か強い生を感じられる。狼の子の瞳に移る人間の絆、そして幾度も現れる林檎が命に安らぎを与えてくれた。観る度の印象が変わる作品。 | [投票] |
★5 | エル・トポ(1969/メキシコ) | 砂漠と青い空が印象的。不思議な閉基感が様々な思考を湧き立てる。個人的に望んでいた映画概念を感じられる嬉しい作品。観たものを全て現実と受け止めず、そこから自分で思い描き心に残させる。監督の荒業に大感謝!・・・眉のない女性、初めて見た。 | [投票] |
★4 | ドグマ(1999/米) | ベンが天使?とっぽいと言うのか抜けていると言うのか・・・翼を広げベンが地上に降り立つ!やっぱり天使と言うよりもでっかーいガキ大将なんだよね。・・・これからは天使にではなく率直に神に許しを請うようにします。 | [投票(1)] |
★4 | アメリ(2001/仏) | 可愛い発想に出会えてよかった。でも、彼女は自分の幸せには臆病な気がします。駆使した美しい旋律が優しく包みこまれる思い。なんて楽観的で快活な映画なんだろう。 | [投票(2)] |
★5 | アリス(1988/チェコスロバキア) | 実写と合成を絡めると、不思議な世界がより一層広がる。うさぎも可愛いし、トランプの兵隊も其々表情が合って面白い。馴染み易い設定と親しみある童話の調和がとても良くて楽しかった。あの賑やかなお茶会は、一体いつから繰り返されていたのだろうか? | [投票] |
★5 | カラスの飼育(1975/スペイン) | ストーリーも意味深く然る事ながら、アナの強烈な存在感に惹かれました。上目遣いに覗き込む鏡、口紅を唇に乗せる瞬間、瞳に映る自分の姿に大人を意識。少女の変化に富んだ一番美しい瞬間が映像に残ったと思います。・・・残酷な少女、お見事でした。 | [投票] |
★5 | アルゴ探険隊の大冒険(1963/英) | 「神話」神と言っても様々な神がいるんだ・・・。登場するキャラクターを見てそんな事を考えた。人が神に勝てるのだろうか?映像の迫力に押され気持ちが高振り興奮が止まらない。想像もつかない展開が更に魅了を与える。偉大なるヒーローには憧れを感じた。 | [投票] |
★5 | パリの確率(1999/仏) | 大晦日は一年を締め括る意味で、普段日とは重みが違う。そんな日に子供が欲しいなんて最上級思考の可愛い?おねだりに圧倒しました。時を越えた展開劇に幸せの糧を感じ、新たな視野を広げ現代思う事と比較でき楽しかった。愛情は世代を超える素敵な感情。 | [投票] |
★3 | シックス・ストリング・サムライ(1998/米) | 苦笑・・・やっぱり、日本はまだハラキリなのね・・・。昔の話なんだよ〜と叫びたい。これじゃあ、北斗の拳と時代劇を絡ませたみたいじゃないですか・・・。勢いにごまかされて、見せるパフォーマンスにちょっと痺れた・・・。確かにカッコ良いんだよな〜。 | [投票] |
★5 | ブリキの太鼓(1979/独=仏=ポーランド=ユーゴスラビア) | 子供の感受性の恐さを感じた。大人の当たりで子供の逃げ場を塞いでしまう。嘆かわしくて哀しいストーリーでした。どんな展開になろうともそれが頭を離れない・・・衝撃は子供の驚異世界の入り口。時には目線を合わせて未来に希望を与えられる大人になりたい。 | [投票(1)] |