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[コメント] その夜の妻(1930/日)
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★4この時期の小津は、カメラワークでは移動撮影の演出家だ。また、ローアングルの志向性は多少感じることもできるが、屋内シーンにおけるこのレベルのローアングルは、至極当り前のものだ。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3モノクロ無声の画面に緊張感はあるものの、この今一歩感は小津の志向がラング的なものよりスタンバーグ的なものにあるからだろう。造形的な面白味は希薄。寧ろ時を経て驚愕させられるのは岡田の圧倒的2枚目振り。神懸かりかとさえ思わせた。 (けにろん)[投票]
★4無機質で剣呑なエンプティショット連発の最初の秀作。このスリラーからはじめて、オヅは別のジャンルにサスペンスを持ち込み続けた。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★3山本冬郷の外面と内面のギャップがいい。ズームイン&アウトの使い方が興味深い。 (TOMIMORI)[投票]
★5なめらかな美しさを湛えた、現存する小津作品の中では最初の傑作。小津はこの時点ですでに世界最高の映画作家と呼ばれるに足るポテンシャルを見せている。 [review] (3819695)[投票(3)]
★3小津もこんな映画作ってたんだ〜。やってみたかったんだろうな。楽しんで作ったのがよく伝わる。役者の顔が良い。岡田時彦の現代的な目を引くルックス、八雲恵美子はハッとするほどの美人だし、刑事役山本冬郷の味のある顔も。 (緑雨)[投票(2)]
★4導入部には小津らしからぬ動的なサスペンス。外国映画風でもある。単純なストーリーに感情移入が容易ですこぶる面白い。素晴らしい短編小説を読んでいる感が強い。秀作。 (セント)[投票(1)]
★3あーここにも小津の構図が・・・部屋の中に嫌に英語が目に付くのが気になる。細部へのこだわり? (guriguri)[投票]
★3小津流和魂洋才として気合を感じた。そして数年後の『非常線の女』よりもいい出来。でも、これも和魂の部分がちょっと足引っ張ってるか。悩ましい。 (coma)[投票]
★3いかにショットを積み重ね、ワンショットの中の被写体の重層感を演出しても無音の壁は厚かった。岡田時彦の「軟」と山本冬郷の「剛」、そして八雲恵美子の「優」のキャラクターが素晴らしいだけにもう一息の映画的パッションが欲しかった。 (ぽんしゅう)[投票]
★4闇の石造りの市街の逃亡劇から、いっきょに洋風の密室劇へ。これが日本映画かと思うバタ臭さ。モダニスト小津安二郎の最高作。 (ジェリー)[投票]