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濡れ鼠さんのあらすじ: 更新順

★5コロンバス(2017/米)韓国系アメリカ人のジンは、著名な建築家の父が発作を起こして昏睡状態になったことで、父が入院中の中西部の町から身動きが取れなくなってしまう。図書館員のケーシーは、モダニズム建築の淵叢として知られるコロンバスの名所を残らず諳んじられるほどの<建築おたく>だったが、薬物中毒から更生中の母の面倒を見るために地元に留まるような親思いの娘だった。母の仕事の送迎の際にジンの姿を見掛けた彼女は、敬愛する建築家の肉親に違いないと直感し、声をかける。長年に渡って父と疎遠だったジンは建築の世界にも冷嘲的だったが、そんなジンに向かって市内の名所を案内することを申し出る。それは土地の記憶を留める建築群の遍歴であると同時に、二人の過去の再訪の旅に他ならない[投票]
★4彷徨える河(2015/コロンビア=ベネズエラ=アルゼンチン)一族をコンロビア軍に皆殺しにされた祈祷師カラマカテは、1909年にT・K・グリューンベルク、1940年にR・E・シュルテスと、ゴムの木に寄生する伝説の薬草ヤクルナ求めてアマゾンの奥地に分け入った欧米人学者の案内を引き受けることを承諾する。前者は重度のマラリアに罹って喫緊の治療薬を必要としており、後者は植民地の主要財源であるゴムの木を襲った風土病に対して効果のある成分をT・K・Gの残した記録からヤクルナに期待していた。天涯孤独の身となってどこの居住地にも属さずにさすらいの人生を余儀なくされていたカラマカテは、客人の手助けをすることにより、密林の亡霊<シュラシャキ>となった自分の運命を逆転できるのではないかと閃きを受ける[投票]
★3シティ・オブ・ゴースト(2017/米)カルテル・ランド』でアカデミー賞にノミネートされた新進気鋭のドキュメンタリー作家の製作・撮影・構成によるラッカの反IS組織「ラッカは静かに虐殺されている」(Raqqa Is Being Slaughtered Silently aka RBSS)の活動の記録。2014年8月に故郷の町を占拠されて以来、命の危険を冒しながらも、有志を募って、シリアの内外から全世界へイスラム国支配の実態を発信しようとする。 [more][投票]
★3蠍の尻尾に関する殺人(1971/伊=スペイン)ギリシア在住の夫が航空機事故で亡くなったとき、英国で別居中のリザは恋人と情事に耽っている最中だった。後日、保険会社から連絡を受けて夫の身に100万ドルの生命保険がかかっており自分が受け取り人に指定されていたことを知らされる。保険金詐欺の疑いで送り込まれた調査員の尾行をかわし、リザは現地の銀行で全額を引き出そうとする。ところが、異国を来訪中の未亡人の動向をこっそり見張っているのは一人だけでなかった。以来、亡夫の元愛人と屈強の用心棒、麻薬中毒の男とスチュワーデスの恋人、仏人美貌リポ−タ−、インターポールの覆面捜査官など一癖も二癖もある面々が入り乱れて、風光明媚な南国の町を舞台に、恐喝、裏切り、連続殺人の幕が切って落とされる[投票]
★5ミークス・カットオフ(2010/米)米墨の開戦前夜に続々とウィラメットバレーへ押し寄せる入植者の道案内を務めた実在の罠猟師ステファン・ミークと、彼にちなんで名づけられたオレゴン・トレイルの枝道<ミークス・カットオフ>("ミークの近道"の意)にまつわる実際の遭難の記録を自由に脚色して映画化。三組の家族が、ベテランのガイドを雇って2週間の予定でオレゴンの高地砂漠を幌馬車で横断しようとする。 [more][投票]
