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sawa:38さんのあらすじ: 点数順

★2夢の女(1993/日)明治時代の遊郭・深川州崎。ここに花魁の楓(吉永小百合)という女がいる。楓の美しさに金も地位も捨て、身請けをしようとする男(永島敏行)もいる。しかし楓は男の気持ちを突き放す。楓には自分だけ幸せになる訳にはなれない事情があったのだ。実家への仕送りを続けなければ、家族は路頭に迷い、里子に出した乳飲み子もいた。夫婦になれない事を悟った男は首を吊って果て、新聞は楓を「毒婦」となじる。だが、そんな傷心の楓を優しく、時には厳しく見守る侍女のお松(樹木希林)がいた。哀しい明治の遊女の姿を描いた永井荷風原作の同名小説を、『外科室』に続き坂東玉三郎が演出した監督第二作。<松竹/98分/白黒ワイド>[投票]
★2錆びたナイフ(1958/日)新興工業都市にはびこる暴力団に対し警察は熾烈な争いを続けていたが、報復を恐れる被害者たちは口をつぐみ、今日もまた組織の組長勝又(杉浦直樹)が高笑いをしていた。そんな中、5年前の市会議長自殺の一件が他殺であるとの投書があった。目撃者は3人。そのひとり橘(石原裕次郎)はかつて恋人の為に殺人を犯した前科者だった。彼の証言が欲しい検察と、彼等が邪魔な勝又。平凡な生活を夢見たかつての前科者たちは否応無くその渦中に巻き込まれていく。かつての野獣たちのジャックナイフは今も研ぎ澄まされているのだろうか?<日活/90分/白黒/日活スコープ>[投票]
★2地獄の掟に明日はない(1966/日)長崎の暴力団山崎組の代貸し滝田(高倉健)は幼い頃、原爆投下により孤児となり組長の山崎(河津清三郎)により育てられる。その山崎組は権藤(佐藤慶)率いる権藤組と対立しており、山崎の顧問弁護士である郡司(三國連太郎)は両者の和解の道を探るべく奔走して、なんとか成功を納めた。そしてその証として八百長の競艇興行を共同で執り行おうとするが、選手の姉が何と滝田の恋人(十朱幸代)である事が判明した。苦悩する滝田、そして目に見えない被爆の症状が彼の身体を蝕んでいた。この事が長崎の地を一触即発の事態に追い込んでいく・・<東映東京/91分/カラーシネマスコープ>[投票]
★2顔役(1965/日)黒塗りの車が続々と終結してくる。関東城政会の幹部会は新興埋立地の開発利権を巡って関西同志会との対決姿勢を鮮明に打ち出した。そしてその先鋒として中神(鶴田浩二)と舎弟の早見(高倉健)等6人の男達が現地へ送り込まれた。政界を巻き込む入札問題も早見の強引な手法で乗り切り城政会は利権を獲得し、中神等は大役を果たしたかに思えた。だが、その裏には隠された汚い陰謀があった。中神の義侠心が爆発し、そしてまた早見もまた行動を起こしていた。転がりゆく悲劇へ女たち(佐久間良子三田佳子藤純子)は・・・<東映東京/91分/カラーシネマスコープ>[投票]
★2実録飛車角 狼どもの仁義(1974/日)尾崎士郎の『人生劇場』に登場した“飛車角"のモデルである侠客・石黒彦市(菅原文太)の波乱の半生を描く。大正末期、横浜に流れ着いた彦市は“ぽっかりの春”(待田京介)と出会い、組に属さずに賭場荒らしを繰り返してその名を高めていった。ある日、彦市は高級娼婦のおきみ(中川梨絵)と知り合い、足抜きさせてしまう。だが、ふたりの幸せな生活は長くは続かなかった。些細な行き違いから彦市は刑務所へ、おきみは行方知らずとなる。そして宿命のライバルであり不思議な友情すら交わす右翼の硬骨漢村岡(小林旭)との関わりがやがて悲劇を生む・・<東映京都/93分/カラーワイド>[投票]
