先日ラジオで宮崎さんのインタビューがあり日本のアニメについて熱く語っていました。

その中で外国では「ジャパニメーション」というジャンルがあって「ＳＥＸと暴力」という意味だそうです。まさにこの映画のことじゃないか。

綺麗なかわいい（男にとって都合のいい女の子）と人を殺しまくる死と暴力、まさに「ジャパニメーション」そのもの。

しかしこのアニメがヒットしたのは「観客の欲望」を形にしたから。

自分の心の闇を表現したようで後味悪い感じ。

悪いのは庵野監督ではない。宮崎監督と反対のベクトルでしか表現できないジレンマでもない。宮崎監督も全然悪くない。

「観客の一人一人の心の奥の欲望」がこの作品を生んだのか。

ある女の人がこれを観て「気持ち悪い」と言っていました。 ラストのセリフの意味が少しわかりました。

しかし彼女の「気持ち悪い」はこの作品に言ったのか、この作品を観ている自分に言ったのかわかりません。