★5ウェンディ&ルーシー(2008/米)愛犬と一緒にぽんこつのアコードで旅する住所不定の女性の身に降りかかった災難の数日間。割のいい缶詰工場の仕事の話を耳に挟んで、女身ひとつでアラスカへ旅立ったウェンディは、オレゴンの小さな町で車が動かなくなって足止めをくらう。ところが、修理工場に車を預けている間に、通りがかりのスーパーで犬の餌を万引きしようとしているところを見つかって小癪な男性店員の手で警察に引き渡される。保釈金を払って、店の前へ引き返す頃には、表につないでいたルーシーの姿が消えてしまっていた。レジ係の娘は、白い車の主によって連れ去られたと言い張るが、同僚によって言下に否定される。ウェンディは手書きのビラを配って必死の捜索を始めるのだが・・・[投票]
★5ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016/米)地平線まで目路遥かに続く鉄道の線路の沿線にあるモンタナの小都市。おちこちに青い山脈が望まれる牧草地、開拓者の夢の跡。女性が新たな役割を求められる時代の四者四様の<独立不羈>の姿。ベテランの弁護士ローラ(ローラ・ダーン)は、労災を理由に元雇用主を訴えようとする男の法律相談だけでなく、傷つけられたエゴの介添え役まで担わされる羽目になる。浮気性の夫と反抗期の娘を持て余しながら、土地の建材で環境に優しい家を建てようとするジーナ(ミシェル・ウィリアムズ)は、開拓時代の学校に使われたという砂岩を譲り受ける過程で持ち主の老人の思い出を踏みにじっている事実に気づかない。 [more][投票]
★4不審者(1951/米)ある晩、二人の警官が不審者の通報を受けてLA郊外の豪邸に呼び出される。家の主は著名なラジオの放送作家。その時間は番組の最中で、若い細君を一人きりで残していた。侵入者の形跡はなく、その晩は報告書を書いて終わりにする。翌晩、ウェブは、ルーチンを装って一人でスーザンを訪ねる。世間話に花を咲かせるうちに双方とも同郷の出身であることがわかり、二人の間の距離は一気に縮まる様子を見せる。男は地元ではアメフトのスター選手として期待されたものの、今ではしがない巡回警官だ。女は一時ダンサーになることを夢見たが、才能不足を思い知らされ、年の離れた男の求婚を承諾した。スーザンは当初はウェブの誘惑に抵抗を示すものの、じきに彼なしでは生きられなくなる[投票]
★4オクジャ okja(2017/米=韓国)多国籍企業のCEOを務めるルーシー・ミランドは、人権団体の間で評判が悪い先行者が残したイメージを払拭するため、巨大豚の開発を大々的に宣伝して、最も見栄えのよい26匹を世界各地の養育者に預けて品質を競い合わせるように取り計らう。10年後、韓国の山深い里で飼育を任された少女ミジャは<オクジャ>との間に特別な関係を築いていた。ところが委託の期限が過ぎて、各地の巨大豚の回収に現れたミランドの配下から、自分が企業のイメージ戦略に利用されたに過ぎないことを気づかされる。オクジャの奪回のために単身ソウルへ向かったミジャは、道中でミランド企業の悪行を暴こうと企む国際的な動物愛護団体の一味と一緒になり、不本意ながらも彼らの計画に加担してしまう。[投票]
★3おとし穴(1948/米)ジョニーは、郊外にマイホームを持つ妻子持ちの保険調査員。典型的な中流暮らしにとりたてて不満はないが、毎朝決まった時間に都心の事務所へ自動車通勤しなくてはならない日課に辟易気味だ。お抱え探偵のマクドナルドから、横領罪で刑務所行きになった男について報告を受けた後に、元モデルの愛人に惚れ込んでしまったので引き継ぎの際によろしく伝えてくれるように頼まれる。勤倹実直のジョニーは職務に私情を持ち込むのを嫌ったが、モナを一目見るなり、誘惑に逆らうのが容易でないことに気づかされる。一方、マクドナルドは、上司が自分の願いを無視してモナを独り占めしようとしていると考え、女の家に押し掛けるのに飽き足らずに、一度に二人の恋敵を片付けようと一計を案じる [投票]
