[コメント] バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
以前のコメントはなんだか気持ちと愛情がこもっていなかったので、書き直します。映画にあわせて正統派コメントにしてみました。
--------------以前のコメント--------------------
あのテーマ曲がTV等で流れると、パブロフの犬でワクワクする。タイムトラベル物って、大昔とか歴史的事件の場に行かなきゃいけないお約束があったけど、まさにコロンブスの卵。
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アイデアの面白さはもちろん、ただのアイデアだけのSF映画に終わらせず、細かいところまで隙なく笑わせる脚本が素晴らしい。
こんなに楽しい話だけど、何回観ても必ず涙腺がゆるんでしまう場面がある。結末を知ってても、ついハラハラと手に汗握らせるあのクライマックスのテンション、音楽も稲光も最高に盛り上がった瞬間、凄まじい爆音が響いたかと思うとシーン…と静まりかえって、ゴクッと息をつめてドクの反応を待つ。やがてドクが歓喜の声をあげてひとり踊り出すと、ホッと安堵の息を吐きながらも、なぜかその姿に涙腺がゆるんでしまう。脚本自体もよく出来ているけど、ゼメキスの静と動を使い分けた演出の妙が、このクライマックスで発揮されている。
ドクとマーティの関係が、師弟関係ではなく友情で結ばれているところも良い。なぜ白髪のマッド・サイエンティストと普通の高校生が友達なのかの説明は一切無く、とにかく2人は最初から不思議な友情で結ばれている。個人的に続編への評価はあまり良くないけど、3作通して観ると“タイムスリップ”の話というだけでなく、2人の友情と成長を描いた長い物語なんだと気付く。今度「1」を観るときは「3」のラストを念頭におきながら観てみようかな。
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