★5 | たそがれ酒場(1955/日) | 市井のどこにでもある‘たそがれ酒場’。開店夕5時前の薄暗い店の中。老人江藤(小野比呂志)のピアノで歌曲「菩提樹」を練習しているのは、若い丸山(宮原卓也)。そこへ常連の梅田(小杉)が来る。一番端の常席にそっと座る。先生と呼ばれ、パチンコで生計を立てているが、昔は有名な画伯だ。店のマネージャー、女給ユキたちが三々五々やって来る。しばらくして、客たちが入って来る・・・。2つの大きな挿話(1つは有名な新日本歌劇団の重鎮が客の中に居て丸山に目を止める、という話。もう1つはやくざの鱒見(宇津井)が大阪へ高飛びするのに恋人ユキを連れて行く、という話)を中心に・・・(もう少し続く) [more] | [投票(1)] |
★5 | 血と怒りの河(1968/米) | 石造りのメキシコの村。兵隊がやって来る。売春宿の女たちは大はしゃぎ。壁にお尋ね者の手配書を貼る‘盗賊オルテガ、2000ペソ’。それを見ているポンチョ姿のガンマン。青い目。兵士たちが宿に入ってしまうと、彼はやおら立ち上がり裏へ行き、真っ赤なスカーフを振り上げる。スカーフの向こう越しに現れたのは、オルテガの大盗賊団だった。一気に村を襲い、盗むだけ盗んで立ち去る・・・があの青い目の男だけは残っていた。隊長を抱え込みキスをして、そして撃ち殺した。彼はアズール(スペイン語で青いの意)と呼ばれ、オルテガの息子の1人。しかし元々は米人の孤児だった。(まだ続きます) [more] | [投票(1)] |
★5 | リトル・フォレスト 夏・秋(2014/日) | 東北地方の小さな集落、小森。いち子(橋本愛)は一人暮らし。初夏、長雨、田の雑草取り。家の中にカビ→ストーヴで室内を乾燥。暑いが我慢して、逆にその熱を利用して、1st dish(:お皿に盛りつけた料理)パンを作る。2nd dishは甘酒。おかゆに麹を混ぜて一晩寝かせ・・・と7th dishまで続く。途中に友人ユウ太(三浦貴大)との交遊、昔、町で男と暮らしていた頃の食べ物の挿話、そして母福子(桐島かれん)との思い出が語られる。(以上夏編、以下秋編)1st dishはあけび。そのまま食べたり、炒めたり・・・。(もう少し続きます) [more] | [投票(1)] |
★5 | 忠次旅日記(1927/日) | 第一部「甲州殺陣篇」 :逃亡中の国定忠次が命を助けられた水晶掘りの姉弟を悪者から守る話(ウィキペディア要約)。尚、下記解説のように第一部は2015年現在現存していないというか未発見である。 第二部「信州血笑篇」 :役人に追われ逃亡の旅を続ける忠次は勘太郎という子を連れている。その子の行末を思い、忠次は顔役の壁安衛門に預かってもらおうとするが「昔の立派な忠次親分ならまだしも、子分が盗っ人を働くような親分のいう事は聞けない」と言われる。怒る忠次「人は斬っても子分は斬らねぇと言われた親分子分の結び付きだ。親分を辱めるようなマネをするはずがねぇ!」と。それを聞いて壁安は承知をするのだが、その時・・・
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★5 | 四時の悪魔(1961/米) | ハリー他囚人二人を乗せた水上機が南海の孤島に着く。転勤するドウナン神父を乗せるためだ。神父は偏屈、頑固者で知事、町の人には嫌われていたが、山の上の病院の人々には慕われていた。神父を追い出したい知事、新任の神父、囚人、病院の患者とは?・・・人間たちの思惑をよそに島にある火山はやがて黒煙を上げて活動を始める・・・。知る人ぞ知る隠れた名作。 | [投票(1)] |
★5 | 東京兄妹(1994/日) | 両親を亡くした日暮健一緒方直人と妹・洋子栗田麗は二人ぐらしの生活。妹の為、結婚にふみ切れないでいた健一。妹に出来た恋人は偶然にも自分の友人だったが・・・。市川準が東京の市井に住む兄妹を静かにたんねんに綴って行く。'95ベルリン国際映画祭、国際評論家連盟賞受賞作品。 | [投票(1)] |
★5 | 君のいた永遠〈とき〉(1999/香港) | 女流映画監督のシェリルは、シンプルな恋愛映画をとるつもりで、自分の女学生時代の恋を題材にしようと思い立つ。脚本家と打合せをして行くにつれ、彼の想いがわかり、あの恋の全体がみえてくる・・・。脚本の打合せと昔の恋の進行とを交錯させる事により、分かりづらい面はあるが、恋する人々の心をみつめた質の高い作品に仕上っている。 | [投票(1)] |
