★4 | チェンジリング(2008/米) | 圧倒的な映画密度の濃い傑作なのは間違いないが、俳優イーストウッドの不在と実在の殺人事件という枠がほんの少しだけ今作を我々から遠ざけている。主人公が”乗り遅れた”赤い路面電車に私も同じ様に乗り遅れたのだろうか。 | [投票(1)] |
★4 | ハンガー(1983/英) | カトリーヌ・ドヌーヴの退廃的な悪の美しさにつきる。彼女ならハンガー(渇望)の対象になってもいい。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 埋もれ木(2005/日) | 解らないのにこころを揺さぶられる [review] | [投票(1)] |
★4 | 殺人ブルドーザー(1974/米) | 幼い頃テレビで見た映画。映画の映像とともにその「輪郭」のテレビ自体をよく記憶している。真っ赤なプラスティックのテレビ。その中で黄色いブルドーザがゆっくりと人を襲っていた。あの赤と黄の色合いはどんなに年月がたっても色褪せない。 | [投票(1)] |
★4 | リンク(1986/英) | シャワーを浴びているエリザベス・シュー、若くてちょっとお肉がついている背中とお尻。それを物陰からじっと見ているチンパンジーのリンク。広い屋敷にはふたりしかいない。シューの背中も屋敷の壁も艶かしく白い。なんか妙にエロティックだった。 | [投票(1)] |
★4 | 三人の女(1977/米) | 「妙」=「オンナが少ない」。理解しようとして解体しても無意味な映画。 [review] | [投票(1)] |
★4 | スワンプ・ウォーター(1941/米) | 同時上映が「大いなる幻影」だったので衝撃がそちらにいってしまいあまりストーリーは覚えてないが「綿密」な事と沼のいう「場所」を大事にしている映画だった事を記憶している。 | [投票(1)] |
★4 | ゼイラム2(1994/日) | この映画は完成度の低さが主演の森山裕子の魅力をかなり上げていると思います。ほとんど自主映画なノリですがそれがとても「リアル」です。その「リアル」が森山裕子を浮き出させ妙にエロチックです。
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★4 | 視線のエロス(1997/仏) | 全て主人公の視線の主観カメラで撮っています。まさに「視線」の映画。
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★4 | 楢山節考(1958/日) | 木下監督の実験的というか演劇的というか、映画のリアリズムを完全に無視した演出に感心しました。これは自慢できるのですがこの作品を上映した映画館でお客は私一人でした。最高に居心地がよかったです。少し冷房がきつかったですけど。 | [投票(1)] |
★4 | ソーシャル・ネットワーク(2010/米) | いいね! | [投票] |
★4 | ニュー・ワールド(2005/米) | 間違いなく現在の最高レベルの映像を撮れる監督のひとり。テレンス・マリックの「画」の才能には圧倒される。題材がありふれていて、物語がどんどん薄れて、人間よりも自然が撮りたいのかと思うけど、そこは目をつむりたい。部屋の中が暗く黒枠になりまるで”絵画”のように窓辺にたたずむ女性のショットは印象的。写真的な眼差しだ。 | [投票] |
★4 | マイマイ新子と千年の魔法(2009/日) | 懐かしい戦後日本の田舎を舞台に空想好きな女の子の日常生活を、千年前の時代とリンクして、今現在のアニメの圧倒的な描写力で描く。たいへん上手で面白いことは間違いないが、二つの世界をリンクさせて描く現代アニメの手法は何かストレートに心を撃ち抜いてくれないもどかしさがある。リンクではなく何かだ。 | [投票] |
★4 | (500)日のサマー(2009/米) | 普通の男目線の恋愛物語をMTV出身の監督らしくテクニックを駆使し時系列を細かくした構成で面白い作品に。主演のジョセフ・ゴードン・レヴィットがとても親近感を呼び魅力的だ。映画って題材はありふれていても監督の技量と俳優の魅力でここまで変わるのか。ただテクニック屈指の作品には限界もある。 | [投票] |
★4 | ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008/米) | フィンチャーの発想はやはり面白い。ただそのありえない奇妙な設定を外すとあまりにもしっかりした大河物語になっている。 | [投票] |
★4 | 96時間(2008/仏) | オヤジ最高!リュック・べッソン制作の完全娯楽だが主役のリーアム・ニーソンの渋い顔が作品にリアリティを出している。 彼でなければこの映画は違っていただろう。 | [投票] |
★4 | とらばいゆ(2001/日) | 黒いタートルネックと短いショートカットの瀬戸朝香。いままでこんな”立体的”な彼女を観た事がない。
体にフィットした黒いタートルが肉感的にそう感じさせるのか、それとも彼女の地がそう感じさせるのか。
演出は控えめで好感が持てるがこの映画の魅力はだんぜん役者たちの存在感だ。 | [投票] |
★4 | ランデヴー(1976/仏) | 最高にバカバカしく最高にかっこいい。 フェラーリ275GTBのエンジン音を聞きながらパリの街を超スピードで堪能出来る。 最近プレイステーションなどの車のゲームがあるが こちらはノーカットCGなし”本物”です。 | [投票] |
★4 | エリス・アイランド(1981/米) | 話は全く覚えていません。というか話しはないイメージ作品でした。当時生まれて始めてのアート系作品で「?」の連続でした。29分のショート作品でよかったです。一つだけ印象に残っているシーンがありました。 [review] | [投票] |
★4 | アンモナイトのささやきを聞いた(1992/日) | 音楽だけが記憶に残る。その鮮明な音楽におぼろげな映像が付着している。この映画にとって「ささやき」は音ではなく物語と映像だ。 | [投票] |