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けにろんさんのあらすじ: 更新順

★4ブルーム(1988/英)不況下のイギリス北部の街ランカシャー。ジェイク(クライヴ・オーエン)とリンジ(デヴィッド・シューリス)は閉塞状況から抜け出すためピンク色に塗られた改造シヴォレー「自由の翼号」をコツコツと作っていた。ある日、ジェイクはスーパーで働く年増女スーザン(ダイアナ・クイック)に一目惚れ。彼女は暴力夫から逃げて2人の元に駆け込む。やがて、3人は完成した「自由の翼」で旅に出るのであったが…。ビーバン・キドロンの監督デビュー作。[投票]
★2エンター・ザ・フェニックス(2004/香港)洪一(ユン・ピョウ)と雷輝(チャーリー・チャン)が各々率いる香港暗黒街の2大勢力は或る抗争を機に和解し25年が経過した。洪一は死を迎え、部下のハチ(ロー・ガーイン)とその息子キン(チャップマン・トウ)は洪一の忘れ形見ジョージ(ダニエル・ウー)を探しにタイへと向かう。しかし、彼等はジョージのルームメイトのサム(イーソン・チャン)を勘違いして連れて帰る。やむなく同行したジョージだったが、2人は新たな抗争に巻き込まれていく…。ジャッキー・チェン製作総指揮によるスティーブン・ファンの初監督作で自身も出演。[投票]
★2湾岸バッド・ボーイ・ブルー(1992/日)ガソリンスタンドで働く明夫(菊池健一郎)は恋人の理佐(佐々木優子)よりバイクに夢中であり、念願の大型バイクを手に入れると、ひたすらに湾岸道を慣らし運転し続けるのであった。そんな明夫は、理佐の後輩でツッパリの美緒子(瀬戸朝香)に出会うが、彼女のことを明夫の友人の貴志(大森喜之)は思い続けていた。しかし、不良の菊地田(椎名吉平)も美緒子に目をつける。やがて、菊池田一派により貴志がリンチにあい、理佐が犯され廻されるに至り、明夫も立ち上がらざるを得ない…。富岡忠文の監督第2作。[投票]
★3京浜抗争史外伝 最後の組長(2000/日)9年前の抗争で多くの組員を死なせ、やくざ社会から身を退き今では堅気の土建会社社員として暮らす鷹山(中条きよし)であったが、兄弟分の小宮山(堀田眞三)率いる東竜会内部で幹部、奥寺(片桐竜次)とその腹心、三島(山田辰夫)が法度のシャブで頭角を現し、ついには小宮山は暗殺された。任侠の筋を通すべく愛する恭子(今井恵理)を振り切ってドスを手にする鷹山。そして、9年の務所暮らしを経て娑婆に復帰した腹心、藤巻(小沢仁志)が彼に従う…。ビデオ作品を手掛けていた鳥井邦男劇場映画監督第1作。[投票]
★1シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(1986/米)誰にも束縛されず自由気ままな生活を送る女性ノーラ(トレイシー・カミラ・ジョーンズ)は、実直なジェイミー(レッドモンド・ヒックス)、明るいマーズ(スパイク・リー)、男前のグリアー(ジョン。C・テレル)という3人の男性に加えて、レズの女性オバル(レイ・ドーウェル)と付き合っていたが、4つ又をかけられた男たちはイライラし続けていた。そして、あろうことか彼女は感謝祭のディナーに3人の男を同席させるという挙にでるのであったが…。86年カンヌ国際映画祭外国ユース賞受賞のスパイク・リー長篇第2作。[投票]
★3情事(1960/伊)晩夏。ローマの元大使の1人娘アンナ(レア・マッサリ)は公爵夫人の招待に応じてのエオリア群島へのヨット旅行に建築家の恋人サンドロ(ガブリエレ・フェルゼッティ)と友人クラウディア(モニカ・ヴィッティ)を誘った。サンドロとの仲が冷え切っており2人だけでは心苦しかったからだ。一同は気まぐれに無人島に上陸してみるが、何故かアンナの姿が消えていた。捜索隊が結成されクラウディアもサンドロとともに捜索を続けるのだが、言い差しならない不安の中で2人の間は急速に接近していく…。1960年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞のミケランジェロ・アントニオーニ監督第20作。[投票]
