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[コメント] 座頭市地獄旅(1965/日)
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★3アップ多用の前半の構図、水面を映さない渡海船の演出、障子越の一触即発、階段が介在する湯治場の風情、岩崎加根子の微妙な隠微さ。そういった個々の要件は図抜けたものが多い。ただ構成が弱いのだ。タメが無くカタルシスを逃す終盤。演出も信念が無い。 (けにろん)[投票]
★4挿話が使い捨てにされない。本筋が人の性格を説明するイベントも兼ねる。ミッキーのダンディズムが自己愛に墜ちないのも筋の経済性の賜物だろう。が、この蓋然性の牢獄は勝新がどんどん掘り当てていく善人たちを曼荼羅のような統一体へはめ込んでしまう。 [review] (disjunctive)[投票]
★4ちょいと小粋で格好よい成田三樹夫ってのは滅多にお目にかかれないだけに、それだけでも観る価値はある。やや急ぎ足というか端折った感もあるが、ドラマもそれなりに重厚で、これは見応えがある。 [review] (シーチキン)[投票]
★5「ありがとう。」とは、なんと美しい日本語であろうか。 [review] (代参の男)[投票]
★3成田三樹夫の存在感が良い。冒頭で微かに鳴ってる音楽は伊福部昭の「日本狂詩曲」だね。 (赤い戦車)[投票]
★4中期の名作として記憶に留めておくべき作品で出来はとても良いです。ただ、あと10分は長くするべきでしたね。ミニストーリーの消化が足りませんでした。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
★4空将棋のシーンは圧巻!これはシリーズ中の傑作の一つだろう―すべて観ている訳ではないので何とも言えないが。他に [review] (KEI)[投票]
★4目が見えないもどかしさ・・・今までの超人的な座頭市像にプラスされる市の弱さ。初作に立ち返るかのような真摯な姿勢が見てとれる。監督は当然三隅研次。そして何よりも成田三樹夫が嬉しい。 [review] (sawa:38)[投票(3)]
★3どこかミステリアスな関係を漂わせながら、淡々と進む話が一気にクライマックスで切り結ぶ伊藤脚本の妙と、心憎いばかりに勘所を押さえた三隅演出に魅せられる佳作。市とおたね(岩崎加根子)の出会いのエピソードが、まったく描かれていないのが不思議。 (ぽんしゅう)[投票]
★3「血笑旅」に続く好作品。血も凍る障子を隔てた市と浪人者の対峙シーンと、藤山直美扮する娘と市の暖かい血の通いあうシーンの対比が鮮烈。 岩崎加根子の扮する女房役の色っぽさには正直新鮮なときめきを感じた。 (ジェリー)[投票(1)]
★5二重三重に張り巡らされた仇討ちの構図。伊藤大輔の緻密な脚本を完全に描ききるのに87分は短すぎたようだ。最期が余りに駆け足過ぎ九分五厘といった辺りに留まってしまった。 [review] (町田)[投票(3)]
★4障子一枚を隔てて対峙する勝新と成田が生み出す緊張感。いつ友情関係が破綻し刀を抜き合うのか、先の読めない対局の行方。詰むや詰まざるや。 [review] (AONI)[投票(2)]
★3友情vs仇討ち。 子供が絡むと動機が安っぽく、話が甘ったるくなります。 禁止して下さい。 (たかやまひろふみ)[投票]