★2極道(1968/日)釜ヶ崎出身、愚連隊あがりの島村清吉親分(若山富三郎)は女房(清川虹子)には頭が上がらず、沈着冷静な弟分(大木実)に頼るところ大である。だがその暴れっぷりは大坂で名を挙げるには充分であった。しかし愚連隊と馬鹿にされることに我慢ならない島村は老舗の侠客一家の金看板が欲しく、どうにか老舗の6代目を継ぐ。金看板を手に入れた次の課題は資金源。ブルーフィルム製造の闇商売に目を付けた島村だったが、それは大組織城西会に立ち向かう事を意味していた。怖いもの知らずの島村と城西会の親分衆との戦い火蓋が切られた。<東映京都/92分/カラーワイド>[投票]
★2団鬼六 白衣繩地獄(1980/日)看護婦の敏子(麻吹淳子)は職場結婚で医師の妻になろうという幸せの絶頂にあった。ある日、退院した患者(橘雪子)から自宅への招待を受けた為訪問すると、そこには賊によって全裸で縛られた女の姿があった。敏子もたちまち縛られ、ふたりの男に陵辱されてしまう。後日、陵辱の写真をばら撒くと脅された敏子が呼び出された先はSM愛好家のセレブ達が集う秘密パーティー会場だった。すべてが巧妙に仕組まれた罠だと敏子が気づいた時、既に敏子はもう戻れない肉体になっていた・・・谷ナオミ引退後の2代目SMの女王として麻吹淳子初の主演作。<にっかつ/65分>[投票]
★2戒厳令(1973/日)戦前の5・15事件から2・26事件に及ぶ思想家・北一輝(三國連太郎)の姿を描く。辛亥革命に参加した後、上海にて「日本改造法案大綱」を執筆した北は日本ファシズムを代表する一人となり、帰国するや政界を揺るがす数々の事件に暗躍する。その一方で不戦条約、ロンドン軍縮条約に反対し、陸海軍の不満分子たる青年将校等に多大な影響を与えていった。そして1936年2月26日、クーデター実行部隊の精神的支柱である黒幕とされ銃殺刑に処せられる。本作は右翼であり、かつ社会主義者でもあった北一輝の姿を名も無き兵士A(三宅康夫)と絡ませて描いていく。<ATG/110分/モノクロ> [投票]
★2空の穴(2001/日)北海道の国道沿いでドライブイン「空の穴」を営む市夫(寺島進)は無口で無愛想、何の変化もない単調な日々を繰り返していた。道楽者で女房に逃げられた父と二人暮しだが、そんな父もギャンブルツアーに出掛けてしまった。そんなある日、旅行中恋人に捨てられ置き去りにされた妙子(菊地百合子)が転がり込んでくる。単調な日々に突然現れた妙子に次第に心惹かれていく市夫。妙子もまた痛んだ心を市夫に癒され心を開いていく。だが、愛されることに臆病になっていた妙子にとって、市夫の真っ直ぐな気持ちは重過ぎた・・・<127分/カラー/アメリカンビスタ>[投票]
★2刑事(1959/伊)ローマ近郊の都市、高級アパートの一室に空き巣が侵入するも犯人は間一髪逃亡した。しかし被害者は何故か事件を大袈裟にしないよう刑事(ピエトロ・ジェルミ)に懇願する。そして数日後、同じアパートの会社経営者の部屋で留守中の妻が死体で発見されるに及び、事件は思わぬ展開をしていく。捜査線上に多くの人物が浮かんでは消え、刑事たちの緻密な捜査が事件の概要とともに市民たちの生活を浮き彫りにしていくことになる。56年の『鉄道員』に続きピエトロ・ジェルミが監督・脚本・主演を兼ね、世に クラウディア・カルディナーレを送り出した作品でもある。また主題歌は日本でも「アモーレ・ミオ」の名で空前のヒットを記録した。[投票]
