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sawa:38さんのコメント: 更新順

★2アルゼンチンババア(2007/日)臭い者は臭く、老齢である者は老齢らしく、演じまた撮らなければいけない。劇中の台詞での説明と被写体に大きなギャップがあり、ただ混乱するばかりだ。何かの意図があるのかと疑いながらの鑑賞だった。先ずは配役ミスに始まり、演出ミスが拍車をかけている。[投票]
★3007 慰めの報酬(2008/英)一秒間に2カットを凝縮し類稀なスピード感を演出した意図は尊重したい。しかし激しい動きの役者に加え、手持ちカメラのブレをあえて選択した結果そこに見せられたのは何か?あれはアクションシーンなどではなく、映像の暴走と暴力じゃないか。[投票(4)]
★320世紀少年 第2章 最後の希望(2008/日)シリーズの「つなぎ」の作品とはいえ、ここまで面白みに欠けるとは・・・収穫は平愛梨、これだけのオーラを発する新星はそう滅多に登場はしない。とにかく彼女は良い!なんたって眼に力がある、あり過ぎる! [review][投票(4)]
★420世紀少年 第1章(2008/日)何が凄いって、日テレの金と看板にモノを言わせたキャスティングに感動する。TV局の映画参戦の功罪が語られる今、良い意味でも悪い意味でもエポックメイキングなシリーズになるのだろう。以下独り言。 [review][投票(5)]
★2チェ 28歳の革命(2008/米=仏=スペイン)冒頭の時系列をいじった演出で観客を混乱に貶めたあと、第三者を装う主観を排除したとされるスタイルで淡々と映像が流される。主観の無い似非ドキュメンタリーは睡魔との闘いだった。本作には田口トモロヲのナレーションが不足している。[投票]
★3待合室(2006/日)藤純子以降最も美しい富司純子が撮られているだけの作品か。哀しいエピソード群の羅列に答えはなく、答える気すらない。映画化すべき内容ではなかったのではないだろうか。雪景色と富司純子だけでは辛すぎる。[投票]
★3夢千代日記(1985/日)日本映画界を代表する美貌、そして演技力だってメキメキと力をつけてきた頃の作品だ。だがそれでも「サユリ映画」はこける。果たして彼女の宿命なのか?脚本家たちは吉永小百合ブランドを意識し過ぎるあまり自滅するのだ。[投票]
★1茶々 天涯の貴妃〈おんな〉(2007/日)歴史の面白さすら失わせる妙な演出・脚本、そして主演女優。この稀有なドラマティックな素材は、NHKの大河で一年かけて描きこまなきゃならない商品だったはずだ。一流の素材をここまで不味く調理した例は見たことが無い。[投票(1)]
★3椿山課長の七日間(2006/日)B級テイストで始まった作品が次第に引締まりだす。絡み合うエピソードの巧みさは原作の良さなのだろうが、主演女優とその演技にOKを出してしまう監督にいささか不満を感じてしまう。[投票]
★3兄弟仁義 関東三兄弟(1966/日)山下耕作監督の持ち味は雨のシーンに顕著に出る。濡れた石畳に電灯の明かりが映える照度を落とした暗い画は、冷たさの中にも温かさを求めているようだ。湿度の高い侠客脚本を文字通りウェットに表現している。 [review][投票]
★3陰日向に咲く(2007/日)こういう群像劇は終盤に向かい一本のドラマに収束していく様が醍醐味なのだと思う。互いを補完し合い絡み合うという高度な脚本が醍醐味なのだ・・・って一本だけ絡まずにスルーされたエピソードが・・・これじゃオムニバス映画ですよ。[投票(2)]
★4絶対の愛(2006/韓国=日)キム・ギドクが寓話性を薄め哲学をちょっとばかり控えると映画はこれほど面白く観られる。作家としての矜持なんてどうでも良いんです。「一般映画」としてコチラ側に擦り寄ってきてくれた監督に★4つけますよ。えぇ、皮肉じゃなくね。[投票]
★3侠客三国志 佐渡ケ島の決斗(1966/日)侠客モノというよりもアクション活劇に分類したくなる作品である。短尺に様々なエピソードがてんこ盛りに詰まっており、やや定型の感はあるも当時の東映東京の密度の濃さと質は邦画史で特異であろう。ただ本作に関してはやや散漫か。[投票]
★3WALL・E ウォーリー(2008/米)「700年間独りぼっち・・」というキャッチコピーに妻は涙目になっていた。・・・それなのに彼の孤独さや哀しさの描写がこれほど薄っぺらいとは。至高の技術を極上の脚本で表現してきたピクサーにとって肝心の脚本が緩いとここまで退屈させられるのか。 [review][投票(13)]
★2私は貝になりたい(2008/日)今回橋本忍は脚本に加筆したと言う。私は思う。時代に迎合し、テーマすらすり替えた本作が「完全版」だと言うのなら失望する。巨匠橋本忍は逃げただけだ。 [review][投票(9)]
★3続兄弟仁義(1966/日)単品で観ればそれはそれで悲劇と我慢の末のカタルシスがそこそこある。だが幾多の東映任侠映画の歴史の中では、それはどこかで観たような脚本をちょっとばかし手直ししただけの手抜き作品としか言いようがない。[投票]
★2サウスバウンド(2007/日)てんでバラバラな二部構成。ラストは物語にオチも付けずに・・・原作は未読ですが、原作のエッセンスを基に一本の映画として再構成させるのが監督としての最重要課題じゃぁないのだろうか? [review][投票(1)]
★4弓(2005/韓国)単純に「死んでもいいからヤリたいっ!」ていう映画なんじゃないだろうか? [review][投票(1)]
★3鰐〈ワニ〉(1996/韓国)数々の否定的な意見を受けつつも、あのラストの水中シーンでそれらをひっくり返してしまう程のインパクトを持つ。まさに映像作家としての才能を見せつける。映画好きとして、忘れ去る事が困難な映像を魅せられた事実が刻まれる。[投票(1)]
★3兄弟仁義(1966/日)主演は北島三郎のはずなのに、実質は「友情出演」とある鶴田浩二の映画になっている。撮影所での格の違いがいろんな事を語っているようで一興である。また鶴田浩二のシーンになるとカメラも凝りだす山下演出も面白い。[投票]