★3 | 40代、50代の声をきき、父親の享年を超えて親父となった男が慄然とするのは、自分が父親とは似ても似つかないちっぽけな大人になっている事実に向き合うことだ。世界ではなく世間としか向き合ってこなかった自分が、いつしか息子にすら追い抜かれていないかとの恐怖は、あるいは人生の終幕にしか拭えないものなのか。戦慄は稲垣なればこそ倍加する。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | 心に残ったセリフと、題の‘世界’について。
[review] (KEI) | [投票(6)] |
★5 | 最近力が弱まったと危惧していた阪本のホント、久々の力作だ。彼も吾輩も同じく年を取った。でもこの作品は前期の作品群のエネルギーをしっかりと掴んでいる。枯れてもなおその作品を見つめるまなざしは実に鋭い。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★3 | 初乃(池脇千鶴)の「わたしも一緒に入りたい」がグッとくる。が、全体的に「映画にする程の話?」感は否めない。序盤のカメラの揺れも酔う。主役は吾郎なのだろうが、長谷川博己のみひとり異次元なくらい別格。 (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 多くのエレメントが投入されるが有機的に構築され新たな何かを産み出すわけでもない。戦場トラウマやイジメ顛末は陳腐で今更。ドラマトゥルギー無視の主人公の行く末は人生そんなもんだが卓袱台返しの感も。そんな男のバカ話を千鶴が脇で必死に支えてる。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 半世界というか、阪本順治の全世界。帰ってきた阪本順治らしさ。グッとくる映画。池脇千鶴に助演女優賞をあげたい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |