沖雅也の映画ファンのコメント
黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960/日) |
東宝の松本清張映画化第一回作品。本作で味わえる邦画ファン的快感とは橋本忍の前経歴に対する共感などでは全く無く、「社長」シリーズ他でいい加減なそして極平凡な中堅サラリーマンを演じてきた小林桂樹が、突然深刻な事件の渦中へ巻き込まれ [review] (町田) | [投票(2)] | |
胃痛が伝わってきそうな小林桂樹の困惑ぶりと、脳天気な原知佐子のハツラツぶり。そして橋本忍脚本の語り口の上手さが光る庶民サスペンスの佳作。喜劇やシリアス劇を問わず、60年代の邦画ではサラリーマンは職業ではなく「身分」として強調される。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(4)] | |
原知佐子が印象的で、女の描けた黒澤映画という趣がある。なんで小林桂樹なんぞの妾になるのか不明だが。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
主人公が追い詰められていく様は、時に詰将棋、時にオセロを見ているように面白い。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |