★4 | ニライカナイからの手紙(2005/日) | 沖縄・竹富島。この島に生まれ育った少女・風希は、おかあ(南果歩)と暮らしていた。ある日、おかあは東京へ出ていき、そのまま帰ってこなかった。その後年に一度、風希の誕生日に届く手紙だけが、おかあと風希を結ぶ手だてとなった。やがて成長した風希(蒼井優)は、東京に出ておかあに会いたいと思うようになるが、おじい(平良進)はなぜか、頑なに反対する…。[113分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★4 | HINOKIO ヒノキオ(2005/日) | ある日、学校に一体のロボットがやってきた。それは、母親(原田美枝子)を亡くしたショックで自分の殻に閉じこもったままのサトル(本郷奏多)が、父親(中村雅俊)が開発したロボットを遠隔操作して、自分の代わりに学校に通わせているのだった。材料はヒノキというこのロボットをHINOKIOと名付けたクラスメートのジュン(多部未華子)たちは、最初HINOKIOを疎ましく思い、やがて仲間に入れ、そしてHINOKIOの“向こう”にいるサトルに興味を持つようになっていく。[111分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★5 | 輝ける青春(2003/伊) | ローマに暮らすカラーティ家の1960年代から2000年代までの年代記を、ニコラ(ルイジ・ロ・カーショ)とマッテオ(アレッシオ・ボーニ)の2兄弟を中心に、フィレンツェの大洪水、トリノの学生運動、過激派組織「赤い旅団」によるテロ事件など、イタリアの現代史に起こった事件を織りまぜて描く。当初TVシリーズとして製作されたが、カンヌ国際映画祭で受賞したことをきっかけに劇場公開された。[366分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] | [投票] |
★3 | FLY,DADDY,FLY フライ,ダディ,フライ(2005/日) | サラリーマンの鈴木(堤真一)は、仕事にも家族にも恵まれ、満ち足りた生活を送っていた。しかしある夏の日、一人娘(星井七瀬)が見知らぬ高校生に殴られて大怪我をする事件が起こる。その石原という高校生(須藤元気)は、大物政治家の息子でボクシングの高校チャンプだという。自分の力ではどうにもならない…。思い詰めた鈴木は、石原と刺し違える覚悟で乗り込んだ高校で、スンシン(岡田准一)という生徒率いる落ちこぼれグループと出会い、打倒・石原のためのトレーニングを受けることに。大切な家族のために燃える夏が、今始まる。[121分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★3 | 星になった少年(2005/日) | 中学生の哲夢(柳楽優弥)の一家が経営する動物プロダクションに、ある日1頭のゾウがやってきた。ゾウを飼うのが夢だった母親・佐緒里(常盤貴子)が、無理をして手に入れたのだ。最初はおっかなびっくり、しかしすぐにゾウと心を通い合わせる哲夢。やがて、プロダクションにもう1頭の子ゾウが仲間入りするに至って、哲夢はタイで「ゾウ使い」になるための修行をしたいと思うようになった。大反対だった佐緒里もついに折れ、哲夢は喜び勇んでタイに渡る。それは、日本人で初めての「ゾウ使い」への道を哲夢が歩みだした瞬間であった。[113分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | メリンダとメリンダ(2004/米) | レストランで語り合う劇作家たち。その一人が話し出した「知人のパーティに飛び込んできたある女性」という話をどう解釈するかで、悲劇作家と喜劇作家がそれぞれの見方を披露することになった。売り出し中の俳優の夫リー(ジョニー・リー・ミラー)と音楽教師の妻ローレル(クロエ・セヴィニー)のホームパーティにやってきた、妻の友人・メリンダ(ラダ・ミッチェル)の物語と、売れない役者の夫ホビー(ウィル・フェレル)と映画監督の妻スーザン(アマンダ・ピート)の隣人・メリンダ(ラダ・ミッチェル、二役)の物語とを…。[100分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★4 | 帰郷(2004/日) | 母親(吉行和子)が再婚するという知らせを受け、久しぶりに故郷に帰ってきた晴男(西島秀俊)は、かつての恋人だった深雪(片岡礼子)と偶然に再会した。彼女にチハル(守山玲愛)という娘がいることを知った晴男は「晴男君にそっくりだよ」という深雪の言葉に動揺する。まさか自分に娘が…。深雪の家を訪ねてチハルに会った晴男は、深雪の言ったことが頭から離れぬまま、チハルと1日行動を共にする。[82分/カラー/ヨーロピアンヴィスタ] | [投票] |
