★4 | あゝひめゆりの塔(1968/日) | 日本の最終防衛線たるサイパン島が陥落する頃、教師を目指す与那嶺和子(吉永小百合)は沖縄の女学生として勉学にいそしむ日々を送っていた。だが沖縄を含む日本全土が空襲の標的になるにあたり、学童を伴って本土に疎開せんとしていた教師である和子の母は敵襲で命を落とした。そして米軍の沖縄上陸が始まる。護国の鬼と化した沖縄防衛の兵士たちを看護すべく学校を去った和子たちだったが、戦況の悪化とともにひとり、また一人と若い命を散らしてゆくのだった。〔日活・125分・モノクロ〕 | [投票] |
★5 | エースをねらえ!(1979/日) | テニス王国・西高に入学した平凡な女生徒・岡ひろみ(高坂真琴)は、テニス界に名高い「お蝶夫人」こと竜崎麗香(池田昌子)に憧れ、軽い気持ちでテニス部に入部する。だが新任コーチ・宗方仁(野沢那智)は、ひろみの新人テストでの簡単な体の動きを見、いきなり地区大会の麗香のパートナーに彼女を選ぶのだった。反発し抗議する麗香だったが、その後の目を見張るばかりのひろみの成長に、彼女の才能を認めざるを得なくなる。しかし、宗方がひろみを特別視するのには、秘められた事情があったのだ。…TVで人気を得た同名アニメの映画化だが、全くの新作として仕上げられた。作画監督:杉野昭夫。〔88分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | 機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992/日) | 宇宙世紀0083年、ジオン公国の志を受け継ぐエギーユ・デラーズ中将(小林清志)の艦隊が、戦争の傷跡の癒えない地球連邦に抗戦すべく力を蓄えていた。地球では、アナハイム社の試作した2機のガンダム型MSが実戦テストのため基地配備された。だが、デラーズの意をくむジオン将校アナベル・ガトー少佐(大塚明夫)によって、核装備型ガンダム2号機は奪取される。連邦軍の新米将校コウ・ウラキ(堀川亮)は、ガトーを追ってガンダム1号機でうって出る。TVシリーズ『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Zガンダム』の間を繋ぐミッシング・リンク的OVAシリーズの総集編。作画監督:川元利浩。[119分/カラー/ワイド] | [投票] |
★2 | てんやわんや次郎長道中(1963/日) | ゴールドラッシュに沸くある宿場町。金の亡者どもが一攫千金を狙って集まるあつまる。ここに、関八州にその名も高い清水の次郎長がやって来ているとの噂が広まり、こちらも一万両の賞金首とあって捜す者あまた。そんな折、ひとりの旅がらす(市川雷蔵)が長兵衛親分の処にワラジを脱いだ。旅がらすの耳に入ったのは、三人の大親分が悪代官と金を独占しようとしていること。そして、木こりの久兵衛の土地のみに金が出るということ。旅がらすは仲間ら(藤田まこと、芦屋雁之助ほか)とともに義によって動き出す。〔大映・75分・カラー・シネスコ〕 | [投票] |
★2 | ドキュメント 太陽の牙ダグラム(1983/日) | 地球から遠宇宙へ特殊航法で移動できるようになった未来。数ある殖民惑星のなかのデロイア星において、フォン・シュタイン大佐(蟹江栄司)が突如クーデターを起こし、連邦政府に向け独立を要求した。ここから540日に及ぶデロイア独立戦争が始まったのである。映画は為政者として連邦の意を汲むドナン・カシム(山内雅人)、その息子ながら反政府組織「太陽の牙」に身を投じるクリン・カシム(井上和彦)、そして従軍ジャーナリストの三方の視点から戦争を浮き彫りにしてゆく。キャラデザイン:吉川惣司。〔松竹=サンライズ・80分・カラー・ワイド〕 | [投票] |
★1 | ギルステイン(2002/日) | 国家が崩壊し、企業が地球を支配するようになった未来社会。ヤシロ株式会社に勤める青年カオス(松本保典)は、カドケウス・プロジェクトと呼ばれる計画に加わっていた。それは彼の出世を約束する筈のものだったが、実情は人間を野獣の心と悪魔の体をもった生物兵器に変えてしまうものだった!糾弾しようとした彼は、親友リー(矢尾一樹)の裏切りにより捕縛され、生物兵器ギルステインに改造されてしまった。親友に嘲られ、なにも知らぬ恋人に銃を向けられたカオスは哀しみのうちにヤシロを脱走し、いつしか反企業ゲリラのアジトに辿り付く。体は怪物だが人の心を失わなかった彼はゲリラに迎え入れられるが…。〔90分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | いつでも夢を(1963/日) | 医者の養女で看護婦がわりを勤めるひかる(吉永小百合)は下町の太陽的存在。彼女をめぐり、トラック運転手の留次(橋幸夫)と工場に勤めながら定時制高校に通う勝利(浜田光夫)は「民主的な」恋の鞘当てを繰り広げる。だが勝利は放蕩三昧を尽くす父、そして大会社への就職活動と彼らには言えない悩みを抱えていた。〔日活・カラー・89分・シネスコ〕 | [投票] |