★4太陽の爪あと(1966/英)物心がつく前にNYの里親へ預けられたスーザンは、最近物故したばかりの生みの親が娘のために故郷の所有地を残したと電報を受ける。折しもハネムーン中のスーザンは、夫のマイクを伴って、20年ぶりにダンウィッチの地にある生家を再訪する決心をする。しかし都会暮らしの二人を迎えたのは、文明から遠く離れた島嶼地方の過酷な現実だった。叔母のアガサは姪との再会を喜ぶどころか、ただちにNYへ引き返すよう強弁を張る。なんでもケルトン家が所有する風車場は呪われており、非業の最期を遂げたくなければ近づかないほうがいいということだった。一方、スーザンの従兄に当たる放蕩無頼の男イーサンは、美しい親戚を一目見るなり夢中になり、見境なしに彼女の後を付け回すようになる[投票]
★3ヨーロッパのある首都警察の秘密の書庫からの掘出物(1972/伊=スペイン)四人の若者が気楽なプライベートヨットでのクルージングの帰りに車のガソリンを切らし、雷雨の夜にアレクサンダー伯夫妻の居館の門前に辿り着く。近場に燃料補給のための目星もなく、豪雨に振り込まれて身動きできなくなった四人は、伯爵の寛大な勧めに従って召使部屋で一夜を明かすことにする。紅一点のジェーンは、たまたまその時、ビルが母親への贈り物に骨董品店で購入した数奇な因縁のある真珠のネックレス(悪魔が宿るという)を身につけていたが、それに目をとめた伯爵夫人に別室へ案内される。実は館の地下で秘密の儀式が進行中だったが、四人は自分たちを待ち受ける運命に気づかない。[投票]
★3二重の顔(1969/伊=独)重役のジョン・アレクサンダーは、休暇中に社長令嬢のヘレンに求婚して承諾されるが、ロンドンに戻るなり同性愛趣味をおおっぴらにし始めた相手に不満を募らせる。私生活への干渉を嫌うヘレンは、転地療養を口実に家を出るが、空港への途上で車のスリップ事故を起こして帰らぬ人となってしまう。ジョンは妻の持ち株を相続して自社の筆頭株主となるものの、警視庁に事故の関与を疑われて捜査の対象になる。ある晩、閉鎖していた城館を訪れると、聞き覚えのある音楽と共に亡き妻の面影を留める女性がシャワーを浴びていた。容易に厄介払いされようとしない女にすっかり手玉に取られてしまったジョンは、自分が陰謀の渦中にあることに気づかない[投票]
★4女はコワイです(1962/仏)内気で夢見がちなピエールは、誰にも邪魔されずに天文学を研究するのに唯一の慰めを見出していた。ただ、いい年して両親の家に居候しているために何かと問題が多い。二人は息子がさっさと結婚することを望み、常日頃からそれを隠そうともしない。迂愚な青年は両親の期待に応えようとし、重い腰を上げる。町へ繰り出し、男女の営みを観察した後に、見様見真似で片っ端から声を掛ける。結果は惨憺たる有様。何とかひっかかった婦人はひどい泥酔状態で、頭のネジの一つや二つ外れているとしか思えない躁状態。現実に愈々幻滅した青年は、TVでたまたま目にした美しい歌姫に一目惚れし、彼女のフィギュアやポスターで自分の部屋を埋め尽くそうとする[投票]
