★3 | 女の園(1954/日) | 舞台は京都の女子大学。良妻賢母型の旧態依然とした教育方針をとり、学生の自由を束縛する学園長(東山千栄子)や寮監(高峰三枝子)に対し、耐えかねた学生ら(久我美子・岸恵子)が起こした反乱に、学業が捗らずに悩んでいた芳江(高峰秀子)も、その意に反して巻き込まれてゆく。[141分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★2 | ユナイテッド93(2006/仏=英=米) | 2001年9月11日、朝。サンフランシスコ行きのユナイテッド航空93便はニューアーク空港を飛び立った。機内は穏やかな、いつもと変わらぬ雰囲気だった。その一方で、地上の管制センターではある異変を察知していた。93便より先に離陸した数機が針路を外れている…。やがてそれらの機がニューヨークの高層ビルに相次ぎ激突したことが伝わった頃、その93便でもまた事件が起ころうとしていた…。[111分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票(2)] |
★2 | 元禄忠臣蔵・後編(1942/日) | 浅野家再興の望みが絶たれたことを知った大石内蔵助(河原崎長十郎)は、妻・おりく(山岸しづ江)を離縁し、江戸に下る。大石は江戸で主君の未亡人である瑤泉院(三浦光子)との再会を果たす。そしてその明くる朝、瑤泉院は大石以下47名の赤穂浪士が吉良上野介(三桝万豊)の屋敷に討ち入って主君の仇を討ち果たしたという知らせを聞くのだった。[111分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票(2)] |
★2 | 変態家族 兄貴の嫁さん(1983/日) | 間宮家に、長男・幸一(下元史朗)の嫁、百合子(風かおる)がやってきた。しかし幸一は新婚の妻を放ってバーのママに入れあげている様子。長女・秋子(山地美貴)は風俗に勤めるようになるし、次男・和夫(首藤啓)は万引きで警察に捕まる始末。そんな家族を暖かく見守る百合子を、父・周吉(大杉漣)は頼もしく感じるのだった。[63分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★2 | シェイディー・グローヴ(1999/日) | 理花(粟田麗)は付き合って半年になる小野(関口知宏)に去られてしまった。動揺する理花は特に誰へというでもなしに「私、振られたんです…」という電話をあちこちにかけ、そのうちの1本が、たまたま甲野(ARATA)につながる。彼女の話を最後まで丁寧に聞いてやる甲野だったが、その甲野自身は会社に嫌気がさして辞めたばかりだった。小野のことが諦め切れない理花と、そんな理花をそっと見守る甲野だったが…。 [more] | [投票(1)] |
★2 | オール・ザット・ジャズ(1979/米) | ブロードウェイのプロデューサー・ジョー(ロイ・シャイダー)はショービジネス界のトップに立つ男だ。新しい舞台の制作に打ち込む一方で、映画監督の仕事もこなしている。しかし自分自身の健康問題を酒やドラッグでごまかしながら日夜働く彼は、やがてその仕事の斬新さについていけない周囲との摩擦を生み、それがさらに彼の病気に追い打ちをかけていく…。[123分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票(1)] |
★2 | 失われた地平線(1937/米) | 1920年代、戦火の迫る中国から脱出するイギリスの外交官・コンウェイ(ロナルド・コールマン)を乗せた飛行機がハイジャックされた。やがて機はヒマラヤの山中奥深くに不時着する。そこへ、ラマ教寺院の僧・チャン(H・B・ワーナー)が現れ、彼が住む山あいの谷へ一行を案内する。そこは、未だ世界に知られていない理想郷「シャングリラ」だった。[138分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票(1)] |
★2 | 裸足のピクニック(1993/日) | 平凡な女子高生・鈴木純子(芹川砂織)は、ある日たまたま借りた定期券でのキセル乗車がバレてしまった。取り調べから逃げ出した純子は、長いこと会っていない祖母のところに駆け込むが、その祖母はちょうど亡くなったところだった。おまけに遺骨を受け取って家族で帰る途中、乗っていた車が交通事故に遭ってしまう…。キセル乗車発覚をきっかけとして、純子がどんどん不幸な境遇に陥っていく有様を描いたブラックコメディ。[92分/カラー/スタンダード] [more] | [投票(1)] |
