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賀来敦子の映画ファンのコメント

青幻記・遠い日の母は美しく(1973/日) 儀式(1971/日)が好きな人ファンを表示する

帝銀事件 死刑囚(1964/日)************

★5米国に保護された政府に保護されている資本家に雇われた新聞記者達によって担がれる御輿。その御輿の中にある事件と平沢という男、それをとりまく主役無き空虚な祭り。歴史を検証していくうえで、さらにその事に対し自分なりに思ったことを述べるのに映像を用いなければいけないという制約が付いた状況で、打破し、進み、完成しきった熊井啓の思いっきりの良さ。無条件降伏です。 [review] (ジャイアント白田)[投票(2)]
★4最初の出だしから展開が面白く、即映画に入っていける。しかし、途中たれるところのあるのはデビュー作であれば仕方のないところ。熊井啓の真っ直ぐな気持ちが全体に伝わってくる。秀作。 (セント)[投票]
★4単なる事件ではなく、報道性の問題も同時に描かれます。それが熊井監督の一貫した描き方なんでしょうね。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3事件の顛末を一気に語る前半が圧倒的に面白いのだが、平沢登場あたりから勢いが減速し法廷場面で映画が停滞、平沢と娘の顛末は陳腐に堕する。つまりは、事件に対する立ち位置が、客観から主観へと移るにつれて技法で思いが制御できなくなっているということ。 (ぽんしゅう)[投票]
★4平沢貞通を中心に描いているのではなく、記者が事件の真相を追及し奮戦する姿が色濃い。 [review] (TOMIMORI)[投票(2)]
★3事件の真相に迫っていく展開が、スリリングな映画的興奮にまでつながってこないのが残念。 (ナム太郎)[投票]
★4ドキュメンタリータッチでありながら、笑いあり、涙ありのエンタテイメントに仕上げてる手腕はデビュー作ながらさすがだが、ラストの説教臭いナレーションは余計。['03.8.1京都文化博物館] (直人)[投票]