★3 | 八月のクリスマス(1998/韓国) | 愛が思い出に変われば、その愛は過去形=愛の不在。故に、苦しむことから解放される。愛とは、現在進行形だから足掻くのです。プラトニックは美化されがち。でも現実は、それほど美しくも静謐でもない。 | [投票(1)] |
★5 | 鬼が来た!(2000/中国) | ラスト30分までは、この迫力あるエンターテイメント映画を、まるで中国人の群集の一人のように傍観し笑っていた。しかし見終わった感想は、 [review] | [投票(9)] |
★3 | アメリカン・グラフィティ(1973/米) | 都会に生まれた人間は、当然の様に発展を享受している。しかしその発展が優秀な地方出身者あってのこと、という事実に、気づいていない人間も多い。私が気づいたのも大学生になって、地方組の友達ができてから。きっと、 [review] | [投票(6)] |
★2 | ピンク・フラミンゴ(1972/米) | 昔、レズビアンナイトに行ったら、ディバインみたいな女がでーんと座って
いた。もちろん、ピンクのマーメイドドレス着て。あれは仮装だったのだろうか? | [投票] |
★4 | 餌食(1979/日) | 脚本;荒井晴彦、高田純、小水一男、高橋伴明、斉藤博(新宿マッド ’98 パンフレット参照)若松孝二監督の乾いた画面、5人の共作脚本、内田裕也の存在感、全員の個性が見事に昇華された映画。ハードボイルド好きな方にお薦め。 | [投票] |
★4 | 書を捨てよ町へ出よう(1971/日) | 寺山修司には、1日1冊本を読んだとか、昼食も意図的に毎日違うメニューを選んだ…なんて逸話がある。そんな寺山シェフが、知識・官能・青春・劣等感・マザコン・都電(東京)・怒り・うさぎを食材にごった煮スープを作りました。うーん、美味。 | [投票(2)] |
★2 | タイタニック(1997/米) | 最近のハリウッドを見ない理由(わけ);男女の最大公約数を〈愛〉だと
パラノイア的に信じているので、必ずどんな陳腐なストーリーにも、とってつけたようなLOVEが挟まっている。・・・それがいらねぇんだよ!(って思いません?) | [投票(5)] |
★3 | フェリーニの道化師(1970/独=仏=伊) | ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん な絵巻物 | [投票] |
★5 | キャバレー(1972/米) | 人を愛するということは、相手に求めることではなく互いを認めあうことだ、とこの映画は教えてくれる。肉体がなくても、好きという気持ちが二人に埋火のように残れば、きっと〈愛〉は存在するのだろう。 | [投票(3)] |
★3 | 200本のたばこ(1999/米) | 「煙草は〈間〉だよ」と、細くて長い指に煙草を挟みながら、友達はそう教えてくれた。ゆらゆらと紫煙が、天井にのぼっていくのを眺めながら、バカ騒ぎしなくても、まったり音楽を聴く生活もなかなか心地良い。 | [投票(1)] |
★4 | バスを待ちながら(2000/独=仏=スペイン=キューバ=メキシコ) | いつまでも恋心を忘れないキューバの男と女たち。生きる源泉ここにあり! って感じ。しかし、あのねっとり絡みつくようなエミリオの視線は『マグノリア』のオチに匹敵するほど、許せる・許せないの二極に別れそう。 | [投票] |
★3 | KIDS/キッズ(1995/米) | 80年代のNYは、メープルソープ、キース・ヘリング、バスキアなどの芸術家を輩出した。例えばメープルソープは過激であればあるほど、人々の注目を集められることを知り、同性愛者となった結果、エイズで死んでしまった。 [review] | [投票] |
★4 | デリカテッセン(1991/仏) | 私の好きなもの。シャボン玉、少年、チェロ、屋上、流れる水、男と女、サーカス、ピエロ、ブーメラン、廃虚、地底人、かわいい下着、階段、ベッドのスプリング、ペンキ、モノクロテレビ。まさにコラージュ・シャシン(映画)。 | [投票(1)] |
★4 | ボーイズ・ドント・クライ(1999/米) | 戦後教育の最大の欠点は、子供の頃から女の子は男の子と同じだよと言って勉強(進学)させたくせに、社会に出れば、あれは建て前だってと掌を返すこと。ただただ〈女〉であることに居心地の悪さを感じてしまう…。男の子願望強いのも、性同一性障害なのかな? | [投票(2)] |
★3 | 柳と風(1999/日=イラン) | もうダメ。見ちゃいられない。体に悪すぎ。ハラハラドキドキ。でもって、
絶対そーなると思った。何でも一人でできるなんて思っちゃぁいけません。子供も大人も、結局、他人の助けって必要なんですよ。しかし… [review] | [投票] |
★4 | 黒猫・白猫(1998/独=仏=ユーゴスラビア) | 青い空のもと、太った死体がビヨーンビヨーンビヨーン。ひまわり畑で、裸になってバカ騒ぎ。緑の樹に吊るされた音楽隊。白いあひるが鳴いている。これぞ、巣立ちの狂想曲。 | [投票(3)] |
★5 | トト・ザ・ヒーロー(1991/独=仏=ベルギー) | トトじぃは平凡な人生だったと嘆きます。いやいやアナタほど、豊かな
人生を歩んだ人はいませんよ。因にあの耳に残る歌は、シャルル・トレネの
「ブン」というシャンソンだそうです。(Charles Trenet;BOUM!) | [投票(2)] |
★5 | ひまわり(1970/伊) | 私の好きなシーンは、旧ソ連に夫を訊ね、女と暮らしていたとわかった時、
涙を流すのを悟られまいと、洗面器の水で顔を洗う場面。それくらいのプライド持って生きないと、アカンよね。(しかしこういうコメントも、ネタバレなんでしょーか?) | [投票(5)] |
★3 | 新宿泥棒日記(1969/日) | うわぁ〜。高橋鐵が出てるよ。カンドー。学生時代、高橋鐵の「アブノーマル」(河出書房新社)を読んで衝撃を受けました。・・・しかし、 [review] | [投票(2)] |
★3 | 自転車泥棒(1948/伊) | ムカつかれるの覚悟で書きます。泣くどころか、笑いましたよ。だって、不幸コントみたいなんだもん。チャップリンあたりが演じれば、コメディーになったでしょう。 | [投票(2)] |