★2 | 台北に舞う雪(2009/中国=日=香港=台湾) | 台北郊外の田舎町。青年・モウ(チェン・ボーリン)は、町のなんでも屋として暮らしていた。そこへ、突然声が出なくなり台北を飛び出した人気歌手・メイ(トン・ヤオ)がやってくる。メイの世話をするうち徐々に彼女に惹かれていくモウ。しかし、彼女はプロデューサーのレイ(トニー・ヤン)に心を寄せていた。[103分/カラー/シネマスコープ] | [投票] |
★2 | わが家の犬は世界一(2002/中国) | 北京に暮らす中年男・ラオ(グォ・ヨウ)は、愛犬のカーラを家族よりも可愛がっている。しかし中国では犬を飼うには登録が必要で、5000元という高い登録料を払えずに隠れて飼っている庶民も多い。ラオもその一人だったが、ある晩、カーラの散歩に出た妻・ユイラン(ディン・ジャーリー)が警察の取り締まりに遭い、カーラは連れていかれてしまった。登録料を支払って手続きをしないと、カーラは保健所で処分される。タイムリミットはあと18時間。かくして、カーラを取り戻すためのラオの奮闘が始まる。[100分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★2 | タッチ(2005/日) | 南(長澤まさみ)と達也(斉藤祥太)・和也(斉藤慶太)の双子の兄弟は、生まれた時からの幼なじみ。同じ高校に進んだ3人だが、和也は野球部のエースに成長し、達也は気力のない毎日を過ごす一方だった。マネージャーとして和也をサポートしながら、達也のことも心配な南。その南を巡って、達也と和也は複雑な想いを抱えていた。小さい頃に誓った「南を甲子園に連れていったほうが、彼女を幸せにする」という約束のために。やがて和也の活躍で、野球部が地方大会突破間近となったある日、その“事件”は起こる…。[116分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★2 | ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005/米) | ニューヨークに暮らす心理学者・デヴィッド(ロバート・デ・ニーロ)は、ある日妻の自殺という悲劇に見舞われた。強いショックを受けた一人娘・エミリー(ダコタ・ファニング)を心配したデヴィッドは、環境を変えようと二人で郊外の田舎町に移り住む。やがてエミリーは「チャーリー」という想像上の友だちを作るが、それ以来二人の周りで奇怪な出来事が次々と起こるようになった。エミリーが「チャーリーの仕業」という事件の数々に、デヴィッド、そして友人の医師・キャサリン(ファムケ・ヤンセン)は翻弄されていく。[102分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票] |
★2 | 僕はラジオ(2003/米) | 1960年代のサウスカロライナ。地元高校のアメフトチームコーチ、ハロルド(エド・ハリス)は、黒人の青年(キューバ・グッディングJr.)がいつもチームの練習を見ているのに気付く。知的障害があり、学校にも満足に通っていないらしい。彼が気になったハロルドはある日、青年に声をかける…「チームの手伝いをしてみないか?」。以来、青年は“ラジオ”の愛称で呼ばれ、チームのみならず高校の中でも親しまれる存在になっていく。[109分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★2 | CODE46(2003/英) | 近未来のその世界では、人々の生活は政府によってすべて管理されていた。都市とその外側の間の移動は厳しく制限され、“パペル”と呼ばれる許可証なしには自由な旅行が許されなかった。その“パペル”が違法に横流しされているとの報告を受け、調査官のウィリアム(ティム・ロビンス)は上海に向かう。そこで彼はマリア(サマンサ・モートン)という女性と出会い、お互いに運命を感じ、愛しあうのだった。そのことが実は「Code 46」という法規に抵触するとも知らずに…。[92分/カラー/シネマスコープ] | [投票] |
