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浦山桐郎の映画ファンのコメント

港の乾杯 勝利はわが手に(1956/日) 青春の門(1975/日) 太陽の子 てだのふあ(1980/日) 非行少女(1963/日) 龍の子太郎(1979/日) 私が棄てた女(1969/日) キューポラのある街(1962/日) 青春の門 自立篇(1977/日) 夢千代日記(1985/日)が好きな人ファンを表示する

わたしの叔父さん(2019/デンマーク)************

★4日常の規則的反復が変化の到来とともに歪んでくる。映画的に常套な筆法であるが、地に足着いた生活のリアリズムが堅牢なので心に沁みる。迫り来る介護というナウなテーマ。彼女の選択は叔父への思いもあるが変化への慄きも。やがてそのときは到来するのだが。 (けにろん)[投票(2)]
★4見える、聞こえる、によって作られること。見せない、聞かせない、によって作られること。どっちにしても、映画をみる、は作る行為に加担する、という原初的な反省をさせられた。いいところまで行っているように思うけど、こういう作り方は危うい一線、ちょっと違うけど小川プロとブレッソンの間のような。 (動物園のクマ)[投票(2)]
★4冒頭から姪と叔父が営む酪農家の一日のルーティンが淡々と描かれる。姪がリードし足の不自由な叔父は黙々と従う。ほとんど会話はない。まるで、ぶっきらぼうな儀式のようだ。二人はよそよそしく冷ややかにすら見える。きっと関係は良好ではないのだろう、と思った。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4私とは何か?という普遍的な命題を持った映画です。何なんでしょうね。私はこの歳になってもまだ分かりません。それが分からないまま、人は誰かと共生することを考える。だって一人は寂しいですから。この「私」は私には長年寄り添った老妻のように思えました。 (セント)[投票(1)]
★3物置部屋か、乱雑な部屋のカットから始まる。起床シーンや朝食シーン、農場での労働を淡々と繋げて、最初の科白まで10分ぐらいあったように感じた。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]