★5 | ラ・マンチャの男(1972/米) | 中世スペイン、セリヴィアの牢獄のなかで作家セルバンテスは「ドン・キホーテ」という小説を書き始める。その内容はラ・マンチャという地方の郷士(騎士)、ドン・キホーテが従者サンチョ・パンサをつれて永遠の女性ドルネシアを求める〝遍歴の旅〟の物語だった。 [more] | [投票(1)] |
★5 | ストップ・メイキング・センス(1984/米) | メンバー全員が著名な美大卒故、「インテリバンド」とも呼ばれた、トーキング・ヘッズの'83年の伝説のライブのドキュメンタリー映画。全米映画批評家協会最優秀ノンフィクション賞受賞、最優秀作品賞ノミネート。また、’21年米議会図書館の保存登録映画に選定された。
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★5 | クーリエ:最高機密の運び屋(2020/英=米) | 英国人グレヴィル(ベネディクト・カンバーバッチ)は東欧諸国を廻る営業マン。工業機械、部品の販売だ。ある日政府の商務庁から呼び出しを受ける。待っていたのは、ジェームズという男(実はMI6:アンガス・ライト)とエミリーという女(実は米CIAロンドン支局責任者:レイチェル・ブロスナハン)。「モスクワに行って欲しい。モスクワならどこと接触するかね?」「科学委員会ですかね。」「そうだろうね。そこの代表オレグ(実は二重スパイ)に会って欲しい」「あなた方って、どうも商務庁の人ではない様な・・・まさか、スパイ?ダメですよ。私は単なるセールスマンなんだから。」「だから良いんですよ。誰も疑わない」(まだまだ続きます)。 [more] | [投票] |
★5 | 仕掛人・藤枝梅安2(2023/日) | 江戸での仕事(part1)を終え、仕掛人藤枝梅安(豊川悦司)と相棒彦次郎(片岡愛之助)は慰労と梅安の墓参りを兼ねて、京へ向かっていた。その京都では井坂惣一(椎名桔平)一派というごろつき浪人共が、店々で金と女を調達する狼藉を繰り返していた。総髪の井坂は恐ろしい使い手だった。一方山道を行く、梅安と彦次郎。途中で1人の侍に目を留めた彦。その男は昔、妻と娘を殺したごろつきだった。梅「ちゃんとした身なりをしているが・・・」、「いや、あの顔は忘れねぇ」と彦は言い切った。(まだまだ続きます)
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★5 | ハードエイト(1996/米) | 初老の男シドニー(フィリップ・ベイカー・ホール)はベガス郊外のレストランの入り口でうずくまっている青年を拾う。名前はジョン(ジョン・C・ライリー)、カジノでスッておけらだと言う。母親の葬式代6千$を稼ぎたかった、とも言う。6千$は無理だが―とシドニーは彼をカジノ場に連れて行き、些細なテクニックを教えた。数日後、ジョンは普通の身なりを整えるまでにはなった。(まだまだ続きます)
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★5 | ミラベルと魔法だらけの家(2021/米) | 昔むかし、コロンビアのとある村が悪者たちに襲われた。アルマは夫と3人の幼子たちと逃げたけれど、夫は殺されてしまう。子供たちを抱きしめ、もうダメだと思った時、目の前に魔法のロウソクが現われた。炎の周りは大きな渦が巻いて光り輝き、大いなる力が働いて地面がグングン隆起して、連なった山々になり、アルマたちを取り囲んだ。安心して暮らせる土地、エンカント(原題)が現われた。そしてそこには魔法の家、カシータが待っていた。(まだまだ続きます)
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★5 | 銭形平次捕物控 まだら蛇(1957/日) | 江戸。どこかの奥の一間で、悪人一味の寄合いだ。顔ぶれは勘定奉行矢田部(葛木香一)、元火盗改めの大沼(荒木忍)、商人大阪屋(天野一郎)他。小判を前に「ウム、本物そっくりだ」。そう、幕府の金融政策を逆手に取り、贋金作りを企んでいるのだ。「何せ、勘定奉行様がここに居られるのですから、もう間違いのない商売で。ハハハ」「囚人たちを急がせるのじゃ」「それはもう・・・」わっはははは!一方、囚人たちが働かされている穴倉に、源太(光岡龍三郎)はいた。スキをみて逃げ出す。(まだまだ続きます) [more] | [投票] |