★2 | 犬と歩けば チロリとタムラ(2003/日) | えーと、オレ、靖幸(田中直樹)です。定職に就かずにブラブラしてます。同棲していた彼女の美和(りょう)が郷里に帰ることになって、宿無しになっちゃいました。どうしようかと思ってたら、捨てられたらしい犬が何となく寄ってくるので、昔の同級生の名前から「タムラ」って呼ぶことにしました。でもさすがに職なし・家なしで犬を飼うのはキツイなあ…と困ってたんですが、「セラピードッグ協会」っていうのがあるらしいですね。さっそく先生(大木トオル)にお願いして、タムラ(とオレ)を引き受けてもらうことになりました。がんばろうぜ、タムラ![107分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★2 | ミッシング・ガン(2002/中国) | 田舎町の警察官、マー・シャン(馬山、チアン・ウェン)はある朝、自分の拳銃がなくなっていることに気づく。ゆうべは妹の結婚式でひどく酔っていた。誰かがその隙に盗んだに違いない…。自らの過失を埋め合わせするべく捜査を始めるマー。そして辿りついたのは、町一番の金持ち、チョウ(周、シー・リャン)、そして彼と暮らしている女性でマーの昔の恋人、モン(小萌、ニン・チン)だった。彼らが重要な鍵を握っていると信じて疑わぬマーだが…。[86分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★2 | 次郎長三国志 荒神山・前編(1954/日) | マキノ雅弘監督による東宝版・次郎長シリーズ第9部にして完結編。伊勢・鈴鹿の荒神山。長吉(千秋実)のシマであるこの土地で、同郷の渡世人一家が祭礼の賭場を開くことになった。長吉に相談された仁吉(若原雅夫)は、ちょうど世話をしていた次郎長(小堀明男)一家と共に、相手方と話し合いにかかる。しかし上手くいくかに見えた交渉は、次郎長一家の宿敵である黒駒(石黒達也)が相手方についたことで決裂した。仁吉は女房・お米(角梨枝子)に、全てが片付いたら堅気になるという言伝てを残し、敵と対決すべく次郎長一家と荒神山に登るのだった。[101分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★2 | 今ひとたびの(1947/日) | 戦後の東京・神宮外苑の絵画館前。野上(龍崎一郎)はある人を待っていた。下町の貧しい地域で医師として働く彼は、学生時代からの付き合いである演出家の友人(北沢彪)の紹介で、その芝居に出演したブルジョアの令嬢・暁子(高峰三枝子)と知り合っていた。戦争から復員した彼が今待っているのは、まさにその人であった。知り合ってから終戦までの二人の関係、そして戦後の東京で彼女を待ちつづける男の姿が並行して描かれる。[118分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★2 | 千利休 本覺坊遺文(1989/日) | 千利休(三船敏郎)が豊臣秀吉の命によって切腹してから27年。利休の弟子だった本覺坊(奥田瑛二)は、山奥にこもり師の菩提を弔いながらひっそりと暮らしていた。ある日彼は利休の友人であった織田有楽斎(萬屋錦之介)を訪ねる。利休はなぜ死を命ぜられたかを語り合う二人。その会話、本覺坊の夢や回想から、利休、また彼と相前後して死んでいった利休の高弟たち、古田織部(加藤剛)・山上宗二(上條恒彦)らのドラマが展開する。ヴェネチア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞受賞。 | [投票] |
★2 | バースディプレゼント(1995/日) | 24歳の誕生日、恋人から一方的に婚約を破棄されたスチュワーデスの秋子(和久井映見)は、パリへ傷心旅行に飛ぶ。セーヌ川の岸辺でたまたま彼女と出会ったツアーコンダクター・正吉(岸谷五朗)は、彼女の気を引くために自分はパリ在住の画家であると嘘をつき、「来年の誕生日、もし一人だったらセーヌ川で会いましょう」と約束して別れるのだった。が、やがて二人は帰国した日本でバッタリ再会してしまい…。同じく和久井映見・岸谷五朗のコンビで大ヒットしたTVドラマ「妹よ」のスタッフが再結集して製作された。 | [投票] |