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リヤンさんのコメント: 更新順

★2「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963/日)“コーヒー道”と謳っている割には、普通にコーヒーをいれているとしか思えないところが愛嬌。映画鑑賞中にタバコのシーンを見ると、ついつい自分もタバコを吸いたくなる時があるが、この映画を見ても別にコーヒーは飲みたくならない。そこがこの映画のミソ。[投票(1)]
★1高校生心中 純愛(1971/日)まったく清々しくない純愛映画。基本的に見どころがない上、ベタ演出が頻出。しかもラストに至るまで中途半端。が、今後こういった作風の恋愛映画が作られることはないだろうから、恋愛系の邦画史を研究したい人は必見、かも?[投票]
★2神田川(1974/日)いかにも“日本映画的”な内容なのに、草刈正雄さんがアップで映るたび、なんとなく洋画を観ているみたい。顔立ちが男前すぎて違和感を覚えるというか、マッチしないというか、そんな感じ。どちらにしても弁当箱のシーンは、さすがに目のやり場に困った。[投票]
★3青空娘(1957/日)初っ端からしてブレッソン級の早撮りスナップ攻勢。たとえ岩場から落ちようが、たとえ出来上がった写真がピンボケだろうが、そんなの関係ねぇ。終始そんな調子で突き進むところに、この作品の輝きがある。カラー映えも上等。若尾ファンには至宝の一本。[投票]
★2女殺し油地獄(1957/日)女殺し油地獄! ただならぬ名作の予感。なんて期待が持てるタイトルだろう。タイトル名だけで期待を寄せてしまうが、実際に観ると結構がっかり。そもそもラストに至るまでが粗雑で退屈。ポップスや演歌など歌謡曲界でよく見受けられる“サビだけ”みたいな。[投票]
★2エデンの海(1963/日)どことなく健康的だから許せなくはない範囲だが、やはり単純さが気になる。小娘を馬に乗らせて暴れさせれば天真爛漫の出来上がり、みたいな。遠泳大会の海上シーンなどカメラワークが一瞬光る場面もあるが、全体的にはそれなりにしか楽しめない。[投票]
★3いつか読書する日(2004/日)本の匂い、本屋さんの匂い、ひいては街の一角でひっそりと構える本屋さんならではの“風”を感じた。映像と音声とその間合いを上手に図り、映画を丁寧に構築している点も好印象。これといった強い押しはないけれど、良い作品ではある。[投票]
★1赤頭巾ちゃん気をつけて(1970/日)最後まで観た自分を褒めてやりたい。何から何までダメな作品。初っ端の電話シーンから「これは完全にダメ映画だ」と感じさせてしまう程、そのレベルは高い。下手な演出、下手な演技。この作品の存在価値は基本的に無い、と思う。[投票(1)]
★2あした来る人(1955/日)良くまとまっている映画だけど、何て言うか、これといった魅力に欠ける作品。川島雄三監督作品ということで観る前に少し期待しちゃっているから、その落差から、そう感じるのかな。ライティングが少しヘンテコなシーンも気になる。[投票]
★2暁の追跡(1950/日)ちょっと編集にヘンテコな部分があるけれど、いやに味わい深い一本。フィルム状態も芳しくないけれど、何気に最後まで観てしまう一本。たとえ観たことがなくても自身の鑑賞人生に大した影響はないだろうけれど、市川監督の一面を知る上で観て損はない一本。[投票]
★4悪の階段(1965/日)完全犯罪ならぬ“完全映画”。一瞬ありがち(オーソドックス)な犯罪映画に思えるが、ここまで王道なものは邦画では逆に珍しい。分類的にはフィルムノワールに入るだろうけど、そんなことより、ものすごく安定感のある良質な作品。要するに破綻がない。[投票]
★3大番頭小番頭(1955/日)勉強中に歌い出しちゃう娘。その進行と間合い、そしてカメラが妙に滑らかで映画特有の奥深さを感じた。限りなくオーソドックスな喜劇系作品だけど、ちょこっとしたところでカメラが光る。何気に撮影が「上意討ち 拝領妻始末」の山田一夫さん、なるほど納得。[投票(1)]
★2エロスは甘き香り(1973/日)縦縞のパンツのチャックがおりた瞬間、時代の甘き香りがした。面白かったのはその一点のみ。マネキンの裏に隠れようが、豚を煮ようが、そんなことが映画的瞬間とは感じられない。いろいろと試しているけれど、どれもチグハグな印象。脈絡がない、というか。[投票]
★2音楽(1972/日)効果的かどうかは別として、こんなにも“ハサミ”を特徴的に取り上げる映画を観たのは初めてかも。だけど、ちゃちな感じも否めない。どっちでもいいような作品の類い。[投票]
★2女の勲章(1961/日)やたらと喋っている。特に前半はうるさく聞こえるほど役者が喋りまくる。そのセリフまわしがリズム的なら良いのだが、リズムに乗ってそうで乗ってない。この部分を“味”と取るか、“失敗”と取るかは意見の分かれるところ。美術は良い。[投票]
★2あなたと私の合い言葉 さようなら、今日は(1959/日)どうしても小津監督作品と比べたくなる。映画の息遣いが全く違うので別物だけど、同時期の小津監督作品「浮草」と出演者が重なるので、気になるのは正直なところ。とにもかくにも若尾文子さんの目尻のつり上がったメガネ、これが堪らんマニアは多いでしょう。[投票]
★1オルゴール(1989/日)「英二」「オルゴール」「ウォータームーン」。これぞ炎の三部作。一番良いのは「オルゴール」。でも1点。[投票]
★3おとうと(1960/日)ハッキリ言って優秀な映画です。ずっしりとした渋い色調も堪らない。しかし、重要な療養シーンで家族の間柄がイマイチ表現しきれていない気がしないでもない。それは良しとしても、この弟、それにしてもペラペラとよく喋る。[投票]
★2親分はイエス様(2001/日=韓国)映画的にはイマイチだけど、ある種、貴重な作品。映画館で観るまでもなかったが、企画自体は良いのでそれなりに納得。すごく中途半端なコメントだけど、何て言うか、そういう作品。[投票]
★1アカシアの道(2000/日)映画的に見どころなし。青年に膝枕するあたりだって別に映画的な瞬間を感じない。狙いしか感じない。しかも“一年後”からの陳腐な表現の連続が、この映画の最終的な価値を決めてしまった。[投票]