★3 | 大海原にぽつんと浮かぶ一艘の救命艇。この広大かつ狭小な空間をいかにカメラで切り取り、またそれを配列するか、ということがここで取り組まれている主要な問題で、それに対するヒッチコックの回答ぶりには感心することしきりだが、興奮までは覚えない。照明ほかオーソドックスな技術の水準の高さは云うまでもない。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★3 | ヒッチコックは、太りすぎを気にしていたんでしょうか?登場シーンで、それを感じました。 (kawa) | [投票] |
★4 | 限定空間の極限状態を横目に、相変わらず小道具選びに余念がないヒッチ氏。ある意味「現ブツ」よりも生々しい、投げ出される靴。 [review] (くたー) | [投票(6)] |
★4 | 細かいカット割りで作り上げた『サイコ』のシャワーシーン、厳密に言うとワンカット撮影ではないが、それを拒否して作り上げた実験作『ロープ』。そして究極の密室劇である『救命艇』。ヒッチにとって映画とは自らのテクニックを発揮するための媒体に過ぎない。そして怖がらせようと意図するところでわれわれがものの見事に怖がってくれたら内心ほくそえんでるのだろう。 [review] (モモ★ラッチ) | [投票(1)] |
★4 | 小道具の使い方や精神性についての描写はヒッチ特有だが、なにより素晴らしいのは表現に対する純な姿勢だろう。 [review] (t3b) | [投票] |
★4 | 救命艇の中での密室劇。人の数だけ物語があるとはいったものだ。 (斎藤勘解由) | [投票] |
★3 | 海が不穏に黒い。人生はオチのない密室劇。 (カフカのすあま) | [投票] |
★3 | この船は案外頑丈に出来てるな。 [review] (おーい粗茶) | [投票] |
★5 | 戦時中にこんな面白い映画を作る余裕のある国って羨ましいですね。
群像劇+ある種密室物なので中味が濃いです。 (Lycaon) | [投票] |
★5 | 色々な映画で様々な袋叩きシーンを見てきたけど、本作の叩く“回数”の多さにおよぶものはありません。みんなでポコポコ、ずーっとやってるんだもん。 (黒魔羅) | [投票(4)] |
★3 | ドイツからの闖入者ウィリアム・ベンディックスに対する劇中の応対の微妙さに、対独感情の微妙さが被さってとても生々しい。
[review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | みんなが平等に絡むテンポ良い会話と随所に挿まれるいつものドキドキ演出で当たり前のように面白い。 (ドド) | [投票] |