[コメント] ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)
ストーリーに驚きはない。映像に斬新さはない。ただ、そこには本物のドラマがあった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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役者冥利に尽きる、というやつだろう。
映像的にはほとんどライティングだけ。光の濃淡だけで、 あとは役者が演じるだけである。
これほど役者に役者であることを強要する映画は最近少なくなってきた。 いや、もちろん僕はCGを使いまくった映画だって(そのうちのいくつかは)好きだったりする。ただ、ストーリーでうならせるわけでもなく、映像で度肝を抜くわけでもなく、映画で観客の心を動かすというのは、本当に難しいことだ。
それをやってのけた監督クリント・イーストウッドという男は本当に驚異的だ。 しかも自分も演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートまでされている。
それに応えたヒラリー・スワンクも、もうほんとにこの人は演じるために生まれてきたとしか思えない役への入り方は頭が下がるばかりだ。
モーガン・フリーマン。彼亡き後、ハリウッドであのポジションを演じられる人物が思い当たりません。長生きしてください。
もちろんこの3人を中心に見ているだけで十分だが、その上、マギーの家族、デンジャーなど、魅力的な脇役たちまでいる。
シンプルながら、完璧だといわざるを得ない。
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