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宗方姉妹 (1950/)

The Munekata Sisters

[Drama]
製作児井英男 / 肥後博
監督小津安二郎
脚本小津安二郎 / 野田高梧
原作大佛次郎
撮影小原譲治
美術下河原友雄
音楽斎藤一郎
出演田中絹代 / 高峰秀子 / 上原謙 / 高杉早苗 / 笠智衆 / 山村聰 / 堀雄二 / 斎藤達雄
あらすじ京都在住の父(笠智衆)から遠く離れ、生真面目で淑やかな節子(田中絹代)と陽気で奔放な満里子(高峰秀子)の姉妹は、節子の連れ合い三村(山村聰)と三人で東京に暮らしている。節子の営むバーの経営がうまく立ち行かない中、職につきもせず退廃的な日々を過ごす義兄の姿に強い不満を持っていた満里子は、姉の幸せを想うがゆえ、節子を三村と別れさせ、かつての恋人・田代(上原謙)とよりを戻させたいと考える。/112分 (緑雨)[投票]
Comments
全25 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5これは非常に丁寧に作られた芸術であって、コメディである。そして当時の日本の風景として優れた風俗である。 [review] (chokobo)[投票(2)]
★5小津の『カサブランカ』。いろいろ衝撃だった。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★5今(2024)でも通用するテーマではないか。若者はいつの世も、古いのはダメだ、新しいモノでなきゃ、と言う。私も昔そうだった。でも映画じゃないが、「新しいモノって古くならないモノじゃないのか」。それならそれは何だろう、というのがテーマだ。 [review] (KEI)[投票]
★4山村聰と凸ちゃんに驚嘆する映画(含原作のネタバレ) [review] (寒山拾得)[投票(4)]
★4無職の夫に尽くす貞淑な節子を誰も責めることはできない。 しかし逆からみると、彼女はその完璧な妻ぶりで心の弱い夫を追い詰めていたとも言える。 [review] (worianne)[投票(4)]
★4マリちゃん(高峰秀子)のキャラがあまりに面白いので、そこにばかり目を奪われてしまうが、主要登場人物男女4人が、人間性の相違からすれ違っていく様の描き方は見事。特に、人畜無害で優柔不断なヘタレ男上原謙の造形は妙なリアリティがある。 (緑雨)[投票(3)]
★4陰陽両極に振れ切った2キャラの狭間でノーブルな正調小津世界が粛々と展開していく。その曲球めいた構造に於いて異彩だが、冒頭執拗に繰り返される秀子のペロ出しは2人の覚悟の宣戦布告。ラストの感情の揺らぎを断ち切る矜持に居住まいを正す思い。 (けにろん)[投票(2)]
★4失う物をなくした大人たちが陽気に爆弾を放り合う。殊に、死期の近いことをにこやかに語って周囲を脅しながらゾンビ化する笠の前では、せっかくの絹代と山村聰の肉弾戦も霞む。高峰への言葉責めも鬼畜。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4小津映画は最初期のサイレント時代から「アクション繋ぎ」がもう殆ど完璧なのだが、この映画では屋外の人物のロングショットからミディアムへ切り換えるカッティングで息を呑むようなアクション繋ぎを見ることができる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4溝口・絹代と成瀬・秀子が小津作品で競演というトライアングルに興奮するも、昼メロ的な原作がいかんせん重すぎ。でも役者が充実してる映画っていいもんですね。 (AKINDO)[投票(1)]
★4日本の古いもの、新しいもの、そしていつの時代にも変わらない何かについての考察。また、小津らしく若い娘の男選びの話であり、古今の様々な建築を観て回る映画でもある。 [review] ()[投票]
★4結局、この映画における“夫婦”って何だったのだろうなぁ。(2008/07) (秦野さくら)[投票]
★4それなりに小津ファンは楽しめる。しかし、小説的というべきか、文学的というべきか、あまりに現実から乖離しているから、こちらも宙返りぐらいしないとまともに見れない。上原謙の爽やかさ、田中絹代の情念は十分感得でき、加点します。 (セント)[投票]
★3小津監督にとっては異色作であると同時に代表作の一本というややこしい作品。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
★3この山村聰が発する陰鬱さはなんだ。 [review] (3819695)[投票(3)]
★3主人公の姉妹役が田中絹代高峰秀子というだけでものすごく違和感を感じたのですが、実際観てみたら、案外小津ワールドに溶け込んでいてびっくりした。 [review] (づん)[投票(2)]
★3笠「またきたよ、うぐいす」秀子「あ、ウンコした」 (ツベルクリン)[投票]
★3苦汁に耐え忍ぶを女の勤めと信じる姉と奔放に振舞いながらも姉を敬愛する妹。姉妹話のお手本のような…。東宝だからなのか、いつになくドラマティックで、ケチをつけたくなる脚本でも無いのに、胸に迫ってこない。メロにするなら、振り切ってもっと妻を追い込むべきだったのかも。 (kiona)[投票]
★3英語を直訳したような日本語に疲れ果てる。 [review] (sawa:38)[投票]
★3高峰秀子がいなければ2点。(05・12・13) [review] (山本美容室)[投票]
★3高峰秀子はあの役をやるにはいささかチャーミングさが足りないと思った。 (coma)[投票]
★3積極的にせよ消極的にせよ感情がぶつかり合い、しかも映画の中に時間の経過が存在しないこのての話では、抑制された感情と時の流れを駆使して普遍性を描く小津の手法は生きない。奇しくも逆説的に小津と溝口や成瀬、黒澤との違いを証明している。 (ぽんしゅう)[投票]
★3小津さんにしては納得いかないところが多いなあ。 高峰秀子はかわいい。 (ぱんな)[投票]
★2ところどころ輝く部分はあるのだけれど、小津作品ということになるとこれはダメな部類でしょう。賛否あるだろうが、高峰秀子田中絹代のバランスの悪さがすべてのように感じる。 (3WA.C)[投票]
★2「ほんとにこれ、『晩春』と『麦秋』の間の作品?」 と思ってしまう位、つまらない。小津監督の現存作品で最大の空振りではないか。 (ジェリー)[投票]
Ratings
5点4人****
4点18人******************
3点22人**********************
2点4人****
1点0人
48人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
キネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ!  (ぽんしゅう)[投票(7)]映画は新東宝(大嘘) (町田)[投票(6)]
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