★3 | 1408号室(2007/米) | 分かりやすい話なのは、嫌いじゃない。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 宗方姉妹(1950/日) | 笠「またきたよ、うぐいす」秀子「あ、ウンコした」 | [投票] |
★3 | おくりびと(2008/日) | 面白かった。が、人の魂=白鳥、のような安易な比喩はいただけない。広末涼子は二十歳代前半のような服を着て、声も甲高く、表情は3パターンくらいしかない。なんとかならないのか。人の死を送ることへの感情移入は、「映画」の感動だろうか?そこが疑問。 | [投票(1)] |
★4 | ウォンテッド(2008/米) | 自分も「意志の力」で弾道を曲げてみたい。(こう思わせただけでも成功でしょう。)面白かった。 | [投票(1)] |
★4 | ひゃくはち(2008/日) | 後から考えればそんなわけないんだが、その時はそれがすべてのようにしか思えない。だからゲロ吐くほど必死。そんなひたむきさ、苦しさゆえの輝き。苦しいことは悪いことじゃないんだな。自分には有り得なかった高校時代(トホホ)って意味でも愛すべき映画。 [review] | [投票(2)] |
★4 | セックス・アンド・ザ・シティ(2008/米) | ドラマと同じ。つーか、これに「女心」など描かれてません!ダメでわがままな自分を正当化するための重ね合わせはみっともないですよ。これは、現実にはどこにもいない、華麗にトチ狂った女達の生態を傍から観察して楽しむ作品です。 [review] | [投票] |
★3 | スカイ・クロラ(2008/日) | 傑作、のような雰囲気、はある。しかし、いろいろ試行錯誤しまくった末の見当違いという印象を拭えない。なんだかちょっと不思議な話でした、ってだけ。それ以上の共感も錯覚もできないのだ。 | [投票(1)] |
★4 | ダークナイト(2008/米) | ヒースは、〈ジョーカー〉として、目を背けたいのに凝視してしまうアンチヒーローとして、スクリーンの中に確かに存在していた。撮影後の死という事実はこの稀有の達成になんの関係もない。それでこそ素晴らしい演技なのだ。だからこそ彼の死を惜しむのだ。 | [投票] |
★4 | クライマーズ・ハイ(2008/日) | 良作だと思います。近年のふざけた日本映画の中ではものすごく頑張ってる。が、冒頭のタイトルの出方が腰が抜けそうなくらいダサい。ラストの引きもかっこ悪い……。あんまりボロが出なかっただけで、必ずしもセンスはよくない監督なのだと分かる。 | [投票] |
★3 | 崖の上のポニョ(2008/日) | 海底や津波の映像表現は本当に素晴らしい。しかし〈物語〉、つまり出来事の因果関係が希薄すぎる。何より、ポニョが宗介を好く理由も、実際にそんなに強く激しく「好き」なのかどうかも、分からない。そんな曖昧な「好き」で世界を危機に陥れるなよと思う。 [review] | [投票(5)] |
★4 | ぐるりのこと。(2008/日) | 配役、法廷画家という切り口、ダラ〜っと進むようでまとまっている脚本など、技巧的なスバラシサは多々あるが、社会を賑わす事件と我々が切り結びながら、個人と夫婦でどう関係性を蘇生させるかという面倒な問題を描いてやろうという野心と成功を祝したい。 | [投票(1)] |
★3 | アフタースクール(2008/日) | 嫌いじゃないんだけど、う〜ん、「人生」を感じないな〜。それと、選挙期間中にテレビで一候補者の密着なんかやるわけないじゃん。違法だっての。ご都合主義だよね〜。 | [投票] |
★4 | パンズ・ラビリンス(2006/メキシコ=スペイン) | 哀切な作品。少女の、結末に向けてのあまりに残酷なレッスン。なぜ人が幻想を求めるのか、その根源を描いたような作品。 | [投票] |
★4 | M★A★S★H(1970/米) | ベトナム戦争の只中につくられた映画。「戦争」のリアルさの文脈の中において見ることができるかどうかの試金石のような作品。戦争を避けたがる人よりもしたがる人のほうがよほど「平和ボケ」なのだということ。 | [投票(1)] |
★3 | アポカリプト(2006/米) | なぜマヤ文明??これでは多少舞台設定が変わった逃走・追跡劇に過ぎない。又は「密林の中でのマラソン大会、命の危険つき」とでもいおうか。これがヨーロッパ人による乗っ取りを招く文明の内部からの崩壊の予兆として活きていれば重厚で面白くなったろうに。 | [投票(1)] |
★4 | 雨月物語(1953/日) | 冒頭に出るように雨月物語を現代的に描いたのだ。もちろん当時の現代とは敗戦から数年しか経っていない時期。戦争が人の心を狂わす、ありもしない幻想を見せる、このメッセージはさぞリアルだったろう。それを踏まえなければ本来分からない映画だと思う。 | [投票(3)] |
★2 | ALWAYS 三丁目の夕日(2005/日) | 展開されるのは特に時代に関係ないよくある話。本来、日本の昭和30年代を「描く」ためには〈三丁目〉の外も見なければなるまい。そこには「家庭の幸福」の追求だけでは終われない困難な現実があろう。そこに鈍感なのか目をそらしたのか。はたまた無知か。 | [投票(1)] |
★4 | 砂の器(1974/日) | 「宿命」の背後には「怨念」があるだろう。音楽家は、観衆の割れるような喝采の拍手が、いともたやすく差別と偏見の罵声と嘲笑に変わり得ることも知っている。ただしそれは芸術を生み出す力でもある。社会性と通俗性の狭間でよく描き切っていると思うが、→ [review] | [投票(1)] |
★4 | アンジェラの灰(1999/米=アイルランド) | こんな、笑っちゃうほどの「貧乏!!」を描いてくれたことに感動。 | [投票] |
★4 | 父、帰る(2003/露) | これはすごい。久しぶりに傑作を見た気分。謎は多いが、「12年間」というのが大きなヒントなのだろう。ソ連邦の崩壊……この作品を読み解くコードを共有していないのが悔しい。 [review] | [投票] |