★5 | 『億万長者』と並ぶ市川崑時局コメディの大傑作。後年右寄りと見做された彼をして時代が語らせた血のメーデー事件と警察予備隊発足、軍需産業のブラックユーモアで「朝鮮特需」の倒錯を的確に記録している。★6級。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | アクの強い周辺人物達と本来コントラストを形成すべきな流されっぱなしでうだつのあがらない主人公が伊藤雄之助である為に息苦しいまでに重い。清々しさの一片も無い物語は画期的とは思うが余りにゴチャゴチャしており崑流編集のメリハリも未だない。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 越路吹雪を美人だと言いはる時点で、すでにアバンギャルド。戦後の混乱と復興の上昇機運が絡み合う社会の歪みがそのまま、笑っているのか苦しいのだか分らない表情となって伊藤雄之助の顔面に貼り付いるようだ。時代に身をゆだね流される悲しき可笑しさ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 市川崑の映画に「品がない」とか「アップがダメ」とかもう書き飽きたのだが、こゝでも同じことを繰り返さなければいけない。例えば開巻近くの酒場のシーンなんてわりと良く出来ているのだが、矢張り品のないアップ挿入があり興醒める。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 文章ではなかなか把握することができない、戦後まもない昭和20年代後半の世相が描かれていて非常に面白かったです。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★3 | 相変わらず不気味な作風。笑えるんだが笑えないという不思議なコメディ。この時代で、このテンポはやはり“モダニスト・市川崑”と言うべきか。伊藤雄之助は当たり前だが、越路吹雪、三好栄子が良い。八千草薫って、正直あんまり綺麗と思った事無いんだが、この作品では初めて綺麗と思った。['06.6.20VIDEO] (直人) | [投票] |
★3 | 映画が新聞漫画やカストリ雑誌の如く”読み捨て”にされていた時代の作品。 (町田) | [投票] |
★3 | 私には当時の世相が解らないから笑いどころがつかめないところも多かったと思います。 (t3b) | [投票] |
★2 | マゾな結末は、オッサンが主人公だと個人的にツライという事が分かりました。 (もしもし) | [投票] |
★3 | 唯一のマトモな(?)人物の役である八千草薫が初々しくていいね。[Video] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★3 | 描かれ方が徹底的に悲惨なのが良い。発狂シーンは結構真に迫るものがあった。 (マッツァ) | [投票] |
★5 | 主人公が下宿している家の親子(三好栄子と越路吹雪)がいいなあ。 (ユージ) | [投票] |