[POV: a Point of View]
素晴らしき哉、人生!
鋭い社会風刺を織り込みながらも現代のおとぎ話を描きつづけた、アメリカ理想主義の旗手フランク・キャプラと、その伝統的作風を受け継いでいると思われる作品の紹介 (A:フランク・キャプラ作品 B:その他のアメリカン・ヒューマニズム映画の古典 C:キャプラ・タッチを受け継いだと思われる作品)
A | オペラハット(1936/米) | |||
A | スミス都へ行く(1939/米) | おそらく、フランク・キャプラの最高傑作。 そして、ありえないようなお人好しの善良市民を演じきる、ジェームズ・スチュワートの迫真演技(私生活でもクリーンだった彼しか出来ない、ハマり役演技)に尽きる。 [review] | 投票 | |
A | 或る夜の出来事(1934/米) | |||
A | 群衆(1941/米) | マスコミによって作り出された虚像。それに踊らされる群衆。 ナチス台頭期の作品だけに、一連のキャプラ作品の中でも、特に重いメッセージ性が感じられた。 | 投票(1) | |
A | 素晴らしき哉、人生!(1946/米) | |||
A | ポケット一杯の幸福(1961/米) | 完全にキャスティングの勝利。卑しい老婆とマダムを演じきる大女優ベティ・デイビスと、気のいいマフィア親分グレン・フォード。そして芸達者な子分(売り出し中のピーター・フォークと、これが引退作の名脇役トーマス・ミッチェル)。オリジナル作よりも遥かにに面白いです。 | 投票 | |
A | 一日だけの淑女(1933/米) | |||
A | 失われた地平線(1937/米) | |||
A | 波も涙も暖かい(1959/米) | 『チャンプ』の二番煎じ。中盤まで辛いが、後半やっとキャプラらしくなる。 孝行息子アーリーに頼りきりな、理想主義を通り越した夢想主義者のシナトラ。己のバカ息子を見捨てている超現実主義者な兄貴のロビンソンもどうかと思うが。 | 投票 | |
A | 其の夜の真心(1934/米) | 市民のささやかな2ドルの夢をのせ、奇跡を起こせブロードウェイ・ビル! 口コミと情報操作に踊らされる群集心理の怖さ&面白さ。まさに不滅のキャプラタッチだが、今回は主人公の追い込まれ度が弱く能天気すぎる。 | 投票 | |
A | 我が家の楽園(1938/米) | |||
B | 我が道を往く(1944/米) | |||
B | 聖メリーの鐘(1945/米) | 薄っぺらな問題提起よりも、こういう単純明快な学園ドラマの方がいい。 | 投票 | |
B | 三十四丁目の奇蹟(1947/米) | |||
C | デーヴ(1993/米) | |||
C | セント・オブ・ウーマン 夢の香り(1992/米) | |||
C | ニューヨーク東8番街の奇跡(1987/米) | |||
C | 靴をなくした天使(1992/米) | マスコミが作り出す虚像のヒーロー。では真のヒーローとは一体どんな人物?フランク・キャプラの時代から延々と問われているテーマ。 | 投票(1) | |
C | 未来は今(1994/英=独=米) | |||
C | 天使にラブ・ソングを2(1993/米) |
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