★3 | 八月の濡れた砂(1971/日) | 「食いしん坊万歳!」で村野武範を知った世代にとっては、この映画の最低食いしん坊ぶりには驚き。 | [投票(3)] |
★2 | 黒衣の花嫁(1968/仏=伊) | はっきりいって、ジャンヌ・モローがブサイク(少なくとも、絶世の美女にはとても見えない)。 だから、この女に惹かれていく男たちが理解できない。
| [投票(3)] |
★3 | ザ・ザ・コルダのフェニキア計画(2025/米=独) | 主人公がビンタされる度に主人公視点で右に振れるカメラワークがたまらなく好き。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 国宝(2025/日) | 出自の負い目を抱えて、権謀術数を張り巡らし野心的にのし上る「怪物」俳優のピカレスクロマンを描くのかと思いきや、主人公やそのライバル御曹司含めて、性格的に素直で観客の共感が得られやすい普通キャラばかり。こういう設定は現代的というか、今の時代に受け入れられるのはこういうスマートな世界観なのかな。 主人公を支える師匠や大御所を演じる渡辺謙や田中泯が、圧倒的なオーラで物語を支えている。 | [投票(2)] |
★2 | あの人が消えた(2024/日) | 隠しきれぬデジャブ感。荒川先輩に倣い寿司屋に例えると、大将の新ネタを注文してみたら、どれもどこかで食べた味だった、みたいな。 [review] | [投票(2)] |
★3 | かくしごと(2024/日) | 幕引きの台詞の素晴らしさ! 幕引きの良さとしては、ここ最近の鑑賞作ではベスト。 原作小説の原題は「嘘」らしい。なるほど。親子間、疑似親子間、邪悪なもの、切実なもの、様々な「嘘」が紡ぎ合った物語だ。 [review] | [投票(2)] |
★4 | 笑いのカイブツ(2023/日) | 違うだろツチヤ、やめとけよツチヤ、と、彼の言動を止めたい衝動に幾度となく襲われながら、果たして間違っているのは彼の方なのか?自分の方なのか?と激しく心を揺さぶられた。 己は失った、もしくは心の隅に追いやった、本作の主人公が持つ超ド真っ直ぐな承認欲求、そして痛々しいまでの自尊心に打ちのめされたのかもしれない。 | [投票(2)] |
★4 | PERFECT DAYS(2023/日=独) | クルマを運転しながら、泣いているような、笑っているような。本当にこういう人がいるのかも、と思わせてくれる役所広司の自然な演技。 「幸せの価値観」って、人それぞれだな、て改めて気付かせてくれる。 ヴィム・ヴェンダースがドキュメンタリー風で描き出す、東京の風景画もいい。印象的に映し出されるスカイツリーは、本当に東京の景色の一部として溶け込んだな、と実感。 | [投票(2)] |
★3 | 怪物の木こり(2023/日) | 「殺人鬼」対「サイコパス」。”異常者同志”の対決という謳い文句に惹かれて鑑賞したが・・・こういう展開とはね・・・ [review] | [投票(2)] |
★3 | ザ・キラー(2023/米) | 主人公の殺し屋が好んで聴いているのが、80年代の英国バンド”The Smiths(ザ・スミス)”ってのが通だね。内省的で詩的な曲が、孤独な殺し屋の独白調で進むストーリーに上手く合っている。 主人公の本名・素性が最後まで判らない、一見地味な男って設定も、スミス=ごくありふれた名前、ということで作品の内容を暗示しているのかもしれない。 | [投票(2)] |
★4 | ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023/米) | この潔い結末!!交通ラッシュの中の銃撃格闘戦、真上の俯瞰カメラで長廻しするシューティングゲームのような戦闘はユニークで面白い。 それにしても疫病神ジョン・ウィック、「YOUは何しに大阪へ!?」 [review] | [投票(2)] |
★3 | ヴァチカンのエクソシスト(2023/米=英=スペイン) | CGがどれだけ発達しようと、この手の作品はストーリー展開や映像表現を含め、『エクソシスト』(1973年)の影響下にまだあることを実感。オカルト映画の金字塔は偉大なり。 [review] | [投票(2)] |
★3 | 太陽を盗んだ男(1979/日) | 不死身の文太に対峙した際の「ヒィィーッ」とマジで怯えている沢田研二の演技に、あっ、ジュリーって演技上手いんだな、と思った。 | [投票(2)] |
★4 | 地獄の黙示録(1979/米) | 色々と印象的な名シーンが多いのですが、、、
戦場の慰問に訪れた、カーボーイハットのダンサー(ストリッパー?)女性に触れたいと壇上に這い上がろうとする、熱狂した兵隊たちと、彼らに怯えるダンサー達の姿が、異常にリアルで忘れられんです。 | [投票(2)] |
★4 | マルサの女(1987/日) | 国税査察官というお仕事をエンタメとして取り上げたこと自体が画期的だったんでしょうが。 正直言って、脱税王(山崎努)との行為の後、ティッシュを挟んだままベッドから動く、愛人のあられもない姿が生々しく、何よりも衝撃的だったこと、申告します。 | [投票(2)] |
★4 | 天気の子(2019/日) | 超ド直球の青春純愛ドラマを堂々と描く新海誠という希有な映像作家が、この21世紀現在の大衆に支持されているという事実。これは決して不健全なことではないだろう。主人公の若者の独白口調は、「俺はこれでいいのだ!!」という新海誠の心の中の決意表明のようで興味深かった、(特にラスト) | [投票(2)] |
★4 | ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英) | フランスが陥落しようとする前夜、ナチスとの和平交渉を探る政敵たちを批判はできないだろう。国家の運命を左右する選択を迫られた指導者の逡巡がリアルに伝わってくる。有名演説シーンがハイライトなので、NHK番組「映像の世紀」を見ているかの様な迫力。エンディングには加古隆のピアノ音楽が流れてくるんでは、と思っちゃったほど。 [review] | [投票(2)] |
★4 | ミュンヘンへの夜行列車(1940/英) | 列車内よりも、終盤のロープウェイでの攻防の方が手に汗握る。ヒトラー「わが闘争」と「風と共に去りぬ」が本屋店頭に並んでいる、というシーンは当時の流行が判り興味深い。そして、英国人旅行客が買った「わが闘争」の小道具としての使い方も最高!! | [投票(2)] |
★4 | 殺人者(1946/米) | 真夜中に煌々と明りをともす深夜営業のダイナーに、殺し屋2人が乗り込んでくる冒頭部分だけで傑作の予感が漂う。この冒頭から全篇を通して、光と影のコントラストが素晴らしい。ジョン・ヒューストンやドン・シーゲルも監督候補だったらしいが、心理サスペンスを得意とするロバート・シオドマクの起用は大当たり。 | [投票(2)] |
★4 | 交渉人 真下正義(2005/日) | 「深夜プラス1」、『オデッサ・ファイル』、『ジャガーノート』・・・。ヤバい!わたくし、この正体不明なオタク犯人と、好みが被りまくりです。 ついでに、この犯人は『サブウェイ・パニック』も大好きに違いない。まあ、わたくしの“カン”ですがね。 | [投票(2)] |