★5 | 座頭市(2003/日) | 北野武の映像は常に客を選んできたが これまでで一番の邂逅作品。金髪もまったく違和を覚えず笑わせどころも相変わらず。氏がこれまで大事にしてきた-色-と-音-も健在。ラストサムライと併せて もう下手な時代劇は見られないでしょ。最強。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | 玩具修理者(2001/日) | クラシカルなトーンでまとめられた映像に侍る 必要最低限な役者と言葉。これ以上でも以下でも褪せてしまうほど絶妙な時間。邦画の素晴らしさを再認識させられた。ありがとう。 | [投票] |
★5 | ラスト サムライ(2003/米=ニュージーランド=日) | 初めてではないだろうか ハリウッドが日本の文化・慣習・風景・四季 どれもを純粋に新鮮に描き 日本をカッコよく撮ったのは。もう日本は時代劇を撮れないのではないかと思ってしまう。渡辺謙 真田広之 カッコいい。ラスト30分 涙が止まらない。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | Coo 遠い海から来たクー(1993/日) | 残竜説を過突飛ではなく忠実に描写。デジタルに感染った小中高生にはぜひ見てほしい。景山民夫はただのエッセイストではなかった。十代前半の私には充分に影響を与えてくれた。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | いつか どこかで(1991/日) | 信じること 気付くこと 微笑むこと。鳥瞰の多用と色彩を考慮した映像美 雨に煙る海 斜陽に染まる都心。爽やかに 真っ直ぐに 繊細な 過言すればさすが音楽家。昨今漂う駄映像の無用さを痛感。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | 菊次郎の夏(1999/日) | 北野武が 撮ってて一番楽しい映像だったのではないか。セックスも暴力も要らない 万民向けの作品。独特の間延びと それを締める久石譲。真実を知ったときの菊次郎の表情 あれをできる俳優がどれだけいるだろうか。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | ゴーストスープ(1992/日) | 58分間での 前半の疾走と後半の味わい。単なるドタバタ劇で終りがちな内容を合点がいく結末にうまく誘導。寓話化した映像でこの人に及ぶ者はいないだろう。行定勲氏の名前も…。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 音なき音を奏でる北野武と 映像に色を添える久石譲。のちの作品に共通して現れる 主な2人とは別で展開される細かなアクション。すべてが不要であり すべてが不可欠。その両者を中和させる北野と久石。どうもありがとう。 | [投票] |
★5 | 南極物語(1983/日) | 痛烈に吹き荒ぶ氷風の中に見える姿。ただノンフィクションだから リアルだからではなく 多くのメッセージをもらうべき もらえるはず。ただ泣かせるだけの映画ではなかったはず。ありがとう。 | [投票] |
★5 | シティ・オブ・エンジェル(1998/米=独) | これまでの天使像の刷新。黒いいでたちで浜辺に佇む 図書館に集う 死者によりそう。神々しいというよりは人間味があり それでいて崇高。"I don't want to wait"が予告編のみだったのは残念だが 固定観念・先入観なく見られた 泣けた。私の愛猫の名は"seth"。ありがとう。 | [投票] |
★5 | 天空の城ラピュタ(1986/日) | ラピュタかナウシカか それで精神年齢が解る。残念ながら私はどっちも大好きだ。これほどまでに少年少女に夢を与えた作品はこれまでもこれからもないだろう ジブリ作品以外では。ありがとう。 | [投票] |
★5 | 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988/日) | 堕ち行くアクシズに強きも弱きも敵味方隔てなく立ち向かい あるものは消えていく。それこそが本質であり 共存や環境問題にまで触れている底の深い作品。ガンダムファンの枠から一歩離れないと本質が見えづらいかも。ありがとう。 | [投票] |
★5 | もののけ姫(1997/日) | スクリーンで見てこそ映像と音楽が最大限に感受できる。モノがあまり自然が減り行く過渡期にある現代だからこそ強く染みる作品。ナウシカに続く自然への畏敬。ありがとう。 | [投票] |
★5 | 耳をすませば(1995/日) | ストーリーのよさはもはや語る必要もなく さらに町の景観の広大さに打たれる。住みたくなるような町並みで繰り広げる少年時代の恋愛と それだけではない 伏線となる夢と希望。泣けました。ありがとう。 | [投票] |
★5 | HANA-BI(1997/日) | 音のいらない映画 そしてそれが形になる映画が どれほどあるだろうか。奔放なまでの暴力と人間味あふれる優しさの混在。それはそのまま白と黒で描かれる。それを彩る久石譲の音楽。ありがとう。 | [投票] |
★5 | キッズ・リターン Kids Return(1996/日) | 誰もが送る似通った高校生活。なのに心に刻まれる言葉。無意義で直情的で 挫折して それでも走り続ける若者とそれを取り巻く人間。真キタノと久石譲 無音に響く音楽。ありがとう。 | [投票] |
★5 | 少年時代(1990/日) | 人気者や実力者は 嫌われ者と表裏であって リアルな人間模様 友情に胸が痛んだ。最後のシーン そして"少年時代" 泣かずにはいられない。情操教育に用いるべき。ありがとう。 | [投票] |
★5 | トレインスポッティング(1996/英) | 音楽と映像の融合 それは調和の域に達しているかのよう。堕落と歪曲の極みを追いかけて それでいて駆け抜ける疾走感。そして残るのは空虚さ UNDERWORLD。ありがとう。 | [投票] |
★5 | スワロウテイル(1996/日) | 切なさと野性味の雑居。どんな批評もコロンブスの卵チックに褪せてしまう。すべての俳優が軒並み映えている 特に渡部篤郎。ありがとう。 | [投票] |
★5 | ACRI(1996/日) | 確固とした理論に基づき 『河童』に続き神秘的なテーマを澄んだ映像と深い音楽で装飾。言われているほど陳腐ではないと思う。ありがとう。 | [投票] |