★3殺人ドットコム satujin.com(2001/米)刑事ニック・ロス(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は署内のパソコンにどういう具合かで繋がってしまったゲーム「ハングマン」に興じていたが、負けた途端に殺人予告のメッセージが示される。冗談だろうと思っていたら、郊外の精神科医グレース・ミッチェル(メッチェン・エイミック)の家で男の首吊り死体が発見された。靴底に「HYPOCRITE」の謎のメッセージ。そして、ニックの元には犯人からの更なるゲームの挑戦が届くのだが…。TV専門のケン・ジロッティ監督のTVムービーだが日本では劇場公開された。[投票]
★3プルートで朝食を(2005/英=アイルランド)1970年代のアイルランドの地方都市タイリーソン。母親(ルース・マッケイブ)によってリーアム神父(リーアム・ニーソン)の教会の前に捨てられた子供パトリック(キリアン・マーフィ)は里子に出されて育てられたが、いつしか自らを「キトゥン」と名乗るオカマに育ったのであった。そのことが切欠で家を出たパトリックはロンドンへ向かう。実は産みの母親に会いたい一心であった。しかし、途中でツアー中のロックバンドに拾われリーダー、ジョン(ブレンダン・グリーソン)の愛人に…。しかし、ジョンはIRAの1員だったのである…。ニール・ジョーダン監督第15作。[投票]
★3雨の朝巴里に死す(1954/米)1954年、第2次世界大戦終結の日のパリで米軍中尉チャールズ(ヴァン・ジョンソン)は戦友クロード(ジョージ・ドレンツ)の同伴者マリオン(ドナ・リード)にパーティに招待され、彼女の妹ヘレン(エリザベス・テーラー)と恋に落ちる。やがて2人は結婚、チャールズは通信社に勤務しながら小説執筆に燃えるのであったが、ヘレンは毎夜毎夜の放蕩三昧、一方、チャールズの小説は出版社から色好い返事がもらえない。やがて、チャールズも放蕩の道へ…。2人の心は遠く離れていく…。スコット・フィッツジェラルドの「バビロン再訪」を脚色したリチャード・ブルックス監督第7作。[投票]
★2北海は死海(1975/独)ハンブルグ近郊。少年ウーヴェ(ウーヴェ・エンケルマン)は年がら年中父親(アルクヴァルト・ボーム)から殴られていたが、仲間内ではボス気取りであった。このウーヴェに虐められているのが在独中国人少年ジンギス(ジンギス・ボワコワ)で彼は逃避願望から筏を作り上げる。しかし、進水式の日、ウーヴェたちによって筏は破壊されてしまった…。70年にファスビンダーヘルツォークヴェンダースらと伴に「アウトレーン社」立ち上げに参加したニュージャーマンシネマ8人衆の1人ハーク・ボームの劇場映画監督第3作。[投票]
★2アンジェラ(2005/仏)アメリカからパリに一旗揚げようとやってきたアンドレ(ジャメル・ドゥブーズ)は、志虚しく逆に借金まみれになってしまい、48時間以内に全額返済しなければ殺されてしまう状況になってしまった。最早、運も尽きたとアレクサンドル三世橋からセーヌに身を投げようかな…と思ったそのとき、隣にも美女が…。彼女はお先にとばかりに身を投げたのであった。慌てて飛び込むアンドレ。やがて河畔に縋り付いた2人は顔を合わせる。彼女の名はアンジェラ(リー・ラスムッセン)。2人の一夜の彷徨の始まり…。『ジャンヌ・ダルク』から6年の間を経たリュック・ベッソン監督第11作。[投票]
★3北海ハイジャック(1980/英=米)ノルウェー船籍「エスター号」が北海油田採掘基地に向かって出航しようとした矢先、政府広報官ハーリング(デヴィッド・ウッド)が6名の新聞記者団の乗船を要求。しかし、出航間もなく彼等はハイジャッカーとしての正体を現すのであった。リーダーのクレイマー(アンソニー・パーキンス)は油田基地爆破を脅して英政府に2500ポンドを要求。窮地に陥った政府はフリーランサーの潜水隊オーナーで酒と猫と刺繍を愛する変人フォルクス(ロジャー・ムーア)に解決を依頼するが…。アンドリュー・V・マクラグレンの劇場映画監督第28作。[投票]
★2サイレントフルート(1977/米)山寺で赤衣チームと黄衣チームが空手の真剣勝負を行い黄チームのコード(ジェフ・クーパー)は白衣の主審(デヴィッド・マッカラム)から反則負けを宣言された。勝者は山中に棲む世界最強最高の武術家アー・サーム(デヴィッド・キャラダイン)の秘伝書探索の権利が与えられるのであった。諦めきれないコードは勝手に赤チームを追跡。しかし、途中で盲目の空手家に遭遇する…。弟子マックイーンコバーンブルース・リーの為に企画し彼の死で頓挫した企画が『燃えよカンフー』のキャラダイン主演で作られてしまった作品。[投票]