★4ヒッチコック博士の恐ろしい秘密(1962/伊)舞台は世紀末のロンドン。高名な神経科医のヒッチコック博士は、実は私生活では妻のマルガリータを薬漬けにして動けなくしてから犯す屍姦趣味の持ち主だった。ある時、誤って麻酔を過量投与してしまい、半睡半醒の愛妻を死なせてしまう。12年後、不幸な事故から立ち直った博士は、若くて美しいシンシアと再婚して、前妻の思い出が残る場所へ再び戻ってくる。長引く不在の間にすっかり荒れ果ててしまった屋敷の奥から、夜の帳を貫いて聞えてきたのは女性の苦しげな呻き声だった。咄嗟に召使のマルタは精神を病んだ妹の仕業だと言い訳する。その晩、シンシアは寝室の窓から雷雨の夜闇に紛れて白い人影が庭園を横切るのを目撃する[投票]
★5ジョゼフの息子(2016/仏=ベルギー)繊細な高校生のヴァンサンは情愛深い看護婦のマリに手塩をかけて育てられたが、実の父の名前を明かそうとしない母に不満を募らせている。ある日引き出しの奥に出産直後の母が綴った受取拒否の手紙を見つけて、生物学上の父がカリスマ編集者として有名なオスカル・ポルムノルであることを知る。自分の出生を望まず母子を捨てた男に怨みを覚えた少年は、復讐を遂げるために計画を立てるものの、間一髪のところで迷いから覚めて、逃げ込んだ先でオスカルの弟ジョゼフと邂逅を果たす。事前の偵察の際に兄弟の対照的な性格を見せつけらていたヴァンサンは、やがてジョゼフのなかに自分が幼い頃から思い描いていた理想の父親像を見出したのだった[投票]
★5世紀の光(2006/タイ=仏=オーストリア)ウィーラセタクン監督の両親へ捧げられた個人の生誕以前へ遡る記憶の映画。 二つのパートに別れていて、一部は、タイの地方の診療所を舞台に、若き医師であった父と母の馴れ初めと二人の間を出入りする田舎の素朴な人々の面影を、ある時は憧憬を込めて、またある時は優しいユーモアを交えながら、観想的に綴ってゆく。 二部は首都バンコクの近代的な総合病院に移り、景観もがらりと変わる。同じ俳優が同じ役割で登場するが、新たな物の配置に伴い気の流れに微妙な変化が生じたように、異なる現実のパノラマが浮揚してくる。[投票]
★5オールド・ジョイ(2006/米)三十代に入って仕事に家庭にと忙しいマークのもとに、ある日、突然、大学時代の親友カートから電話が入る。カートは偶々故郷に立ち寄った振りをしているが、声が浮ついているし何かがおかしい。とりあえず二人は今度の週末に落ち合って、近場の山の中にある天然温泉へハイキングに出かけることにする。長らく音信不通だったかつての盟友と旧交を暖めるための機会は、しかし、10年の歳月が二人の間に穿った溝の広がりを浮き彫りにするばかりだった。[投票]
★5侵入者(2004/仏)ロシアで心臓移植を受けるために、老齢の隠遁者ルイ・トレボー(ミシェル・シュボール)は、小癪な隣人(ベアトリス・ダル)の牧場へ愛犬を譲り、長年住み慣れたスイスの国境地帯の山荘を年々疎遠になってゆくばかりの一人息子シドニー(グレゴワール・コラン)に引き渡す決心をする。 韓国の釜山港を経由して、かつて原住民の愛人との間につくった非嫡出子が暮らしているはずの南洋の島タヒチへ出航する頃から、孤独な年月のうちに彼の精神を侵食するようになっていた亡霊(カテリーナ・ゴルベワ)の姿が身辺を跋扈するようになり、失われた楽園への帰還であるはずの道中がますます冥土の旅に近い様相を呈し始める。 [more][投票]
★4ラブ・ウィッチ(2016/米)若くて美しいエレンは新米の魔女。前の結婚の失敗から生涯の恋を見つけるためにこの道を選んだ。仲間が手配してくれたキッチュなゴシックマンションに籠って、愛のスペルと媚薬の調合に余念がない。新しい町で魅力的な男を見つければ、早速その成果を試してみる。男たちは例外なく彼女にめろめろ。彼女なしには生きられなくなる。しかし、エレンの使う魔術にはひとつ問題があった。効き目が相手次第で最大値が測り知れないのだ。結果としてエレンの立ち去った後には不本意な屍が後を絶たない。[投票]