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誰がために (2005/)

[Drama]
製作藪下憲一 / 川城和実 / 鈴木ワタル
監督日向寺太郎
脚本加藤正人
原案日向寺太郎
撮影川上皓市
美術丸尾知行
音楽矢野顕子
衣装宮本茉莉
出演浅野忠信 / エリカ / 池脇千鶴 / 小池徹平 / 宮下順子 / 烏丸せつこ / 小倉一郎 / 眞島秀和 / 菊地凛子 / 香川照之
あらすじ報道カメラマンとして戦場を渡り歩いた民郎(浅野忠信)は、父の急死により今は実家の写真館を継いでいた。ある日、幼なじみのマリ(池脇千鶴)が連れてきた友人の亜弥子(エリカ)に民郎は強く心を引かれる。亜弥子もまた民郎に自分の心を捉えて放さない何かを見た。その何かとは欠落感だった。二人は結ばれ結婚。しかし、幸福な時は長くは続かなかった。妊娠中の亜弥子が通りすがりの少年(小池徹平)に襲われ、あっけなくこの世を去ってしまったのだ。事のいきさつを知ろうとする民郎の前には少年法の壁がたちはだかっていた。黒木和雄の助監督を務めた日向寺太郎の第一回監督作品。(97分/カラー/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4少年犯罪の抱える問題をえぐり出す野心作。今問題とされる現法律が加害者の更正だけのために存在していることの矛盾を指摘。被害者は少年犯罪の場合、加害者の名前さえ知らされない。もちろん、動機も伝えられることはない。 [review] (セント)[投票]
★3ユルい演出とユルいピアノが逆に「少年法」という重いテーマをよりいっそう重く感じさせることに効果を上げている。もう少し映画的な決着が欲しい。 [review] (TOMIMORI)[投票(4)]
★3ストーリーの構築能力は良くとも、セリフが生硬に過ぎる脚本が不協和音を奏でている。それをカバーするのが矢野顕子のピアノや川上皓市のカメラの素晴らしさであるわけだが、いかんせん各俳優の演技力の差がはっきりと顔を出してしまっている。 [review] (水那岐)[投票(4)]
★3テーマを社会問題としてより心情として捕らえようとしているのだろうが、心象風景としての「風」の描写が既視的で登場人物の心を語るには及ばない。抑制の効いた演出手法には共感するも、時おり混じる陳腐なセリフにも興醒。期待を秘めた作家の誕生ではある。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★3少年犯罪をテーマにしても現実の事件の方が先行していて、後を追ってる印象を受けてしまう。エリカは雰囲気だけで、イラつくくらい演技をしない。小池徹平に殺人犯役は、もちろん荷が重い。監督もそれは分かっていて、極力、演技やセリフを排している。正解。浅野忠信池脇千鶴は良いし、母親役に宮下順子烏丸せつこを配する渋さは好き。['06.5.24DVD] (直人)[投票(3)]
★3抑えたと言えば聞こえは良いが、ゆるさが先にたつ本作はそれなりに心地よい。芝居をしているんだかしていないんだか良く判らない浅野忠信の雰囲気にかなり助けられた感のある演出もまたそれなりに心地よいのだ。不思議な作品であろう。 (sawa:38)[投票(2)]
★3構成的には『イン・ザ・ベッドルーム』っぽい感じだが、この作品は少年保護法の矛盾点を衝いている点で違いがある。 [review] (わっこ)[投票(1)]
★3確かに少年法が「誰のための法律なのか」と疑問が生じるのは自然なことでしょう。この作品のような理不尽な被害者になった場合なおさらその思いはつのり、過激な感情に陥るのは仕方がないかもしれない・・・ (RED DANCER)[投票]
★3どの面から見てもイマイチ破壊力のない作品。 [review] (づん)[投票]
★2今風なテーマを持ってきながらも、演出や脚本は紋切り型で古くさい。特に池脇千鶴の役柄の置き方や転がし方は、観ている側が赤面してしまうぐらいわざとらしい。 (グラント・リー・バッファロー)[投票]
Ratings
5点1人*
4点6人******
3点8人********
2点2人**
1点0人
17人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
私は宮下順子のファンである (ぽんしゅう)[投票(4)]喪失について (グラント・リー・バッファロー)[投票(3)]
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