inaさんのコメント: 点数順
ある貴婦人の肖像(1996/英=米) | これが本当に「ピアノ・レッスン」の監督の作品なのでしょうか?まったく映画的「脱線」がない長い長い映画です。たぶん原作の小説があってその本が好きなあまり映画的破壊ができなかったのでしょう。 [review] | [投票(3)] | |
GODZILLA ゴジラ(2014/米) | ”ゴジラ映画”は初代本多猪四郎に挑戦する永遠に未完のシリーズ。新鋭ギャレス・エドワーズの挑戦はどうだったのか! [review] | [投票(2)] | |
カイジ 人生逆転ゲーム(2009/日) | シンプルでスピード感のある物語構成、わかりやすくメリハリのある映像、俳優も上手。作品はエンターテインメントとして成り立ち、漫画から実写化も成功していると思います。しかし面白いのに何故か心は”ザワザワ”しない。 | [投票(2)] | |
カビリアの夜(1957/伊) | 主人公の娼婦をフェリーニの奥さんであるジュリエッタ・マシーナが演技を通り越して、役そのもののような存在感で映画の中を”生きている”。彼女のマンボのダンスの生き生きとした動きは絶品。そしてこの映画のラストの表情は一生忘れられない。 | [投票(2)] | |
ミスタア・ロバーツ(1955/米) | ヘンリー・フォンダの「立ち姿」が主人公の仕事(副艦長)、性格を良く現している。 足先は軽やかだが上半身の動きが少なく真っ直ぐなようでやや猫背。 | [投票(2)] | |
エド・ウッド(1994/米) | エド・ウッドへの愛は良く伝わってきたが、ほとんどティム・バートンの「匂い」のしない真面目な作品だった。 | [投票(2)] | |
ゴダールの映画史 第1章すべての歴史/第2章単独の歴史(1989/仏) | このゴダールの引用の嵐に誰がついていけるのか?この映画には「意味」は存在しない、それがいいのだろう。ただ「感じろ」と言われても「感じる」だけで「感動」はない。ゴダールは誰のために映画をとっているのだろう?たぶん・・。 | [投票(2)] | |
ザ・ビーチ(2000/米) | なんか「苛つく」映画だ。 [review] | [投票(2)] | |
デストラップ 死の罠(1982/米) | ファーストシーンでワンカット目が舞台の役者の横顔のアップ。ツーカット目、マイケル・ケインがカーテン越しに舞台を観ているアップ。それをもう一回繰り返す。この4カットでこの映画は傑作の予感がした。いい映画はファーストカットでわかります。 [review] | [投票(2)] | |
戯夢人生(1993/台湾) | ホウ・シャオシエンの映画は風景、人、時代がただカメラに写っているという感じがします。その「単に写っているだけ」がリアリティを生み出すと思います。 | [投票(2)] | |
黄金のルイ(1909/米) | Youtubeで鑑賞。100年前の作品なのに演劇からの影響か人のすれ違いなどすでにしっかりとしたドラマがあるのに驚いた。クローズアップされた金貨はドラマの中だけでなく観客の我々にこれが新しい映画独自の手法だと言っているようだ。哀しい話だがクローズアップの金貨だけは喜びに満ちている。 | [投票(1)] | |
トイ・ストーリー3(2010/米) | 2歳の娘に今作を「キライ!」と言われてお父さんはがっかり。大人が観ると面白いものでも、人生の苦みがあり暗いトーンの画面は子供にはダメなのかな。 | [投票(1)] | |
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008/米) | 最近のスピルバーグの欠点は「安定感」だ。同じ巨匠の道を歩んでいくイーストウッドは「完成度」が高くなっていくのに。抜群に安定した面白さは本当は面白くない。そしてこの作品の物語の結末までもが謎が消え安定している。 謎は謎のまま不安定な完成度の高い作品を観たい。 | [投票(1)] | |
キングダム・オブ・ヘブン(2005/米) | スコットの美意識に満ちた映像と非常に上手い演出は良かったが、優等生過ぎて他の歴史ものと似た様な感じですぐ記憶から消えてしまうだろう。こういう同じ様な作品は何本作っても砂漠に水の様なもの。鉄仮面と投石機だけは若干記憶に残る。鉄仮面の王様を主人公にした映画なら良かったのに。 | [投票(1)] | |
鉄道のロマンス(1903/米) | 汽車の最後尾で景色を見ながら旅をするなんて素敵ですね。100年以上前の作品をネット(YouTube)で観られるなんて良い時代です。 | [投票(1)] | |
レミーのおいしいレストラン(2007/米) | 主人公がねずみだけならこの物語はありだが、もう一人の主人公である青年の成長物語がないので後味が悪い。 ネズミの視線、水の表現力、料理を味わったときのイメージの表現など映像技術は文句なしに素晴らしい。 | [投票(1)] | |
胡同〈フートン〉のひまわり(2005/香港=中国=オランダ) | 優等生のようなきっちりとした秀作。胡同という古い建物を背景に親子の葛藤、現代中国の問題、時代の流れまで描いていて古典的だがシャープさを感じる。ただし音楽だけが落第生。何度も何度も本当に何度も同じ様なきれいなピアノの曲をバックに流す。音楽はここぞっというとき使った方が効果的だ。 | [投票(1)] | |
ザ・コンテンダー(2000/米) | 大統領が得意そうにインターホンで食事を注文するところが好き。 私が大統領なら「トロにぎってね。あとイクラもね。そして美味しい日本酒も。」と言うかも。 政治の世界を描く映画だけど食事のシーンが人間を魅力的にしている。 | [投票(1)] | |
ビッグ・フィッシュ(2003/米) | ティム・バートンさん。あなたが現実的な話を作ってどうする。もっとおおぼらを吹いてください。「はい、次回作はちゃんとしたファンタジーにします。けど一度は自分自身の映画を作りたかったんです。」わかりました、優等生にならないでくださいね。 | [投票(1)] | |
川の流れに草は青々(1982/台湾) | 川の流れのように映画も流れてしまい記憶に残らない。ホウ・シャオシエンらしさだけが残る。 | [投票(1)] |