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sawa:38さんのコメント: 更新順

★2極道の妻たちII(1987/日)当時の東映女優陣では「次」は十朱幸代だったのだろうが、如何せん彼女では「優しさ=おんな」は出せても「冷たさ=漢」は演じ切れなかった。そして脇を固めるはずの男優たちも弱い。B汁が漂ってくる。[投票]
★2バルトの楽園〈がくえん〉(2006/日)「癒し」を求めながらも自虐史観に染まった私にはまるでSF映画を鑑賞した如きの感想しかなかった。 [review][投票]
★4暗いところで待ち合わせ(2006/日)前半の緊張感は何故か温かみがあり心地よい。主演ふたりの乾いた演技が独特の空気感を紡ぎだす様は心地よい。2000年前後に大女優への片鱗をみせたはずの田中麗奈がようやく本領を発揮し復活したのだろうか。今村昌平の息子も良い空気を撮っている。[投票(3)]
★3動乱(1980/日)史実としての「2・26」事件を追いながら、実在した首謀者の「情愛」を描くというとても難しい作品である。苦慮の末の二部構成なのだろう。監督に同情すべき点は多々あるが、高倉吉永どちらの視点で描くかで失敗したのではないか。 [review][投票(1)]
★3宮本武蔵・般若坂の決斗(1962/日)前作から打って変わってストイックな男に変貌した武蔵。しかしそこの辺りが全て端折られている為、宮本武蔵という男の内面がまったく理解不能なまま物語が進んでいってしまう。変貌する過程こそより映画的であるはずなのに。[投票]
★3宮本武蔵(1961/日)二作目以降、否ラストカットの為とはいえ中村錦之助のやんちゃな演技はやや過剰過ぎた感がある。過剰さは行動を写せても青年武蔵のぎらつく心理までは写しきれなかった。[投票]
★3ラストマン・スタンディング(1996/米)用心棒』のリメイクとして決定的な欠点は、刀と銃の殺傷可能距離の違いだ。対峙する距離感はそのままドラマの緊張感と比例してしまう。 [review][投票]
★4椿三十郎(2007/日)当然だが面白い。しかしそれはリスク回避の為の保険が機能したからであり、独りほくそ笑む角川春樹がいるだけだ。 [review][投票(3)]
★4女渡世人 おたの申します(1971/日)画一的な任侠映画のパターンからの脱却を目指したオリジナリティある脚本が先ず良い。これは後藤Pと笠原のせめぎ合いか?そしてやはり最終的には藤純子を褒めちぎるところに落ち着くのだ、私的には。 [review][投票(1)]
★3忍者部隊月光(1964/日)幼稚園に持って行っていたお弁当箱の蓋が「忍者部隊月光」だった。涙ながらにやっと再見!そして驚いた。すべての戦隊ヒーロー、集団ヒーロー物の原点と言われる「歴史のお宝」だけではないのだ。この妙な「リアル感覚」は何なんだろうか。 [review][投票]
★3アジアンタムブルー(2006/日)後半はありがちな難病モノになってしまいドラマとしては良いのだろうが、映画的には前半のトラウマを抱える二人の触れるか触れないかの琴線が良いし、演出も巧い。 [review][投票(1)]
★4疾走(2005/日)ロングから撮る映像に登場人物のやるせない心情が映し込まれていた。だが、本作は滲み出るような少年たちの「衝動」をアップで撮り斬ることにこそ命題があったはずだ。果たしてソレは充分だったか?時代は斬り取れていたか?[投票]
★2桜の樹の下で(1989/日)母娘どんぶりに苦悩する母と娘、対して逡巡すらしない男(津川雅彦)は犬畜生か。あくまでも男の生理を描いているに過ぎず、渡辺淳一の文芸作品という美名の名の下に繰り広げられる「中年男の願望」。[投票]
★4荒野のストレンジャー(1972/米)これまでにハリウッドが積み上げ構築してきた西部劇に対し、疑問符を投げかけるクリント・イーストウッド。但し唾を吐きかけるところまではいっていない。だから、その中途半端さが芸術に走らず「面白い映画」として踏みとどまっている。[投票(1)]
★3無頼漢仁義(1965/日)冒頭からして、これは珍しい高松英郎主演作なのかと思ってしまうような作りに驚く。おそらく『日本侠客伝』『網走番外地』のヒットで単独主演に昇格した高倉健の代役だったのではと推測します。インテリの千葉ちゃんも無理な配役でした。[投票]
★2運転手の恋(2000/台湾)コメディならコメディらしく姿勢を正すべきだろう?ブラックとペーソスを履き違えたラストには首を捻るしかない。 [review][投票]
★4ミッドナイト イーグル(2007/日)竹内結子のパートのテンションの低さが各所でブレーキとなっている。いっその事吉田栄作主演バージョンで見てみたかった。この手の邦画では完成度高し。軍事ヲタの祭りは気にするこたぁないと思う・・ [review][投票(1)]
★1美しい夜、残酷な朝(2004/香港=韓国=日)オムニバスの三話とも、ある意味「映画らしさ」を象徴しています。 [review][投票]
★38月のクリスマス(2005/日)リメイクをしなければならない使命感=決意というものが微塵も感じられない。脚本に演出に役者に・・・何かひとつぐらい決意表明があっても良いはずじゃないか・・ [review][投票]
★4悪い男(2001/韓国)私ならあのシーンで映画を完結させた・・・そう考えた私は甘い幻想論者なのか。 [review][投票(2)]