★3 | ダウン・イン・ザ・バレー(2005/米) | 解釈はいろいろあれど、深読みせずに観たままを感じてみたい作品。彼にとって理想や虚構だった世界が、一瞬にして我に返る感覚はよくわかる。痛々しい感覚が胸に響く。ただお話として決着が付いたように思えない。ちょっとヒントが少ない [review] | [投票] |
★3 | 田舎者(1919/米) | やたら雑貨屋の似合うアーバックル。他の作品でもそうだが、雑貨屋はネタの宝庫で、どんな時でもギャグの舞台になりうる。面白いね。どうってことないロマンス話ではあるが、敵対する保安官の危ない表情がいちいち気になるのはなぜ(笑) [review] | [投票] |
★4 | デブの舞台裏(1919/米) | 邦題の通りになるが、まさに舞台裏から初舞台に。物語をあんな形で移行させるセンスが好き。観客を集めた演劇シーンではキートンの「酔拳」と思しきシーンも。ヴォードヴィルの雰囲気が味わえて新鮮だし、既に年季が入ったコンビ芸は見もの [review] | [投票] |
★3 | デッドリー・ガールズ(1987/米) | 動機やら事の顛末やら、あまり捻らずに描いているからか入り込みやすい。女の子達が狙われるくだりはリアル。副保安官がアホなのと全く無駄な男達が話を詰まらなくしているのが勿体無い。あと、結末はもっとどうにかなったんじゃないかと [review] | [投票] |
★3 | 恋の痛手(1914/米) | 痛手を味わいながらも美女をゲットするためにあの手この手を使うっていうくだりは、現代のアメリカンコメディにも通じるところがあっておもしろい。杖さばきや、池のほとりでのやり取りは笑った。オチもきれいに決まっており、言うことなし。 [review] | [投票] |
★5 | たまもの(2004/日) | 林由美香なくしてこの映画は語れないという程、彼女のまなざしと少女のように愛らしい感受性に尽きるな。整理できない愛情だとか、抑え切れない衝動だとか、彼女にとってまっすぐ生きることの意味が問われている。鑑賞後はずしんと響く。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 刑事コロンボ 二枚のドガの絵(1971/米) | 鮮やかに決まりすぎてコロンボの謎解きに至るまでの犯人との駆け引きがうやむやに。ここまでバシッて決まると刑事というより名探偵だなぁ。犯人のトリック自体はそこまで優れたものでもないのに、作品としての魅せ方次第でこうなるとは立派 [review] | [投票(1)] |
★2 | 刑事コロンボ ホリスター将軍のコレクション(1971/米) | 将軍であるはずの犯人が賢くないのか、女性とのロマンスも実に中途半端だ。女性の心理描写も最後で救われたが、それまではイライラさせられる。トリックは単純。しかし省略部分が多く、ちょっと消化不良だ。好きな場面もあるんだけどな… [review] | [投票] |
★2 | プレデタリアン(2004/米) | 演出がしょぼいがために駄作に成り下がっているモンスターもの。クリーチャーの謎を引っ張ったり、伏線を張るなど工夫は見受けられるが、ホラー描写で全てが台無し。自爆してどうする。トレンディードラマのような場違いな音楽も聞き苦しい [review] | [投票(1)] |
★2 | レジェンド・オブ・タイタンズ(2005/米) | 世界観は貫けているが全体的にのほほんってしすぎなんだよな。悪玉も邪悪なパワーで、もっと人間を支配してほしかったもんだ。そして肝心のキャスパーが全く活躍してくれないんじゃ何の為に鑑賞しているのか…。味方も敵も小規模すぎるぞ [review] | [投票] |
★4 | モール・ラッツ(1995/米) | 結局はアホ話を繰り広げていくだけだが、いやはや、これが爽快なんだな。もはやジェイソン・リーの喋りはコメディアン級。どんなに遊んでも、オタクに走っても、オチに結びつかせる手腕はお見事。それでいてロマンスの後味が残るなんてね。 [review] | [投票] |
★4 | クラークス(1994/米) | 下ネタのオンパレードながら、しっかり核となるドラマが存在する(また、ケヴィン・スミスのお下品ワールドが好きな人には堪らなく、2度おいしい)。台詞など、言葉遊びにも充実しており、特にジェイ&サイレントボブはその賜物だよね [review] | [投票] |
★4 | 刑事コロンボ 指輪の爪あと(1972/米) | 地道な捜査と関係者の証言が上手くパズルとして成立しているからか、終盤でのアリバイ崩しが気持ち良い。犯行の動機・経緯と、犯人の人間性を組み立てていく作品の秀逸さも味わえる。ついでに初期コロンボのキャラクターも組み立てられていく [review] | [投票] |
★2 | アルコール先生自動車競争の巻(1914/米) | 話に筋がないのでレース場での行き当たりばったりな展開。特にドタバタもなく、チャップリンとハンク・マン(板に挟まっていた大男)のやり取り以外、見所に乏しい。自動車競走は殆ど映らない。チャップリンの笑顔だけは清々しいなぁ…。 [review] | [投票] |
★4 | 刑事コロンボ 構想の死角(1971/米) | 倒叙の面白さの1つに犯人の心情(内面)があるが、そういった意味でジャック・キャシディが知的な仮面と絶対なる自信を盾に犯行を貫く様が良かった。それをやんわ〜りと崩すコロンボが、また爽快なんだな。商店のオバチャンもレベル高し。 [review] | [投票(1)] |
★3 | アッシャー家の惨劇(1960/米) | 屋敷の周囲に炊かれたスモークと一緒に作品をも謎めいたものにしてしまおうというコーマンの努力には恐れ入った。怨念は怨念のままで、これまた全篇に渡って煙のように浮遊しており、それが独特の恐怖を生む。「怪奇映画」の勉強になりました [review] | [投票] |
★3 | メーベルの結婚生活(1914/米) | 前半と後半でキレイに話が繋がっており、浮気を心配するあまり、先に手が出てしまうチャップリンの可笑しさはさすが。それが面白いように“跳ね返ってくる”後半は、あのマネキンの存在がシュール。「メーベルの〜」でありながら、彼女は完全に脇役だ。 | [投票] |
★3 | 舞台裏(1914/米) | 終始おじいちゃんをいじめたり、いつになくチャップリンが嫌な奴に見える…。ただ裏方が舞台に乱入して台無しにするというお決まりの展開がやたら見事で、見ようによっては大作に思えてしまう作品だ。映画と舞台が近い距離にあった時代だな。 [review] | [投票] |
★3 | ピーナッツ(2005/日) | 「内P」メンバーが言わば“正義”に回るので、どうしても内輪の雰囲気は強いが、単に芸人を起用すればOKというお祭り映画にはなっていないので好感が持てる。型に嵌ったストーリーをいかに描くかというウッチャンならではのこだわりもあるようだった。 [review] | [投票] |
★3 | メーベルの窮境(1914/米) | 困ったことに、迷惑な人間がメーベルとチャップリンの2人も登場。そのためか、一筋縄でいかないことは容易に想像できてしまうな(チャップリンはただの酔っ払いというのも全く関係なくて笑える)今も昔もパジャマ姿で追い出されちゃさすがに赤面だ。 | [投票] |