栃沢正夫の映画ファンのコメント
帝銀事件 死刑囚(1964/日) |
事件の顛末を一気に語る前半が圧倒的に面白いのだが、平沢登場あたりから勢いが減速し法廷場面で映画が停滞、平沢と娘の顛末は陳腐に堕する。つまりは、事件に対する立ち位置が、客観から主観へと移るにつれて技法で思いが制御できなくなっているということ。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
ドキュメンタリータッチでありながら、笑いあり、涙ありのエンタテイメントに仕上げてる手腕はデビュー作ながらさすがだが、ラストの説教臭いナレーションは余計。['03.8.1京都文化博物館] (直人) | [投票] | |
単なる事件ではなく、報道性の問題も同時に描かれます。それが熊井監督の一貫した描き方なんでしょうね。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
最初の出だしから展開が面白く、即映画に入っていける。しかし、途中たれるところのあるのはデビュー作であれば仕方のないところ。熊井啓の真っ直ぐな気持ちが全体に伝わってくる。秀作。 (セント) | [投票] | |
犯人は誰か? 結論づけられない弱味から映画も少し弱くならざるを得なかったが,初監督作品でこの主題に挑む熊井を(今更ながら)賞賛したい。3.8点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |