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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★3関八州勢揃い(1954/日)上州は悪政に揺れていた。悪代官山岡(安部徹)の腰巾着となり農民から年貢をむさぼる白銀屋銀次郎(上田吉二郎)は、年貢を納められない家からは娘を連れてゆき、身を売らせていた。そんな一人であるお花(井波静子)の恋人新助(沼田曜一)は、白銀屋の世話になって彼の悪事が見えなくなっていた。一方そんな上州に、十年ぶりに天下の大親分、大前田栄五郎(大河内伝次郎)が、子分入りしようとする国定忠治(舟橋元)を連れて帰って来た。栄五郎は旅先で喧嘩を仲裁した八州取締役(岡譲司)に面会した後、白雲和尚(左卜全)の寺でかつて殺した喧嘩相手に詫びる。そこへ銀次郎の意を汲んだ新助が斬りかかってきた。〔84分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★3ユキとニナ(2009/仏=日)ユキ(ノエ・サンピ)とニナ(アリエル・ムーテル)は大の仲良し。この夏休みにも一緒に旅行しようと計画を立てていた。ところがユキの母(ツユ)が父(イポリット・ジラルド)と仲違いし、離婚して故郷の日本にユキとともに帰ると言い出す。その理由が判らないユキは、ニナとともに愛の妖精を名乗って仲直りを促す手紙を母親に渡すが、それは母の悲しみを募らせるだけだった。ある日、ユキはニナに誘われて家出し、ニナの母親の故郷の別荘に旅立つが、近隣の女性に気配を察知され、森の奥深くへ逃げ延びざるを得なかった。だが、どこまでも深いその森は、いつしかユキひとりを別の知らない世界へといざなって行くのだった。〔93分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3何か面白いことないか(1963/日)「何か面白いことない?」と常日頃思い続けている典子(浅丘ルリ子)は、ある日論ずるよりは行動に出る男・早坂(石原裕次郎)に出会う。典子の持っているセスナを400万で買おうという彼は、それを月賦にする担保に生命保険を当てようというのだ。典子の恋人・小池(川地民夫)はこれを面白く思い、記者をやっている雑誌で現代のドン・キホーテと揶揄する。これに対し行動で応えようとした早坂に嫉妬に似た感情を抱いた典子は、セスナのエンジンを壊してしまう。マスコミは早坂のでっち上げられた自殺宣言に湧いた。『憎いあンちくしょう』に続くルリ子と蔵原惟繕監督の「典子三部作」第二弾。〔116分/カラー/スコープ〕[投票]
★3タイタンの戦い(2010/米)古代ギリシャ。神と人間の子として生まれたペルセウスは、母親のなきがらとともに漁師に救われ、海の男として育てられた。成長したペルセウス(サム・ワーシントン)は、奢る神々に反逆の狼煙を上げたアルゴス国に下った冥府の神ハデス(レイフ・ファインズ)の制裁に巻き込まれ、家族を失ったままアルゴス宮廷に保護される。そこに再び出現、神々に軽蔑の言葉を吐いた国王夫婦を罰したハデスは、ペルセウスが大神ゼウス(リーアム・ニーソン)の息子であること、そして王女アンドロメダ(アレクサ・ダヴァロス)を生け贄として捧げねば国を滅ぼすと告げて去る。ペルセウスは神々への復讐を誓い、同志たちと戦いの旅路に赴く。〔106分/カラー/スコープ〕[投票]
★3NINE(2009/米)猟色家としても知られていた映画監督グイド(ダニエル・デイ・ルイス)が新作「イタリア」の制作を発表しながら、その撮影が遅々として進まないことでマスコミは痺れを切らしていた。衣装担当のリリー(ジュディ・デンチ)の機転でグイドは記者会見を潜り抜け、隠れて海辺のホテルに妻ルイザ(マリオン・コティヤール)を呼び寄せ、慰めを得ようとする。ところがそこにいることを聞きつけた愛人カルラ(ペネロペ・クルス)が現われ、彼の愛撫を求める。彼女をはねつけながらも、ルイザに女の匂いを嗅ぎつけられたグイドは別れを切り出される。幻想の中に母(ソフィア・ローレン)の救いを求めることしか出来ないグイドだった。〔118分/カラー/スコープ〕[投票]
★3青春大全集(1970/日)保(松橋登)と律子(吉永小百合)は22歳のプラトニックな恋人同士。でも、どうしても最後の一線を越えることができずにいた。そんなふたりが、孤児院から脱走してきた直人少年(梶正昭)と出会ったことから騒動に巻き込まれ、思いがけず相手を理解しあうきっかけとなる。しかし保の優柔不断さが律子を怒らせ、彼女は戯れに受けた見合いの相手、教師の吾郎(竹脇無我)との仲を見せつけるのだった。保と律子の仲を充分知り尽くしている律子の父(三木のり平)は、それを不安げに見守るだけだった。そして保は、衝動的にバンド仲間の女性作詞家(司美智子)との情事に走ってしまう。〔86分/カラー/スコープ〕[投票]
★3ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(2009/日)幼時に母親(戸田菜穂)を失った少女・遥(綾瀬はるか)は、父親(大森南朋)との暮らしに飽き始めていた。ある日彼女は、母親の形見の手鏡をなくしたことを思い出し、稲荷神社に返してくれるよう願いにゆく。その時、子供が忘れていったゴム動力の飛行機を引っ張る謎の力を目撃した遥は、それを追って裏の森にある泉から異世界へと引っ張り込まれる。飛行機を持っていったテオ(沢城みゆき)たちの世界…それは、人間のほったらかしにしたもの達「ホッタラケ」によって出来上がった島だった。相棒になったテオと鏡を探す遥は、それが男爵(家弓家正)の持ち物になっていることを知る。〔98分/カラー/ヴィスタ〕 [投票]
★3パレード(2010/日)都内の2LDKマンションの一室。ここに先輩の恋人に恋をした大学生・良介(小出恵介)、スターと秘密で交際し続ける琴美(貫地谷しほり)、酒に溺れるイラストレーター・未来(香里奈)、そして健康に気を使う敏腕宣伝マン・直輝(藤原竜也)は同居している。皆の同居生活はチャットのようなものであり、居たければ楽しんで暮らしてゆけばいいし、居辛くなったら出てゆけばいい「表面的な」関係であった。ここに突然異物として、年若い男娼サトル(林遣都)が加わる。それは一見何の変哲もない仲間入りであったが、この出来事を境に他人同士の結ばれたコミュニティは姿を変えてゆく。〔118分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3アンティーク 西洋骨董洋菓子店(2008/韓国)ソヌ(キム・ジェウク)は高校卒業前に男同士のジニョク(チュ・ジフン)に告白し、手ひどく振られた。十余年後、ジニョクは名門の家族に助けられて、高級菓子店「アンティーク」を開くことにし、パティシエを募る。応募しに来たソヌは男を心底痺れさせる「魔性のゲイ」となっていたが、経歴ゆえに雇われることとなる。しかしソヌはジニョクに反し、女性店員を嫌って男性ばかりを迎え入れる。こうして、ソヌのケーキの味に魅せられた元ボクサー、ギボム(ユ・アイン)、ジニョクの幼時からのボディガード、スヨン(チェ・ジホ)が雇われる。女好きで甘い物嫌いのジニョクは振り回されっぱなしだったが、彼には店を開く理由があった。〔111分/カラー〕 [投票]
★3夕陽の用心棒(1965/伊)悪党ベンソンを正当防衛で殺して無罪放免になった男・エンジェルフェイスを狙って、甘いマスクの男・リンゴー(モンゴメリー・ウッド)に行方を尋ねた一味は彼に銃弾を浴びせられた。彼こそがエンジェルフェイスだったのだ。また正当防衛になると知りつつリンゴーを捕らえた保安官(ジョージ・マーティン)にとっては、恋人ルビー(ハリー・ハモンド)のことのほうが重要だった。だが、クリスマスも間近なその日のこと、サンチョ(フェルナンド・サンチョ)一味が町の銀行から大金を奪った。一味の女ドロレス(ニエベス・ナバロ)の芝居で足止めを食った保安官は、ルビーらを人質に取られる。彼は仕方なくリンゴーの手を借りるのだった。〔98分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3夢のまにまに(2008/日)老いた夫、木室創(長門裕之)はボケはじめた妻、エミ子(有馬稲子)のために朝食を作ってやるのが日課になっていた。だがその日、彼は夕食をともに取ることが出来なくなっていた。N・K芸術学院の教授だった木室は、今日院長に就任するのだ。その就任式を前にして、学院に向かう彼は目を掛けている学生、村上(井上芳雄)が金を造るためパチンコの列に並ぶのに出くわす。彼は天才肌の学生であり、マリリン・モンローをミューズとしてエキセントリックな言動に走るのを常としていた。そんな彼が木室の前から、ある日突然に姿を消す。それと入れ替わりに、木室は彼の座わる異様な樹に魅せられて絵を描く女、潤子(宮沢りえ)に出会う。〔106分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ジュリー&ジュリア(2009/米)マッカーシズムの嵐の吹き荒れる1949年、駐フランス大使館勤務のポール(スタンリー・トゥッチ)の夫人ジュリア(メリル・ストリープ)は、素人女性のためのフランス料理教本がないことに疑問を感じ、自ら料理学校コルドン・ブルーに身を投じて料理の腕を上げる。50年後、公務員であるジュリー(エイミー・アダムス)は人生を何かにかけてみようと思い立ち、ジュリアの料理教本に記されたレシピを一年間作り続け、その経過をブログにアップすることを決心する。落ち込むこともあったが、夫エリック(クリス・メッシーナ)や友人達の協力を得て、ブログを完璧な形に仕上げてゆこうとするジュリーだった。〔126分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009/日)ウルトラマンたちの故郷、「光の国」から、最強最悪のウルトラマンと呼ばれたべリアル(宮迫博之)が追放され、宇宙牢獄に封印されてから幾星霜。ザラブ星人(青野武)は自分の欲望のために彼の封印を解いてしまった。ベリアルは光の国の警備員たちを事もなげに薙ぎ払うと、星の中心部にあるプラズマスパークタワーに侵入、コアを強奪して光の国を死の星にする。なんとかその難を逃れたウルトラマン(黒部進)、セブン(森次晃嗣)、そしてメビウス(五十嵐隼士)は、ベリアルと同じ凶暴なレイオニクスの血をひきながらも、宇宙正義のために戦う青年レイ(南翔太)の力を借り、100体の怪獣を率いるベリアルに対抗しようとする。〔111分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜(2009/日)西暦2059年。異文明とのいくつかの出会いを経た地球人類が、居住可能な惑星を求めての移住船団を送り出して久しい。その中のひとつ、フロンティア船団に「銀河の妖精」の異名をとるカリスマポップシンガー、シェリル(遠藤綾)が降り立つ。彼女は奔放で気まぐれな少女であり、梨園の御曹司でありながらパイロットを目指して家を出奔したアルト(中村悠一)の、自分にへつらわない誇り高さに興味を持つ。彼のガールフレンドは秘められたシンガーの才能を持ちながら、シェリルに憧れアルトに自分の心を打ち明けきれないランカ(中島愛)であった。そして、シェリルのコンサート中に謎の異文明兵器がフロンティアを襲う。それらは何者か?〔119分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3コレラの時代の愛(2007/米)老医師ウルビーノ(ベンジャミン・ブラット)はふとした事故から急死した。その日、老社長フロレンティーノ(ハビエル・バルデム)は51年ぶりに死者の妻フェルミーナ(ジョヴァンナ・メッツォジョルノ)に逢いにゆき、追い返される。彼らの過去に何があったのか?…1879年、電報係フロレンティーノはフェルミーナを偶然見初め、恋に堕ちる。聖夜を前に恋文を思い人に届けた若者は、その叔母には認められながらもラバ売人の父親に妨害され、純愛を引き裂かれる。だが、内戦とコレラが死を撒き散らす時代にあって、フロレンティーノは思慕を貫こうとする。文豪ガルシア・マルケスの作品映画化。〔137分/カラー/スコープ〕[投票]
★3ナミイと唄えば(2006/日)神様への奉納歌からヤマトの流行歌まで…沖縄最後のお座敷芸者ことナミイ(新城浪)は、年若い彼氏(大田静男)と家来(姜信子)を引き連れて、今日も東西の舞台に立ち、歌い続ける。かつて娘時代、250円で売り飛ばされた過去を持つ彼女は、今の幸福はその時のおかげと笑い飛ばす。彼女は85歳の体で、沖縄から東京、そして台湾や韓国でもお呼びとあらば出向いてゆく。生きるためならバカにもなろう、120まで唄い続ける、そんなオバアの物語を、浪曲師玉川美穂子が語って聞かせます。〔98分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ガマの油(2009/日)株で豪勢な家を建てた矢沢(役所広司)の息子・拓也(瑛太)は、少年院から出てくる天涯孤独の友人・サブロー(澤屋敷純一)を家に迎え入れようという日、恋人の光(二階堂ふみ)をほったらかしに行動、ちょっとした交通事故に遭う。それきり彼は起き上がらなくなってしまった。サブローは矢沢夫人(小林聡美)とともに拓也の看病をする。矢沢は、家にある拓也のケータイが鳴り出したのを取り、かけて来た光が拓也と間違えたのをそのままに、代役を演じて会話を続けた。そして矢沢は、拓也がサブローとともに宇宙飛行を夢見たことを知る。俳優・役所広司の監督第一作。〔131分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ララピポ(2008/日)「この世には二種類の人間しかいない。地べたに這い蹲る奴と、高みまで登りつめる奴だ」風俗スカウター、健治(成宮寛貴)の哲学はこうだった。彼が商品の女を調教していたとき、アパートの階下では冴えないデブ男・杉山(皆川猿時)が盗聴と自慰に浸っていた。そんな杉山に初めて自分から話しかけ、抱かせてくれた小百合(村上知子)はアニメ声優の裏に副業を隠していた。一方健治は対人恐怖症のデパガ、智子(中村ゆり)をゲットするが、彼女の人嫌いからAV女優に転向させるも、AVで共演させた淫乱女(濱田マリ)とは意外な因縁で結ばれていた。そして気弱な正義の味方・浩一(吉村崇)は猥雑な世界と戦っていた。〔93分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3ラーメンガール(2008/米=日)夜の新宿。東京勤務の彼氏・イーサン(ガブリエル・マン)を追ってきたアビー(ブリタニー・マーフィー)は、他ならぬイーサンに振られ、一人異国に取り残されてしまった。自室で寂しさを噛みしめていた彼女は、ラーメン屋の赤提灯に惹かれてその店に入り、店長(西田敏行)の前で泣きながらラーメンをすすった。そのラーメンの味わいに魅せられ通いつめるアビーは、店長を「先生」と呼び、弟子にしてくれと頼み込む。日本語も日本のしきたりも判らない彼女を店長は締め出すが、その情熱に免じて何とか下働きを許し、次の朝から出勤させることを決める。訳の判らない言動を一喝されながらも、まずは床掃除からアビーの仕事は始まった。〔102分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3アヴリルの恋(2006/仏)見習い修道女のアヴリル(ソフィー・カントン)は、花をモチーフに絵を描くのが好きだった。そんな彼女が修道院長の考えで、二週間の修行を経て正式な修道女になることを告げられる。従おうとするアヴリルに、ベルナデット修道女(ミウ・ミウ)は彼女が双子の捨て子だったことを知らせ、孤児院に行った兄を探しに行けと密かに彼女を逃がす。アヴリルは道中、自転車が故障して往生していたところをピエール(ニコラ・デュヴォシェル)という男のトラックに乗せてもらい、親しくなる。ベルナデットに教えられた海岸に着くと、兄のダヴィッド(クレマン・シボニー)とおぼしき男がジム(リショー・ヴァル)という男と同衾していた。〔96分/カラー/ヴィスタ〕[投票]