★5 | おいおいダメだよ場所が悪すぎるよ。恋人同士は不忍池でボートに乗っちゃいけないって言うでしょ。それと同じ。弁天様はね、芸事や盲人にはやさしいけど男女の仲にはめちゃくちゃ厳しいの。仲がよければよいほど嫉妬で怒り狂うの。下町暮らしなら知ってるでしょ。 [review] (tredair) | [投票(1)] |
★5 | 川島本人も気に入っている作品。どこがいいかといわれると困るが、不思議な魅力。と書いたが、今回スクリーンで見て1点アップ。ダメ男とダメ女の映画。 (さいもん) | [投票(1)] |
★4 | 背景となる街の表情や地形が、登場人物の心情まで含んだ作品全体の趣を規定してしまう。ネオンゲートと橋、一段下った弁天様の境内、裏にボート乗り場のある朽ちかけそうな飲み屋、行きかう砂利トラ。女と男が吹き溜まり、また、吹き散らされそうな場所である。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 川島雄三が見せる人生というロードムービーの一コマ。男と女は流れ、束の間天国(パラダイス)にたどり着き、そしてまた流れていく。[吉祥寺バウスシアター2] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 繊細な猥雑さ。何かが起こりそうで結局起こらない、そんな感覚が妙にスリリングだ。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 三橋達也が本当に情けなくて素晴らしい。人生なんて、前に進んでるつもりでも実は同じ場所をグルグル回ってるだけだったりするんだろう・・・それをポジティブに受け入れるかのようなラストの爽快さ。ジメジメしない、カラッとした人生観に嬉しくなった。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★5 | 虚無とか不毛とか殊更に言わずとも地に足をついたアンチドラマチックな日常のドラマを描きながら例えようの無い無常感が滲み出ている。ちんけな憐憫も同情も拒絶したそれは川島が狙ったものではなく本質的な諦念に根差しているらしい。クールと思う。 (けにろん) | [投票(8)] |
★4 | もう、「お見事」といいたくなるような巧みさです。無駄のないストーリー展開、ラストのまとめ方やすれ違いシーンの見事さ、せつなさの中にもかすかに残る希望等々・・・本当に素晴らしい。
(TM(H19.1加入)) | [投票(2)] |
★4 | ドキュメンタリー以上のリアリティが本作にはある。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | てんでだらしない役立たずの男に、ついついついていってしまう馬鹿な女。でも、あの頃は何処かにそんな奴らの居場所はあった。人間のどうしようもない愚かさが腸ににじみいる。轟夕起子の人情の匂いは砂漠のオアシスか。 (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | 消えた町を記録してしまった文化財映画。この前跡地を散歩してきたのだが、轟夕紀子さんの居酒屋跡と思しき場所にウヨった北方領土返還の大看板が立っていて驚愕。追善供養碑に参って周りの雑草抜いてきました。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | こわっぱの私は、まだまだこの達観の境地には立てません。 [review] (づん) | [投票(3)] |