★2アラモ(1960/米)1836年、テキサスの地は当時メキシコ領であった。しかしサンタ・アナ大統領の圧政の前にアメリカ人移住者たちは独立を目指して反乱を起こす。アライグマの帽子を被ったデビー・クロケット大佐ジョン・ウェイン率いる義勇軍は激戦地となろう「アラモ砦」に入場する。指揮官であるトラビス大佐との確執、ジム・ボウイ大佐リチャード・ウィドマークとの友情。しかし、砦に集まった味方185人に対し、3,000のメキシコ正規軍が押し寄せ、13日間に亘る攻防戦が幕を開けた。「Remember the Alamo」の合言葉は長らくアメリカ人の精神的支柱となり、「Remember Pearl Harbor」の元ネタでもある。 [more][投票]
★2続・猿の惑星(1970/米)猿の惑星』5部作の中の第2作。前作で行方を絶ったテイラー船長(C・ヘストン)の捜索のため地球を飛び立った宇宙船が辿りついたのは西暦3955年の猿の支配する惑星だった。ただ一人生き残ったブラント(J・フランシスカス)は地下に棲むミュータント化した人間に捕らわれ、そこでテイラーとノヴァに遭遇する。地下人間たちは核爆弾を神として奉っていたが、そこへゴリラの軍隊が禁断の地へ侵攻し、猿対人間の最終戦争が始まろうとしていた。5部作サーガでは最終話にあたるが、巧みな布石により輪廻が開始される。[投票]
★2瀬戸内少年野球団(1984/日)昭和20年8月、敗戦直後の淡路島の国民学校で教鞭を執る駒子(夏目雅子)は教科書に墨を塗る作業を子供達に命じていた。進駐軍のジープが島を走り、チョコレートに群がる子供達。海軍将官の娘、武女(佐倉しおり)が転校生として、また駒子の夫、正夫(郷ひろみ)も傷痍軍人として復員してきた。正夫の叶わぬ野球の夢を子供達に託すべく駒子は少年野球チームを作り、進駐軍チームと対戦することになるが、マドンナ武女は父が戦犯処刑されるに及び島を去る。原作者の阿久悠が少年時代に見た敗戦の混乱とアメリカ文化の到来をユーモラスに描き夏目雅子の遺作でもある。[投票]
★2最後の猿の惑星(1973/米)猿の惑星』全5部作の完結編。前作で人間の管理に蜂起し覇権を握った猿だったが、その後の核戦争で地球は文明社会を失い、荒廃した廃墟の中で勢力が逆転した人間と共存している。猿の指導者シーザーは人間との共存に反対するゴルドー将軍一派と内紛の火種を抱えつつ、地球滅亡の謎を解く為、地下の禁断の地へ赴くが、そこで見たものは核ミサイルを保有した地下人間たちだった。一方ゴルドー将軍は叛乱を企て、シーザーの息子を殺害する。「猿は猿を殺さない」・・猿社会の不文律が崩れ、かつての人間が辿ったのと同じ道を歩もうとするのか・・・[投票]
★2通貨と金髪(1999/日)経済学部の助教授高坂は、金髪美女に対しマゾヒスティックなフェチ願望を内向していた。外人ストリップバーのダンサーを金で買い欲望を発散させる日々に転機が訪れる。金髪の留学生アンナの登場により、我を忘れて妄想をつのらせるが、アンナのサディスティックな要求に自尊心も無くし隷属的な関係に充実感を覚える。 一方、株で失敗し自己破産を申請中の高坂に通勤途中の駅のホームで話しかけてくる謎めいた男がいた。男は投身自殺した男の話、バブルに踊った日本社会について度々高坂に話しかける。「セックスの趣味はお金と一緒、求めてもきりがない」 そんな高坂がアンナに棄てられる日がきた。帰国準備をする彼女のもとへ懇願をしに行く高坂だったが・・・ 日米の歪んだ関係、バブルと破綻を金髪フェチにみたてた歪んだラブストーリー。 [投票]
