★5 | 父親の不在を補うべく多くの人々が醸す賑わいの至福。そして、人々が順次欠落しゆく喪失のドラマ。劇的誇張皆無な物語を精緻な心象描写で紡ぐ匠の技。今回は表情のクローズアップが内包する画力に撃たれた。吉永の際どさも良い意味でインモラル感がある。 (けにろん) | [投票(7)] |
★5 | 「君はもう若くない。美しくもない」やっと立ち位置が自然な、老女へと至る女を演じてくれた吉永を軸に、一つの家庭が戦争の中、温かい目を持って見つめられる。 [review] (水那岐) | [投票(9)] |
★4 | 山田洋次節炸裂、吉永小百合の魅力堪能。 [review] (chokobo) | [投票] |
★3 | 中盤以降は、山田洋次のいつもの手堅い演出と、重い題材ながらユーモアを交えていて安心して見れる出来。違和感を薄めるべく登場する檀れい、笑福亭鶴瓶らが好演だが、浅野忠信の良さにビックリ。['08.7.10浅草名画座] [review] (直人) | [投票(3)] |
★5 | 抑制された日常演出の隙間から、滲み出すように時折り表れる意思を抑圧された者たちの心情。悲嘆であれ、諦観であれ、居直りであれその思いは爆発することはない。行き場をなくした怒りは、きっと地の底に溜め込まれたマグマのように心の中で蠢き続けているのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★3 | 一見大人しいが非常に芯の力強い映画。見事。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 寅さんが二人いる。
[review] (TOMIMORI) | [投票(3)] |
★4 | この映画は山田洋次の映画か吉永小百合の映画か?6:4で吉永の勝ちだ!(勝ち負けの問題ではないが―)。戦争中の銃後の物語の映画は本当に少ない。戦地の男たちの話ばかりではなく、もっと々語られるべきだろう。 (KEI) | [投票] |
★5 | 見事だ。ほんと、素晴らしい。映像のどの部分も気持ちが入っていて、無駄が全くない。細部にまで、神経が行き届き、完璧な出来。山田洋次の完熟度の高い秀作であり、見事な反戦映画。
[review] (セント) | [投票(6)] |