★4 | またもや家族。大女優に丁々発止の演技をさせつつ、皮肉と哀感が香水のように香る手練と、後味の爽やかさを楽しんだ。紅茶は見事な象徴。その温度が常に絶妙でないように、絶妙な人生などないことを知る。それにしても毎度のことだが是枝の子供使いのうまさには神が宿る。
(ジェリー) | [投票] |
★3 | 記憶違いの主題を是枝は多用するが、彼が評価されたのはここじゃないと思う。相変わらずの子役使いと中盤の路上のダンスシーンがいい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★5 | 実にゆったりと寸分の違いのない大作家風の演出ぶりである。是枝の研ぎ澄まされた気持ちが映像の隅々にまで入り込んでいて、彼も随分老成してきたなあと思わせるほどだ。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | 悪い訳じゃないんだけど、もう少し配役を考えてほしかったな。豪華な俳優陣の割にアンサンブルのパワーが出せてない。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★5 | 『歩いても歩いても』を連想させる、「言わずもがな」の家族の姿を描いた映画。その姿は日本的なものだと思っていたが、どうもそうではないらしい。 [review] (シーチキン) | [投票] |