★5 | 殺すな(2021/日) | 橋のたもとに、三十歳ほどの男女。吉蔵(柄本佑)とお峯(安藤サクラ)。「橋を渡っちゃいけねえぞ!」と吉蔵は強く言った。江戸、相川町の裏店に住む2人は駆け落ちの末、流れて来た。お峯は堀江町玉木屋(本田博太郎)の女房だったが、夫と年が離れていることも有り、若い船頭の吉蔵と密通したのだ。最近お峯は同じ長屋で先生と呼ばれる浪人(中村梅雀)の筆作りを手伝っていた。がそれも吉蔵が、先生に頼んだ為であった―お峯を見張ってくれと。(まだまだ続きます)
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★5 | 劇場版 おいしい給食 卒業(2022/日) | 1986年秋、緑豊かな地方にある黍名子(きびなご)中学校。そこの3年担当教諭に甘利田幸男(あまりだゆきお:市原隼人)は居た。「私は給食が好きだ。給食の為に学校に来ているといって過言ではない」と言い切る。給食愛に満ち、給食道に身を捧げる男だ。そしてライバルがいる。神野ゴウ(佐藤大志)だ。中学3年ながら、その給食愛は甘利田に負けない。給食を如何に味わい尽くすかの2人のバトルが今日も始まる・・・。(もう少し続きます)
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★5 | 明日なき追撃(1975/米) | 荒野を走る2両編成の汽車。客車には連邦保安官で次期上院議員候補ナイチンゲール(カーク・ダグラス)とウェスリー(ボー・ホプキンス)他の保安官助手5人(原題‘POSSE’とは警官隊)、そしてカメラマンが載っている。もう1両は馬の厩舎だ。彼らは極悪人ストロホーン(ブルース・ダーン)を追っていた。数日前、内通者からの密告で一味の隠れ家を見つけ夜陰に乗じて襲撃、全員を射殺したがストロホーンだけを逃していた。汽車が向かっている先は、テソタの町。今その町でストロホーンは上記の内通者を殺し、立ち塞がる町の保安官を射殺、立ち去った所だった。町に着くと早速馬を下ろし、ナイチンゲール達は山へ向かった。(まだ続きます)
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★5 | 虹の世界のサトコ(1952/露) | ロシア、中世。グースリ[ロシアの古代弦楽器]弾きの吟遊詩人サトコ(セルゲイ・ストリャロフ)は諸国を旅し、ボルガ河を遡って来た。そこはノヴゴロド[ロシア最古の町。世界遺産]だった。船を降り、散策する内に町はずれの坂道に出た。そこで水を運ぶ娘、リューパヴァ(アッラ・ラリオノワ)と出会う―あぁ、この人だ。2人は一瞬にして恋に落ちる。その町には富豪の商人と大勢の貧しい人々がいた。グースリを弾いても、民の顔は明るくならない。老人が言う「世界のどこかに、幸福の鳥がいるという。」サトコーそれじゃあ、その鳥を連れて来よう。皆が幸せになるように。よし、俺と一緒に行きたい者集まれ―。(まだまだ続きます) [more] | [投票] |
★5 | ジャンゴ/灼熱の戦場(1987/伊) | メキシコ、1870年頃。かつてジャンゴ(フランコ・ネロ)と呼ばれた男はドミニコ修道院でイグナティウス修道士として、居た。ある日、女が訪ねて来る。「マリア(ロレダーナ・ヌシアク)です。覚えていますか。今日はお願いがあって来ました。私は病気の為もう長くはありません。娘のマリソルをあなたに託したいのです。あなたの娘を・・・」。数日後、ジャンゴはサンヴィセンテの町を訪れる。死体があちこちにありまるで戦争の跡の様だ。通りのおばさんに聞く「マリアという女を知っているかね」「ええ、神父さん。3日前に亡くなった。この騒動を目にしなくて良かった」「娘がいたと思うが・・」(まだ続きます)
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★5 | デビルクエスト(2011/米) | 西暦1235年欧州。中世フィラッハの町。魔女狩りだ。神父が魔女と判断した3人を橋から縛り首で吊るし、水の中へ降ろす。その後男たちが帰ろうとした。神父「おい、どこへ行く?最後に祈祷で蘇りを防ぐんだ」男たち「縛り首と溺死で、蘇りなんてあり得ねぇよ」と去って行く。日が暮れた。神父一人で1人1人を引き上げ、祈祷を捧げる。最後は老婆だ。ロープを引っ張ると、逆に引っ張られた!川へ落ちる神父。川の中から手!ほうほうの体で橋の上へ。祈祷書を取ろうとした時、川の中から老婆が飛び上がって来た!見上げると老婆の姿をした悪魔がそこに。悪魔が手を伸ばすと、書は燃え上がった。それはソロモンの祈祷書だった。(まだまだ続きます)
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