稲野和子の映画ファンのコメント
車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964/日) |
曾我廼家明蝶が登場するシーンは全て微笑ましい。 [review] (町田) | [投票(1)] | |
一本気で喧嘩っ早い主人公といい、貫禄ゼロのすっとぼけた親分といい、登場キャラクターがマンガそのもので、これは脚本にクレジットされている鈴木則文の嗜好と思われるが、このクセのある人物たちを見ているだけでも充分楽しい。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(2)] | |
辰五郎(内田良平)の野獣性が推進力を生み、加藤泰のテンポよい展開と端正な画面へこだわりが映画の品格となった娯楽快作。桜町弘子の気っぷと色香。18歳、藤純子の幼くも大胆な純情。曾我廼家明蝶の余裕のおとぼけ。騒々しくて楽し映画でした。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
これまた傑作。恋に落ちる瞬間が文字通り「落ちる」運動と同期しており、さらにはこのシーンを含め幾度も出てくる加藤泰的な「橋」。ラストシーンの「橋」は霧に覆われ、光源不明の光が内田良平と桜町弘子の婚礼を美しく包み込む。この世ならざる風景だ。 (赤い戦車) | [投票(1)] |