★1青春の蹉跌(1974/日)アメフト部のスター選手の賢一郎(萩原健一)は、かつて学生運動に身を投じたこともあったが今では法学部学生としてエリートの階段を着実に昇りつつあった。名家の令嬢(檀ふみ)との婚約も控え、社会的地位と財産をも手中にしていたが、家庭教師先で知り合った教え子(桃井かおり)と遊びの関係を持ったことから歯車が狂っていく。シラケきった社会、70年代という時代の閉塞感、賢一郎は繰り返し独り言のように呟く、「エンヤートット、エンヤートットー」。賢一郎にとって既に教え子は邪魔な存在にしか過ぎなかった・・・(東宝、85分、カラー) [more][投票(2)]
★1コンクリート(2004/日)高校を中退した大杉(高岡蒼佑)は粗暴な性格で鑑別所から保護観察を受けるなど荒れた暮らしをしていた。やがて暴力団の下部組織を任され、仲間や後輩を集めて竜神会と名乗った。ある日、ひとりの女子高生を拉致し暴行する。監禁場所は後輩の自宅二階の一室。この日から想像を絶する性的暴行・暴力・リンチの日々が始まった。1989年に社会を揺るがした「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を題材に映画化。本作の公開が知らされるやネットを中心に抗議が殺到し、銀座シネパトスでの劇場公開を断念させられる事態が起こった。<アムモ=ベンテンエンタテインメント/90分/カラーワイド> [more][投票(1)]
★1絞死刑(1968/日)「死刑制度廃止に反対の方にお聞きします。あなたは死刑場を見た事がありますか?」冒頭のテロップでいきなりテーマを問いかけられる。死刑囚Rこと朝鮮人少年R(尹隆道)の処刑執行が行われた。しかし、Rは死ななかった。Rは蘇生したが記憶を失っており、このままでは刑を再執行する事は出来ない。所長・看守・検事・教誨師たちは狼狽し、彼の記憶を取り戻させるべく奮闘努力が始まった。死刑とは?国家とは?そして朝鮮人とは?Rが素朴な質問を投げかけ、所長たちはドタバタの寸劇を演じて答えていく。全編強烈なブラックジョークで覆われているが、未成年だが朝鮮籍が故に死刑になった実際の「李少年事件」がモデルになっている。[投票(1)]
★1つめたく冷えた月(1991/仏)定職もなく毎日を自堕落に生きる中年男デデ、酒とセックスに溺れ、誰もが見放す彼にもただ一人気の合う友人シモンがいた。二人の大人になりきれない中年は今日も夜の街で無軌道な人生を謳歌する。トラブルを起こすデデを何故か突き放すことが出来ないシモンには、決して他人には知られてはならない秘密があった。かつて冗談半分で死体を盗み出したところ、その美しい女の死体を二人で屍姦してしまったのだった。 原作はC・ブコウスキー、製作にリュック・ベッソン、音楽にジミ・ヘンというマニアックなブランドで身を包んだフランス製モノクロ映画。 [投票(1)]
★1仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王(1980/日)石油に代わる代替エネルギーを研究中の宇宙ステーションが「銀河王」と名乗る集団に爆破されるが、研究員たちはそのデータを一匹の犬の脳に転送し、爆破直前に犬をカプセルで地球に帰還させた。亡き博士宅を訪れた筑波洋(村上弘明)だったが、彼の面前で犬と博士の娘がネオショッカーの怪人によって拉致されてしまった。銀河王とネオショッカーは手を結び新エネルギーの秘密を解読しようとしていたのだった。富士山の地下にあるという秘密基地へ乗り込むスカイライダー。そしてその前に現れた怪人たち。絶体絶命の時、伝説の彼等が駆けつけてきた・・・<東映/45分/カラーワイド>[投票]