★5 | 死ぬまでにしたい10のこと(2003/カナダ=スペイン) | アン(サラ・ポーリー)は23歳にして医師から2、3ヶ月後の死の宣告をされる。彼女は、父(アルフレッド・モリーナ)は刑務所暮らし、夫のドン(スコット・スピードマン)は職を失ったまま、そして気難しい母(デボラ・ハリー)とふたりの娘を抱えて、決して恵まれてはいない人生を送ってきた。ここにきて彼女はおのれの信じるままに、死ぬまでに叶えたい10の目標を書き綴るのだった。子供らに毎日「愛している」と言うことから、夫以外の男を誘惑することまで…。そして彼女は、コインランドリーで出会った男・リー(マーク・ラファロ)と交際し始める。〔106分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | サクラ大戦 活動写真(2001/日) | 各国を襲う「降魔」に立ち向かうために、霊子甲冑「光武」を操る少女たちを擁する「帝国華撃団」が結成されて数年。隊長・大神が任務のため隊を離れ、新メンバー、ラチェットが新たに派遣されるが、合理主義の彼女と隊員たちの衝突は絶えなかった。一方、アメリカよりD・スチュアート社社長が無人霊子甲冑「ヤフキエル」の売り込みに来日していた。だが、彼には隠された別の顔が備わっていた…。彼の策略によって、華撃団花組の少女たちは任務から外され、その裏で帝都にはじわじわと破滅の時が迫っていたのだった!〔85分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★4 | 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL(2002/日) | ミラーワールドにおける対戦に勝利し、おのれの望みを叶えんとする仮面ライダーたちに残された期日は、あと三日に迫っていた。生き残ったライダーは六人。真司(須賀貴匡)はその中でひとりライダー同士の戦いを止めようとするが、聞き入れる者はなかった。そしてまたひとりの仮面ライダー、ファム(加藤夏希)が現われる。一方、ミラーワールドの帝王・神崎の妹、優衣(杉山彩乃)は二十歳の誕生日を迎えようとしていたが、それが恐ろしい事実に結びつくことに気づきはじめていた。ライダーたちの存在理由、そして自分自身の命にも…。TVシリーズ放映中に上映されるラスト・エピソードとして話題を呼んだ作品。〔東映/75分/カラー/ヴィスタ〕 | [投票] |
★3 | フランキーの宇宙人(1957/日) | 木下博士(菅井一郎)の反陽子ロケット「ピカ1号」の実験失敗を契機に、奇怪な円盤が日本に出没するようになった頃。天文マニアの煙突掃除夫・境田(フランキー堺)は、ひょんなことから「ピカ1号」をめぐって暗躍する「人工衛星人」の謎を知るが、その容貌が異星人そっくりであったことから騒動に巻き込まれる。〔日活/白黒/85分〕 | [投票] |
★3 | 座頭市海を渡る(1966/日) | 座頭市(勝新太郎)は今まで犯した罪を贖わんと、四国札所めぐりの旅に出た。途中、橋の上で栄五郎(井川比佐志)という男に挑まれ、心ならずもこれを斬る。そんな市に栄五郎の妹・お吉(安田道代)は斬りつけるが、市はわざと刀を肩に受けた。市の邪心のなさに気づいたお吉は彼をもてなすが、お吉の村は縄張りの拡張を目指す馬喰・藤八(山形勲)に狙われていたのだった。そして狡猾な名主・権兵衛(三島雅夫)は市と藤八をぶつけることを企む。シリーズ第14作。〔大映/82分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★2 | 座頭市逆手斬り(1965/日) | 賭場改めで牢に入れられた市(勝新太郎)の隣の牢にいた島蔵(水原浩一)という男は、自分の無実を兄弟分の仙八(原田言玄)、重兵衛親分(石山健二郎)に伝えてくれと頼みこむ。牢を出た市は他人事と無視しようとしたが、旅の途中、市の名をかたって遊興の限りを尽くす男、百太郎(藤山寛美)と出逢ったことから、仙八、重兵衛のもとに向かう破目になる。だが、その二人はそれを快く思っていなかった。シリーズ第11作。