★2 | 股旅(1973/日) | 信太(尾藤イサオさん)の汗がやたらと映画的。しかし編集が悪い。リズムを感じない。しかも途中の説明ナレーション、ことのほか最悪。 | [投票(1)] |
★4 | マインド・ゲーム(2004/日) | 遠近感を自在に操る絵作りに感心。また風景描写(特に夜の街や暗がり)も良好。奇抜な表現の連続から湧き出るスピード感がたまらない。創造力に4点。 | [投票] |
★2 | ミラーを拭く男(2003/日) | マニアックなロードムービー。大型ミラーに襲われる夢(イメージ映像)あたりもまたマニアック。映画の全体的な作りは普通中の普通。何となく楽しめる作品。しかしミラーの在る風景ショットなどを斜めに撮影したがるのは如何なものか。これには感心できない。 | [投票] |
★2 | ナースコール(1992/日) | きわどい言い方をすると、質の良いダメ映画。構成自体は悪くない、撮影の類いも悪くない。だけど圧倒的に内容がない。 | [投票] |
★1 | ねらわれた学園(1981/日) | 万華鏡に襲われる悪い夢をみて、夜中に汗だくで目覚めた。そんな気分の作品。 | [投票(1)] |
★1 | リバイバル・ブルース(2003/カナダ=日) | 一言で表すと“垂れ流し映画”。ライブハウスのシーンが特に見るに堪えない。 | [投票] |
★1 | 西陣心中(1977/日) | 全体的に粗雑な作り。その粗雑さが映画の味わいに転化していれば良いが、それもない。ATGフィルムは本当にアタリハズレが大きい。 | [投票] |
★2 | 20世紀ノスタルジア(1997/日) | 壮大な自主映画。この一言に尽きる。 | [投票] |
★1 | ホタル(2001/日) | 鶴の動きを夫婦で真似るシーンを目にした時、開いた口が塞がらなかった。どうでもいいシーンの連続に唖然。この作品が映画でなければならない理由が全く見当たらない。“高倉映画”のワースト1とみる。批評精神が旺盛な映画ファンに是非観てもらいたい一本。 | [投票] |
★4 | 破れ太鼓(1949/日) | この作品に粗さがしは必要ない。面白さ、その勢いだけで一気に観たい。家族の立ち回り、その間合い。妙なリズムに、変なスピード感。一瞬、粗雑な映画と感じさせるが、実は完成度は高い。 | [投票] |
★2 | 讃歌(1972/日) | インタビュー場面のセリフ棒読みには驚いた。しかも顔面の白粉(おしろい)がパイ投げの後みたいで、一瞬ギャグ映画と勘違いしてしまいそう。時に名匠と評されることもある新藤兼人監督だけど、この作品を観る限り、それはちょっと有り得ないと感じてしまう。 | [投票] |
★1 | 北京原人 Who are you?(1997/日) | ある意味、日本映画界の至宝。ラストシーンでは涙を堪えてしまった。感動したからではない。滅多に出会うことができない千載一遇の作品を目にした喜びからだ。他のダメ映画をどんなに批判したって、この作品には敵わない。凄いパワーを秘めた超一級の駄作だ。 | [投票] |
★4 | 千と千尋の神隠し(2001/日) | 釈迦は乳がゆを施され“いのち”を繋ぎ、悟りへと至った。千は白い握り飯をもらって涙ながら口にし、頑張り抜いた。人間の衣食住の喜びと哀しみを映画全域に詰め込み、なおかつ、八百万の神の世界をアミューズメントに昇華させた本当に愉快な作品。 | [投票] |
★4 | 四畳半襖の裏張り(1973/日) | 寝苦しい熱帯夜、汗でベットリとした自分の首筋を触る感覚。指先に残るこの感覚が、この映画の中に生きている。ネットリとした質感表現、そして濃密な雰囲気。これらの尺度を敢えて“湿度”と言い換えるなら、この作品は邦画史上、最も“湿度”が高い映画だ! | [投票(1)] |
★1 | 星になった少年(2005/日) | 象の鼻って凄いんですね。作品の内容云々より、そんなことに関心してしまった。予想通りだけど、やはり映画的にはヤバい。かわいい動物を映して何とかその場を繋ごうとする映画なんてもう存在し得ない、と考えていた自分が甘かった。まだまだ健在だったとは。 | [投票] |
★2 | 果てしなき情熱(1949/日) | 何の変哲もない、昔の映画にありがちなドラマ。メロドラマって言ってもいいかな。窓を流れる雨水の影、カーテンや壁に映る人物の影、こういった懐古的な味わいが、今はかえって観ていて嬉しい。 | [投票] |
★4 | 兵隊やくざ(1965/日) | 日本映画だからこそ成し得た“娯楽映画の一つの形”を体現している。この作品は、娯楽映画の代表作というより、その“一つの形”を限りなく完成形にまで近づけたところに価値がある。風呂場と炊事場、この喧嘩シーンだけでもこの作品の存在価値は高い。 | [投票(1)] |
★2 | 花と竜(1962/日) | 石原裕次郎さんに代表されるスター系の作品は、どれもこれも何となく画一的に見えてしまいがち。が、この作品は終盤の展開が功を奏し、比較的印象に残りやすい。やはり出ました、雪に血痕。これぞ邦画バイオレンスのお決まり。 | [投票] |
★2 | 復活の日(1980/日) | 大作は駄作になりがち、これを地で行く作品。邦画界は復活どころか“低迷の日”を迎えてしまった。 | [投票(2)] |
★3 | ひき裂かれた盛装(1967/日) | カメラワークが意外と大胆。セットは結構ポップ、さながら日本版ミッドセンチュリー。金だの愛だのクドイ内容かと思いきや、要所が洗練されているのでそれなりに楽しめる。 | [投票] |