[コメント] 素晴らしき哉、人生!(1946/米)
この作品は本当に「素晴らしいかな?」。「名作」という名の脅迫。
この映画は「名作」としてとても有名です。観た後の感想も「ああ、名作だった。」と思いました。監督は有名なフランク・キャプラ。俳優もジェームズ・スチュアート、ドナ・リードと素晴らしい俳優。脚本も構成も文句なし。内容もストーリーも正直涙があふれてしまいました。
しかし「何か、退屈」でした。古い作品だからという理由ではないと思います。「天井桟敷の人々」「市民ケーン」「七人の侍」は本当にスリリングで面白かったです。けっして「退屈」はしませんでした。
では、なぜこの作品は「退屈」なのでしょうか?はっきり言って私にはその理由が解らないのです。ただ、自分の心に正直に感想を言うと「退屈」なのです。「名作」なのに「お前は間違っている」「お前の理解力が足りない」と思われても仕方がないのですが、本当にそうかもしれません。 理解はできるのです。では、なぜ?
映画の「良い」「悪い」は実は作品そのものではなく観た人の心なのでしょうか?
映画はスクリーン、ビデオ、DVDの中には存在せず観た人の心の中に存在するのでしょうか?
「名作」だという先入観、評論、意見より自分のこころの評価の方を信じます。
しかし「退屈」だと思った自分の心を「名作」という先入観が今も脅迫する。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (11 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。