〔大映/78分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★2 | ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET(2002/日) | 子供の頃からの夢が叶い、宇宙飛行士になった春野ムサシ(杉浦太陽)は、怪獣保護区である惑星ジュランの視察に赴いたが、そこは破滅寸前の死の星と化していた。判然としないものを感じつつ地球に帰投した彼は、サイパンで旧友たちとともに友人の結婚式に出席。その夜、彼は人魚を見た。彼女は怪獣スコーピスによって滅んだ星の少女・シャウ(斉藤麻衣)であり、ムサシにスコーピスの群れが地球に向かっていることを告げたのだった。だが、ムサシの友人マリ(西村美保)にのみ心を許す異星人ジーン(松尾政寿)は、ムサシを信用できないからと撃とうとする。〔75分・カラー・ワイド〕 [more] | [投票] |
★3 | 永遠のマリア・カラス(2002/伊=仏=スペイン=英=ルーマニア) | ロックグループを率いてパリを訪れたプロモーター、ラリー・ケリー(ジェレミー・アイアンズ)は、文化ジャーナリストのサラ・ケラー(ジョーン・ブローライト)の依頼で彼がかつてコンサートを企画したマリア・カラス(ファニー・アルダン)の再起を助けさせられる。カラスは最後の日本公演の出来に絶望、愛した富豪オナシスにも裏切られ、失意の日々を送っていたのだ。自分の老いさらばえた声を聴かせられないというカラスにケリーが提案したのは、過去の録音に合わせて現在の彼女が演技する歌劇「カルメン」だった。(108分/カラー) | [投票(1)] |
★3 | ファイブスター物語(1989/日) | 5つの惑星によって構成されるジョーカー太陽星団。そこでの戦争は、モーターヘッドと呼ばれるロボット、その搭乗者たる騎士、そして騎士のパートナーとなる美少女コンピュータ「ファティマ」によって行なわれていた。天才科学者バランシェ(田中秀幸)によって生み出されたファティマ「ラキシス(川村万梨阿)」は、悪代官ユーバー公(永井一郎)のもとで「おひろめ」を迎えようとしていた。そのユーバー公の城の付近に、モーターヘッドの天才的整備士である美少年、ソープ(堀川亮)が降り立つ。彼にはこの星でなさねばならない仕事があった。作画監督:結城信輝。〔65分/カラー/ビスタ〕 | [投票] |
★2 | 昭和歌謡大全集(2003/日) | むせるように暑い白昼のことだった。少年スギオカ(安藤政信)はすれ違いざまに体の触れたおばさんヤナギモト・ミドリ(内田春菊)と口論のあげく、その喉を手にしたナイフで切り裂いて殺した。それが少年たち(松田龍平ら)とおばさんたち(樋口可南子ら)の果てしない復讐劇の幕開けとなり、とめどなくスケールアップしていくことにまだ誰も気づく者はなかった。村上龍のベストセラーを元に、数々の昭和歌謡曲をちりばめて展開するスラップスティック戦記。〔シネカノン/カラー/ヴィスタ/112分〕 | [投票] |
★2 | ムーンライト・マイル(2002/米) | ヴェトナム戦争渦中のアメリカ。見知らぬ男女の痴話喧嘩に巻き込まれた娘、ダイアナが射殺された。ダイアナの父、ベン(ダスティン・ホフマン)は彼女の許婚者との起業によって無理な頑張りを続けようとし、母ジョジョ(スーザン・サランドン)はヒステリックに他人からの助言を拒んで人生から逃げようとしていた。その間で、ダイアナの許婚者ジョー(ジェイク・ギレンホール)はつねに義理の両親とともに行動し、真実の自分を曝け出すことを恐れていた。彼はダイアナとは既に気持ちが通わなくなり、婚約を破棄していたのだ。そしてダイアナを殺した犯人の裁判の日は刻々と近づいてくる…。〔116分・カラー・シネスコ〕 | [投票] |
★3 | 浮気の季節(1959/日) | 定年間近の人事課長・桐野(益田喜頓)には結婚適齢期の三人の娘があった。長女尚子(吉行和子)は桐野の部下である宮本(岡田真澄)と恋仲であったが、宮本は社長の令息(赤木圭一郎)にストリッパー順子(白木マリ)を紹介し、恋愛にまで発展させた一件でクビにされてしまう。宮本は尚子と駆け落ちし、桐野は社長命令で順子に令息を諦めさせるよう説得に向かわされたのだが、話は意外な方向に向かい、順子の恋心に同情した桐野はふたりで心中することになる…。〔日活・モノクロ・86分〕 | [投票] |
★3 | 風速40米(1958/日) | 滝颯夫(石原裕次郎)は大学4年生。馬越工務店に勤める技師長(宇野重吉)のひとり息子だ。だが、父は親の家業を継ぎたいという颯夫の熱望を無視し、ライバルの泉建設への就職を勧めるのだった。そんな折、現場監督のひとりが折れた手すりから滑って墜落死した。どうやら馬越がビルを完成できない事を喜ぶ奴がいるらしい。タフガイ・颯夫の正義感が燃える。〔日活/カラー/97分/シネスコ〕 | [投票] |