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[POV: a Point of View]
密室

密室を、ミステリ・サスペンスにとっての究極の形だと思っている小生にとって、もともと舞台劇が元になっているものが多いこれらの作品を映画という形で後々まで残る形にして、なおかつ映画として優れたものにした所など、ただただ感心するばかり。ABCはその比重
C★5コレクター(1965/英=米)愛したい、愛されたい、ただそれだけなのに。誰もが多かれ少なかれ抱く征服欲、そんな燻った感情をウィリアム・ワイラー監督は最大公約数の共感を持って描く。テレンス・スタンプがそれに応え、終始思いつめた表情の中に、芯を持った異常者を好演している。 [review]投票(4)
C★4探偵物語(1951/米)舞台劇の映画化という制約のある中を核となる話の周辺に小さな事件を付随させ語っていく手法で飽きさせない。ただしひたすら怒ってばかりのカーク・ダグラスが痛々しく感情移入できない。どうして話を蒸し返すんだ?やきもきしながら観た。投票
C★4狼たちの午後(1975/米)狼の皮を被った「子羊たちの午後」投票(2)
C★4未知への飛行(1964/米)キューブリック監督の『博士の異常な愛情』と同じ年に製作されたため公開が見送られた経緯があるとか。ヘンリー・フォンダの説得力のある演技、リアリティのある展開など個人的にはこっちのほうが好みだが、ウォルター・マッソーは浮いている投票(1)
C★4毒薬と老嬢(1944/米)楽屋裏話。 [review]投票(1)
C★4スパイ(1957/仏)タイトルにはスパイとついてはいるが、アンリ・ジョルジュ・クルーゾーが普通のスパイものを撮るはずもなく、誰もそんなものは期待していない。精神病院という名の閉ざされた箱の中に様々な人間模様を出し入れすることで単調になることを回避しつつ、不気味なユーモア感覚と不安定感の表出はいつものクルーゾー節。投票
C★3刑事コロンボ 歌声の消えた海(1975/米)コロンボ・シリーズ唯一の「密室」。快適な船旅でも事件の方が黙っちゃいない。投票(1)
C★3ロープ(1948/米)停滞を恐れ絶えず新しいものに果敢にチャレンジして行ったヒッチのその実験性は評価したいが、遺憾せん見ていて疲れてしまう。密室劇は観ていてそれを感じさせないように工夫することが肝心なのだが、絶えず密室の息苦しさがついて周り辟易してしまう。投票(3)
C★3遊星からの物体X(1982/米)極限の地にいる男たちの感ずる寒さに臨場感がある。恐怖感は不安から生み出されるもの。その不安感は分からない・知らないからこそ抱いてしまう。疑心暗鬼から来る採血のシーンはかなりスリリングだがそれ以降が若干崩壊気味。変身シーンは優れてはいるものの、逃げ場のない状況から来る切実感をもっと押し出して欲しかった。投票(4)
C★3ゴスフォード・パーク(2001/英=米=独=伊)
C★2CUBE(1997/カナダ)起も結もない昇天映画。もしくはオチのない笑点。出てくる奴らが『ゾンビ』の人間並みに個性薄し。ラストも観客に想像させるってより思い浮かばなかったんだね。閉じ込められたことの閉塞感・息苦しさが伝わってこなかったということは、映画としては失敗だと思う 投票(3)
この映画が好きな人達

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