★5 | ビッグ・パレード(1925/米) | アメリカの3つの町に暮らす3人の若者。ジム(ジョン・ギルバート)は上流階級の子息、ブル(トム・オブライエン)は酒場のバーテンダー、スリム(カール・デーン)は建築現場で働く労働者。折しも始まった第一次大戦に際し、彼らは志願兵として参戦する。同じ部隊に配属された3人はたちまち意気投合。やがて彼らはフランスの農村に駐屯することになり、そしてジムは、村の娘・メリサンド(ルネ・アドレー)と恋に落ちる。しかし村での楽しい日々も束の間、やがて前線への出動命令が下り、彼らが村を去るときがやってくる。[141分/モノクロ/スタンダード] [more] | [投票] |
★4 | ベルンの奇蹟(2003/独) | 1954年。ドイツ・ルール地方に暮らす少年・マティアス(ルーイ・クラムロート)は、居酒屋を営む母(ヨハンナ・ガストドルフ)、兄(ミルコ・ラング)・姉(ビルテ・ヴォルター)と暮らしている。サッカー好きなマティアスは、地元チームのエース選手、ヘルムート・ラーン(サーシャ・ゲーペル)に弟分として可愛がられていた。そこに、11年間シベリアに抑留されていた父・リヒャルト(ペーター・ローマイヤー)が帰ってきた。終戦後も心の傷癒えない陰鬱な父の様子に、一家の空気はがらりと一変する。[118分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★3 | やさしくキスをして(2004/英=ベルギー=独=伊=スペイン) | スコットランド・グラスゴーの街。パキスタン移民2世の青年・カシム(アッタ・ヤクブ)は、カトリックの高校に通う妹・タハラ(シャバナ・バクーシ)を学校に迎えにきた時に、音楽教師のロシーン(エヴァ・バーシッスル)と出会う。DJとして働きつつ、将来は自分のクラブを開きたいというカシム。ロシーンも正教員の道を目指していた。次第に親密になっていく二人だが、移民としての生き方に固執するカシムの両親(アーマッド・リアス、シャムシャド・アクタール)にとって、息子がカトリックの白人女性と結ばれるなど、到底考えられないことであった。[104分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★4 | さよなら、さよならハリウッド(2002/米) | かつて2度のオスカーに輝きながら、今はCMの仕事で食いつないでいる監督・ヴァル(ウディ・アレン)に、久々に映画の話が舞い込んだ。しかし話を持ち込んだのはヴァルの元妻・エリー(ティア・レオーニ)。おまけに製作スタジオは、彼女を寝取ったハル(トリート・ウィリアムズ)の会社ときている。それでも贅沢は言えずに引き受けたヴァルだが、クランクイン直前になって致命的なトラブルが発生! エージェントのエド(ジョージ・ハミルトン)や、ヴァルの恋人で売れない女優・ロリー(デブラ・メッシング)まで巻き込んで、スタジオは大混乱。さて、この映画いったいどうなる? [113分/カラー/アメリカンヴィスタ] | [投票] |
★3 | コーラス(2004/仏=スイス=独) | 世界的指揮者のピエール(ジャック・ペラン)のもとに、ある日幼なじみの男が訪ねてきた。彼が持参した昔の写真を見て、ピエールは自らの少年時代のことを思い出していた。1949年、フランスの片田舎にあった寄宿学校「池の底」。厳格な校長(フランソワ・ベルレアン)のもとでがんじがらめにされていた生徒たち。問題児扱いされていたピエール少年(ジャン・バティスト・モニエ)と、そこへやってきた新任の舎監、クレマン(ジェラール・ジュニョ)。そして、音楽教師だったクレマン先生によって才能を認められ、コーラスの指導を受けて成長したみんなのことを…。[97分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票] |
★4 | フェスティバル・エクスプレス(2003/英=オランダ) | 1970年夏、北米では「ウッドストック」に代表されるような野外フェスティバルが若者たちの人気を集めていた。そして、プロモーターたちは「ミュージシャンたちが貸し切りの列車でカナダを横断するツアー」を企画した。列車の中で過ごしながらセッションを繰り広げ、大都市で途中下車しては野外コンサートを開くという、その名も「フェスティバル・エクスプレス」。この企画に乗ったのが、ジャニス・ジョプリンやグレイトフル・デッド、ザ・バンドにバディ・ガイといった顔ぶれ。本作は、そんな彼らの5日間の旅を追った記録である。[90分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★3 | PTU(2003/香港) | 香港警察の刑事・ロー(ラム・シュー)はある夜、チンピラグループとのいざこざに巻き込まれる。リンチを受けて失神し、パトロール中のPTU(機動隊)隊員たちに発見された彼は、携帯していた拳銃を紛失していた。すぐに報告すべきだというPTU隊員のひとりに、隊長(サイモン・ヤム)は「朝になるまで捜査を続けよう」と言い聞かせる。そして、失われた拳銃を取り戻そうとするローと隊員たちの行動は、やがて思いもかけないクライマックスへと導かれていく…。[88分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票] |
