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[コメント] 妻の心(1956/日)
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★3家族であるが故、誰も決断をしない。逃げて曖昧にしてるうちに問題は解決していく。この家族というリアルな袋小路を閉塞感一杯に描く。そんな中での三船敏郎は映画的に爽やかでいてかつ艶めかしい。(起用法に勿体無い気もするが) (sawa:38)[投票(1)]
★3嫉妬、甘え、しがらみ渦巻くなか妻と嫁の立場を行きつ戻りつ、喫茶店開業を唯一の求道に、ため息混じりの呆れ顔しつつ我が道ゆずらぬ喜代子(高峰秀子)のなんと健気でしぶといこと。ただ一度、彼女が夫を責める以外、誰もみな感情の高まりをあらわにはしない。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★4雨宿りのシーンの色っぽさは「乱れ雲」のものとは甲乙つけがたい。小林桂樹&千秋実のダメダメ兄弟というキャスティングも絶妙。 (TOMIMORI)[投票]
★2成瀬が、小津の真似をしたのか?しかも、いつまで経っても、話が一向に盛り上がらない。豪華キャストによる大人数の家族物の傑作は、『娘・妻・母』('60)、『女の座』('62)まで待たなければならない。['07.11.10新文芸坐] (直人)[投票]
★4妻である前に女なのか、女である前に妻なのか。三船の方に珍しく涼しい魅力があっただけに、少し残念だ。 (G31)[投票]
★3なにもかもがあいまいで消化不良。(05・10・22) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★4通りで偶然合流した夫婦の、見上げたであろう同じ空を、私も確かに見たような、そんな気にさせてくれる逸品。金絡みの息苦しい話だが、暗くなり過ぎないところがいい。 (町田)[投票]
★4大人たちの緊張した空気に割ってはいる子供の犬のおもちゃの動きと音のおかしさがもうたまらなかった。 (tomcot)[投票]
★4この映画の中では事件が起こったのか起こらなかったのかそれすら曖昧である。登場人物の相互の思惑が水面下で交錯し、決して明快に解決がつかず、当面の問題だけは雲散霧消していくという日常の社会学がスクリーンに定着されているという奇跡。 (ジェリー)[投票(4)]
★4この作品では千秋実がダメ男。成瀬巳喜男の映画はダメ男ばっかりだ。 [review] (Yasu)[投票]