★3 | 墜ちゆく女の人生の幾つかの局面を櫛団子方式でつなぐ脚本は目まぐるしい展開力で飽きはこないのだが大局的な奔流は零れ落ちる。栄華の時期は華が欠け悲嘆の時代は徒に自虐的な田中絹代の演技。明確なポリシー欠く演出と撮影もそれ程のものとは思えない。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 女優と生まれてきたからは一度はこの「おはるさん」を演じてみたい!モチロン、ワシも♪(←え!?) [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★3 | 「堕ちる」ことが先にたち「生きる」ことの情感が見えない。流転のための転落の連続は哀惜や共感を生まないのだ。唯一、城内で息子を追う騒動にのみ彼女の魂が見える。思い起こせば、女が明確に意志(それも感情に煽られた)を示し、貫こうとしたのはこのときだけ。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 佐藤忠男の激賞につられて観た。確かに秀作だが、どう褒めても佐藤の受け売りになるほど刷り込まれてしまっているので、客観性を保つため4点。溝さんゴメン。[ラピュタ阿佐ヶ谷] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★5 | 私は漢文のほうが得意だったため日本の古典は読んだことがないです。これ程ドラマティックな小説は、多分他国にもないでしょう。お春が落ちぶれていく姿、どん底まで落ちたその姿に胸を打たれ涙が止まりませんでした。 [review] (りかちゅ) | [投票] |
★3 | 溝口健二の演出、田中絹代の演技が凄い事は充分過ぎる程伝わるが、あまりに恐ろしい映画。明日はわが身!? (直人) | [投票] |
★4 | 最初に見たときはつまんなかったんですけど、2度目で感動。田中絹代は偉大です。 (kenichi) | [投票] |
★4 | サド溝口とマゾ田中による渾身の一本。金持ち男のエピソードは『千と千尋の神隠し』の元ネタ?
(07.05.17 京都文化博物館) (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★5 | 田中絹代一世一代の演技と溝口健二の徹底した完全主義が生み出した傑作。 [review] (田原木) | [投票(4)] |