★4ブギーマン(2005/米)23歳の青年ティム(バリー・ワトソン)は8歳のときに寝室でクローゼットから現れたブギーマンに父親を連れ去られるトラウマを抱えていたが、周囲からは嘘八百だと思われていた。しかし、恋人ジェシカ(トリー・マセット)の家に招かれた彼の夢枕に母親メアリー(ルーシー・ローレス)が…。母親は死んだのであった。かくして、帰郷することになった彼は10数年間足を踏み入れなかった生家に足を踏み入れることになるのだが…。サム・ライミが立ち上げたホラー専門レーベル「ゴースト・ピクチャーズ」が放つ『THE JUON』に続く第2弾でスティーブン・ケイ劇場映画監督第7作。[投票(1)]
★3オーメン(2006/米)6月6日午前6時。イタリア赴任中の米外交官、ロバート・ソーン(リーヴ・シュレイバー)は駆けつけた病院でスピレット神父(ジョヴァンニ・ロンバルド・ラディス)から妻キャサリン(ジュリア・スタイルズ)の死産を聞かされ、同時刻に生まれた子供を実子として育てることを提案された。その子の母親は子供を産んですぐに死んだという。やがて、数年後、若き駐英大使として赴任したロンドンでソーン一家は怪奇な事件に巻き込まれていく。その陰には常に成長した子、ダミアン(シーマス・デイヴィ=フィッツパトリック)の影があった…。リチャード・ドナー監督76年版をリメイクしたジョン・ムーア監督第5作。[投票]
★2ぺトラ・フォン・カントの苦い涙(1972/独)2度の離婚を経たファッションデザイナー、ペトラ・フォン・カント(マルギット・カールステンセン)は今では秘書マルレーネ(イルム・ヘルマン)だけを側に置きアール・デコ調のアパートの1室で年がら年中彼女に当たり散らす生活を送っているのだったが、マルレーネは耐え続けていた。しかし、彼女のアパートにカーリン(ハンナ・シグラ)という若き美貌の女性が訪れたことからペトラの心は乱されていく…。ファスビンダーの劇場映画監督第12作。[投票]
★4アナザ・サイド(1980/日)大学のラグビー部の矢部(内藤剛志)と藤井(里亮弘)は知り合いの劇団に入団した亮(室井滋)という女性と知り合うが、彼女を巡って2人の間には曰く言い難い状況が横たわっていく。やがて、矢部は退部し藤井は自らの命を絶つのであったが…。早大シネ研が池袋文芸座と提携して製作された16ミリ長篇。山川としては初16ミリ作品で日大芸術学部の長崎俊一傘下の内藤を主演に迎えた勝負作。[投票]
★3デュエリスト(2005/韓国)王朝時代の朝鮮。大量に氾濫する偽金の調査で市場に潜入捜査する補盗庁の刑事たち。女刑事のナムスン(ハ・ジウォン)は上司アン(アン・ソンギ)と伴に張り込んでいたが、偽金の鋳型の受け渡しが行われるその瞬間、突如現れた仮面の男(カン・ドンウォン)がそれを奪い去る。悲しい眼をした男を追ってナムスンの捜索は続くのであった。そして、時の軍務長官ソン(ソン・ヨンチャン)と仮面の男の関係が判明していくが…。イ・ミョンセ監督第7作。[投票]
★1フルーツ・バスケット(1982/日)邸宅に住みながら自殺願望を抱くイチゴ(矢野ひろみ)と新宿東口でテント生活をするメロン(大蔵悦子)とファンシーショップ店員のオレンジ(庄司真由美)の3人の少女は出会い、彼女たちは海に向かってボートで川を下り始めるのであったが…。PFFで『ORANGING’79』が注目され手塚真の『MOMENT』の撮影を担当した今関あきよし長篇16ミリデビュー作。[投票]
★3世代(1955/ポーランド)ドイツ占領下のワルシャワ近郊。石炭盗みやナイフ自慢に明け暮れるノンポリ少年、スタフ(タデウシュ・ウォムニツキ)は職人セクワ(ヤヌーシュ・パルシュキェヴィッチ)と知り合い彼の工場で働くことになるが、青年共産主義同盟でアジ演説をするドロタ(ウルシュラ・モドジニスカ)という娘に夢中になって組織に加入する。やがて、ワルシャワのゲットーでユダヤ人迫害が開始されセクワが妨害工作に参加。スタフも帯同するのであったが…。チブルスキーポランスキーが端役で出演していたワイダ長篇処女作。『地下水道』・『灰とダイヤモンド』と併せて抵抗3部作を成す。[投票]