★2 | ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005/米) | ニューヨークに暮らす心理学者・デヴィッド(ロバート・デ・ニーロ)は、ある日妻の自殺という悲劇に見舞われた。強いショックを受けた一人娘・エミリー(ダコタ・ファニング)を心配したデヴィッドは、環境を変えようと二人で郊外の田舎町に移り住む。やがてエミリーは「チャーリー」という想像上の友だちを作るが、それ以来二人の周りで奇怪な出来事が次々と起こるようになった。エミリーが「チャーリーの仕業」という事件の数々に、デヴィッド、そして友人の医師・キャサリン(ファムケ・ヤンセン)は翻弄されていく。[102分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票] |
★4 | バッド・エデュケーション(2004/スペイン) | 次作を構想中の映画監督・エンリケ(フェレ・マルティネス)のもとに、ある日イグナシオと名乗る青年(ガエル・ガルシア・ベルナル)が訪ねてきた。イグナシオ──それは小学校以来、ずっと会っていなかった親友であった。今は役者をしているというイグナシオは、「僕たちの想い出をもとにして書いた」という一編のストーリーをエンリケに托していく。それを読み進めていくエンリケは、かつて少年だった頃の二人のことを思い出し、そして、イグナシオについてある疑いを抱くようになっていく。[109分/カラー/シネマスコープ] [more] | [投票] |
★4 | Shall we Dance?(2004/米) | シカゴの弁護士、ジョン・クラーク(リチャード・ギア)は、地位や家族に恵まれつつも、自分の人生には何かが欠けているような気がしていた。そんな彼はある晩、帰りの電車の窓から何気なく眺めていたダンス教室の窓に、ひとりの美女が佇んでいるのを見つける。吸い寄せられるように入ってしまったダンス教室にいたその美女は、ダンス教師のポリーナ(ジェニファー・ロペス)だった。彼女に聞かれるまま、ジョンは週1回の初心者クラスに通うことになる。意外な楽しみを発見して充実の日々の彼だが、一方、やがて妻のビヴァリー(スーザン・サランドン)は、そんな夫の変化に疑いを持つようになり…。[106分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |
★4 | 思ひ出(1927/米) | 若き皇太子、カール・ハインリヒ(ラモン・ノヴァロ)は城の中だけで育ち、外界の人間や事物と触れ合う機会を長らく持たなかった。そんな彼が学問の都、ハイデルベルクの大学に進学することになる。城内とは全く異なる生活、ビールを片手に学友たちと語らう夕べ、そして下宿の娘(ノーマ・シアラー)との恋…。しかし、時代は流れ、運命は変わり、彼がこの地で青春を謳歌していた日々が“思ひ出”となる時が、やがてやってくる。[105分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★4 | いらっしゃいませ(1955/日) | 区々均平(森繁久彌)は40を過ぎた男やもめ。売れない画家業に見切りをつけてデパートに就職したはいいが、配属先はなんと婦人服売り場であった。彼を憎からず思っている下宿の未亡人・零子(中北千枝子)の応援もあって、しだいにデパート店員が板に付いてきた均平だが、同僚の若い販売員の娘・みどり(香川京子)が自分に好意を持っているようで、どうにも落ち着かない。おまけに均平が担当する、専務の愛人・明子(瑳峨三智子)までもが、妙に均平を頼るようになってきた。3人もの女性に囲まれてしまって、いったいどうすればいいのだろう? [95分/モノクロ/スタンダード] | [投票] |
★4 | サマリア(2004/韓国) | 女子高生のヨジン(クァク・チミン)は、今日もモーテルの前で見張りをしていた。親友のチェヨン(ソ・ミンジョン)が、ヨジンと海外旅行に行くために援助交際をしているのだ。内心でチェヨンの行為を嫌悪しつつも、彼女のマネージャー役を黙って務めるヨジン。しかしある日、警察に踏み込まれたチェヨンは、部屋の窓から飛び降りてしまう。悲しみに暮れるヨジンは、かつてチェヨンと寝た男たちに連絡を取りはじめるのだった。そして、それは程なくして、ヨジンの父親(イ・オル)の気付くところとなり…。[95分/カラー/アメリカンヴィスタ] [more] | [投票] |