ツベルクリンさんのコメント: 更新順
家族ゲーム(1983/日) | かなり(ブラックに)笑える。公開当時に教育問題を扱った映画だと勘違いされたのは残念。ラストの松田優作を見るとこの無表情な家庭教師の前歴を考えさせられてしまう。松田優作の役づくりにつくづく感心させられる。 [review] | [投票] | |
大地のうた(1955/インド) | [ネタバレ?(Y3:N1)] 物語が力技に走らず、常に淡々と、しかし辛抱強く流れていくが、それが「詩的」と評される所以だろうか。死んだ姉が隠していた首飾りが池の浮草の下に消えていくシーンが切ない。少年の賢そうに澄み切った目が印象的。 | [投票] | |
ハッシュ!(2001/日) | 主人公の男二人はリアルタイムというより一歩遅れたゲイという感じだが、ゲイを描くことに集中せず、片岡礼子に力点を分散したのがよかった。現代的というなら彼女の役こそがそれを背負っていた。深刻さを楽しさでカバーしている点に監督の力量を感じる。 | [投票(2)] | |
オール・アバウト・マイ・マザー(1999/仏=スペイン) | 見るたびに味わいが深くなる。人生には辛いことも多いけれど、くよくよしていられない。と、これだけ励ましてもらえる映画は珍しい。役者もみんないい。 | [投票] | |
青い凧(1993/中国) | 骨太な現代史映画であり、重厚な家族ドラマ。母ものでもいやらしくない。感動作。 | [投票(1)] | |
青いパパイヤの香り(1993/仏=ベトナム) | 温度や湿度まで感じさせる映像、さりげないが新人監督の作とは思えない画面構成。少女のみずみずしい成長ドラマにぴったり。ステキです。 | [投票(2)] | |
疑惑(1982/日) | テレビの二時間ドラマ程度の筋なのに、これだけ面白く緊密に仕立てるのを可能にしたのはやはり岩下と桃井のぶつかり合いのせい。激しいのに滑稽感も漂わせているのはさすが。 | [投票(1)] | |
風の中の牝鶏(1948/日) | 田中絹代が痛々しく、素晴らしい。ラスト10分前まではいいが、事態の解決法があれでは……。男の度量の小ささ、情けなさが強調されただけの結末。戦地から帰還した人に見えないのも弱点か。 | [投票] | |
恋する惑星(1994/香港) | 楽しい映画。素朴な兄ちゃん風だったこの頃の金城武はよかったのに……。 | [投票] | |
プライベート・ライアン(1998/米) | 大迫力の戦闘シーン以外は眠くなる。構成は欠陥だらけ。この監督は恐竜に追いかけられる恐怖と戦争の恐怖を同じノリで演出しているのでは、という疑念がわく。 | [投票] | |
彼女を見ればわかること(2000/米) | 静かで淡々としているのに女性の心の揺れや人生をじっくり感じさせてくれる。元気づけられる。 | [投票(1)] | |
リトル・ダンサー(2000/英) | 背景としての労働争議ときちんと描いたからこその感動だと思う。少年の成長物語だが、甘くないところがいい。 | [投票(3)] | |
アメリ(2001/仏) | 途中で映画館を出ようと思った映画は久しぶり。評判を聞いて見に行ったのにまったく期待外れ。どこまでも自己満足の痛い女にうるさいナレーション。でも「共感」してしまう人が大勢いるという事実がただただ寒い。 | [投票(6)] |